まずは我慢できるように

勉強には忍耐力が必要だと思っています。

 

同じ問題をずっと考え続けたり、計算問題を何問も集中を切らさずに解き切ったりするのは辛さを伴います。そんなときにすぐに集中を切らせて顔を上げてしまったりせずに、グッと我慢して同じ姿勢を保ち、頭を働かせ続ける忍耐力が必要です。

 

もくせい塾に入ったばかりの子は、授業時間ずっと集中していることができない子がほとんどです。手遊びが始まってしまったり、時計をチラチラ見だしたり、授業時間を集中して乗り越えられません。そのたびに「解き終わった?」や、「時計を見ないように。」と声をかけて注意を促していきます。実は、初めの頃は塾で見ていると集中が30分も保てない子も多いです。学校では、毎日6時間の授業があります。ですがこの状態ということは、学校の集団授業では集中して聞けていないことが分かります。

 

だいたいの子がそこからスタートなのですが、それがやがてずっと授業に集中できるようになってゆきます。忍耐力を鍛えるには、忍耐するしかありません。そうして身に付けた忍耐力で、考え続けることができるようになってくると学力にも良い変化が出始めます。

暗算は計算ができるようになってから

数学の計算のミスは、「端折ること」から来ることが多いように感じます。

 

途中式も全て書いて、正しい計算方法を教えても、生徒は省略しようとします。途中式をすっ飛ばしていきなり答えを出そうとします。ウンウン唸っている時間に途中式を書いてしまったほうが早く済むのに、それでも頑なに、手だけは何としても動かすまいとしています。

 

全ては、「面倒臭い」という心の動きからやってきているのでしょうが、それで不正解になってしまっては元も子もありません。もくせい塾では、そのように暗算で処理しようとする生徒に対しては「暗算禁止」と伝え、どうしてもそうしたいのなら私と暗算で勝負して勝てたらOKということにしています。ですが、この話をするとだいたいの子が引いてゆきます(^_^;)

 

私も計算は速いほうではないのですが、夏期講習で中3生たちと計算勝負をして勝てたので、まだまだ若いモンには負けません。ちなみに、中学生の頃は計算問題をするときに、自分が大きな電卓になったイメージで解いていました。電卓のコスプレというか、電卓の着ぐるみを着ているイメージです。そうすると計算ミスが減るような気がしていました。(はい、アホですね。)

 

逆説的ですが、暗算を速くしたいならたくさん手を動かすことです。大量の計算問題を処理した先に、スピードアップのきっかけがある気がします。私が面倒臭がりな生徒にその量で負けることは無いので、結局もくせい塾は、「暗算禁止」ということになります。

鍛え上げられた学力は人を魅了する

台風も過ぎたようです。夜になっても思ったより雨風は強くなりませんでした。そしてふたを開けてみれば、今日もほとんどの生徒たちが自習に来ていました。台風程度ではびくともしない強い子たちですね。(もちろん安全面には注意ですよ。)

 

もくせい塾では暗記用マーカーが常備されていて生徒は自由に使うことができます。ワークを何周も解くためには必須アイテムだと思います。本当は「ノートに何度も解き直す」ほうが勉強としては「キレイ」なのですが、字数制限のある記述問題やグラフを描く問題などを解くときに少し面倒だったりして、生徒に余計な負担をかけるよりこの方法のほうがいいかなと一旦落ち着きました。

 

そのマーカーを使って勉強している生徒が多くいるのですが、大体の生徒の場合、解答欄に書かれた「正解」を塗り潰して暗記しています。ですが、たまに別の場所をマーカーで潰している子がいます。

 

例えば国語の選択問題の時に、選択肢の記号だけを塗り潰すのではなく、なんと選択肢自体を潰しているのです。その生徒はワークチェックをするときに、正解の記号を言うのではなく、その選択肢「自体」を暗唱します。

 

毎年、一人か二人くらいそういう子が出てくるのですが、そういう子は定期テストの上位争いに必ず食い込んでいきます。よくぞここまで練り上げたなと見る度に関心します。知識を、教科書に載っている文章のままで再現できるような練度の高さ。まるで鍛え上げられたアスリートの立ち姿を見るようでほれぼれします。

砂上の楼閣には誰も住まない

昨日授業の中で勉強の様子を確認した子たちは、先週よりも随分とできるようになってきました(^^♪ いいカンジです。まだまだ時間はあるので、この調子で更に積み上げていきましょう。

 

定期テスト国語の対策として、塾の問題集で教科書準拠の問題を解いてもらっているのですが、その際、「本文を読まない」で解いていた子がいました。確かに、教科書の文章と同じものなので読まなくてもなんとなくはどこに何が書かれているのかは分かると思います。

 

しかし、丸付けをしてみると正解ではありませんでした。改めて一緒に問題文を読んでみると、「ああ!」と正解が分かった様子。つまり教科書の文章であっても、初めて見る文章のつもりで必ず問題文は読む必要があるということです。定期テストの勉強として20回以上教科書は音読すべきと思っていますが、まだまだその周知が足りないなと思った出来事でした。

 

「分かる」と「できる」には大きな違いがあります。ことテストにおいて、この差は得点に決定的に影響を与えます。よく、ワークの反復を嫌がる生徒がいますが、その言い分に「もう分っているものをやりたくない」というのがあったりします。でも、「分かる」だけでは点数にはなりません。完璧に「できる」ようになるには、1回や2回の反復では不十分です。

 

プロスポーツ選手だって、普段の練習では基本動作を何度も何度もやっているはずです。「もう分ったから」と基本をやらなくなる選手はいません。気の遠くなるほどの反復動作でやっと自然に動けるようになるのはスポーツも勉強も同じです。ジャンルが違えど、プロがやっていることをマネするのが上達への近道です。実際、成績の良い生徒ほど繰り返す回数が他を圧倒しています。こちらが「もう大丈夫でしょ?」と言いたくなるほど何度も何度もチェックを受けにきます。「できる」生徒はできるようになるまで繰り返しているだけだというのがよく分かります。

 

北辰テストのような初見問題は文章を読むけど、定期テストの問題なら文を読まなくていいや、と慢心しているうちは1流にはなれない。そう思って基本に立ち戻ってもらいたいと思います。

自学者モドキを退治せよ

漢字や英単語を「暗記する」のと「書く」。似ているようで全く異なります。

 

数学の問題を「解けるようにする」のと「解く」のも似ていますが、これまた全く異なります。

 

理科や社会の教科書を「読む」のと「字面を追う」のは、姿勢は近しいものがありますが、やはりこれも全く異なります。

 

前者は「勉強」で、後者は「作業」です。勉強は成績に結び付きますが、作業は成績に結びつきません。勉強をやっている子は「自学者」ですが、作業をやっているのは「自学者モドキ」です。昆虫などでいますよね、「カマキリ」とよく似た「カマキリモドキ」のようなヤツ。見た目的にはよく似ていて一見見分けがつきませんが、私ほど目の肥えた人間だとすぐに見分けが付きます(^^)/ 自学者モドキだなと思う子をひとり、目の前に連れてきて、「じゃあこの問題解いてみ?」で一発御用です。

 

子供たちも本当は分かっているはずです。「これじゃあ成績上がらないだろうな。」と。じゃあなぜ「自学者モドキ」が発生してしまうのか。それは、楽なほうに逃げてしまっているからです。例えば単語の暗記であっても、暗記しようと思ってやると苦痛が伴いますが、ただ書くだけならば頭を使わないので楽なんです。そして時間を使ってノートを埋めれば、やった気にだけはなれます。他にもあるモドキの生態もほとんど全て「楽である」ことに紐づいています。そしてなんとなく、自学者のみなさんと同じ雰囲気も出せます。でも決定的に違うのは、自分の成長につながっていないことです。羽の形が違います。

 

読んで書いて覚えて解いて。その中のどこかで楽な道を見つけてしまって、そちらを通っても「誰にも何も言われないぞ。」と気づいてしまったときに、自学者モドキは羽化します。そうなってしまうと元の自学者に戻るのは大変です。自分が楽していたことを認めるのは楽ではありませんからね。ですが、その羽では遠くに飛んでいくことなんてできません。今日自習に来なかった君、富士中の中間テストまで残り11日です。

やってる量を見てみなよ。

中間テストが近付き、自習室が満席になる日が続いています。今日は授業がある生徒を早目に移動して事なきを得ましたが、定期テスト前の混雑時に限り、食事休憩等で教室を一旦離れる際は、荷物で場所取りをしないようご協力下さい。

 

定期テストの勉強ですが、ワークの1周目が終わった子が多くなってきました。富士中のテストまでここから2週間弱、鬼のごとく反復し、練り上げていきましょう。

 

勉強の計画について、当たり前ですが提出物がテスト前日に終わる予定を立てているような生徒は全く見通しが立っていません。全く勉強をせずにテストに臨むことになります。早急に計画の前倒しを図りましょう。また、無計画でそのようになってしまっている生徒は文字通り「終わり」です。提出物はあくまでも作業で、テストの点を上げるにはそこから更に反復し、知識を積み上げ、技術を磨いていく必要があります。勉強に情熱を注いで頑張っている生徒とは、同じことをやっているようでいて、実は同じ土俵に立つことすらできていません。

 

プロを目指すようなスポーツクラブチームがあったとして、そこに前日やっと道具をそろえたばかりの子が入ってきたようなものです。元からそこで頑張っている子たちの練習についていくことはできないでしょうし、ましてや試合に出ることはできません。まずはちゃんと体作って、素振りしましょう。とりあえず定期テスト順位で2桁以内に入りたいなら、学校のワークは3周きっちりやりきれる計画を立ててやり切ることが目安です。

 

チョロチョロでなくジョバジョバと

水道の蛇口をほんの少しだけひねって、水をポタポタと垂らします。そこから水を汲んで下さいと言ったら、必要な量を取るまで結構時間がかかります。

 

反対に、水道を目一杯ひねって水をジョバジョバと多量に出します。そこから水を汲もうとすれば、あっという間に容器目一杯まで溜まります。

 

趣味などでも気になることができた時、始めはその情報を集めるために自分から努力して本やネットで調べたりしているうちに、ある程度経験が溜まって来ると何もしなくても情報が勝手にどんどん入って来る状態になることがあります。

 

情報を受け取るには、それを受け取れる状態を作っておく必要があるのでしょうね。初めはアンテナの感度が弱くて必要な情報があまり引っかからなくても、学んでそれに関するキーワードのようなものが引っかかるようになっていくと、とてもたくさんの情報が流れていることに気付けます。その中から少しでも拾っていければ、自然に詳しくなります。

 

勉強も同じ気がしています。やはり頭の中に流れ込む情報の量が多い子ほど伸びるのが速いのではないでしょうか。勉強をしているのに成績が上がらない場合、その量に問題があることが多いです。身も蓋もない話ですが、成績が上がるほど勉強の情報が頭に流れ込んでいないわけです。ですから暗記でもなんでも、「少しずつ確実に」よりもまずは「大量にこなそう」とすることで情報のフロー状態を作ることから始めていくと学力が伸びやすいような気がしています。

 

ステップを踏むのが大切

昨日の夏期講習では日程的に暗記テストを行わない日だったので、その時間を使って普段できないことをやりました。

 

そのひとつが面積パズルです。四則計算が分かる小学校低学年からできるものなのですが、これが良く練られた問題ぞろいで中学生も苦戦します。頭をモッツァレラチーズのように柔らかくして考えないと答えが出せません。しかしこのパズルを続けると、図形に対する見方が代わります。柔軟性が身に付きます。みんな楽しそうにやっていました(^^♪

 

そして英語の授業の時に「途中式を書く」ことを伝えました。英語なのに途中式とはなんでしょうかという話なのですが、よく能動態と受動態の書き換え問題に疑問文があります。その疑問文の問題は一気に答えを書こうとせず、「まずは疑問文を肯定文に直し」てから態を変え、そしてまた疑問文にするという手順を踏ませました。

 

能動態の疑問文→能動態の肯定文→受動態の肯定文→受動態の疑問文

 

というように、少し回り道をさせます。数学で暗算をしようとする子もそうですが、まだたいして計算力が無いのに楽するために暗算しようとして間違えるような場合は、途中式をきちんと書かせるに限ります。上記の英語でも同じことで、一気に答えを書こうしても英文法がそこまで強くない場合は間違えてdoを先頭に書いてしまったりします。だから、英語でも「途中式」なのです。

 

少し思考がジャンプするような場面では、きちんとステップを作ってあげることで間違えずにできるようになります。1段飛ばしはもっと慣れてからやるようにしていきましょう!

勉強こわい

各中学校・高校の中間テストまで、およそ1ヵ月前となりました。このあたりから準備を始めていきたいところです。

 

定期テストの勉強はまずはワークを一通り埋めてしまうことからです。何度も反復するための準備でもありますし、今回のテストの全体像をつかむ為でもあります。どんなことを勉強すればよいのかが分かれば、どのくらい時間をかける必要があるのかが分かります。

 

テストで点を取れない生徒の多くが、全体像をつかまないままテストに突入していると思います。ゴールが分からないまま進んでいる。(もしくは進んでいない。)だから勉強の勘所をつかめないままテストに臨み撃沈します。人は自分が知っていることに対して興味を持つ傾向にあるそうです。一度見た映画や読んだ本をまた見たく読みたくなったりするのはそのためだとか。勉強でも、まずはサラっとでいいので範囲の内容を全てさらってしまってからの方が、何も知らない状態で進むよりも興味が湧いて進みやすいです。

 

入塾希望の保護者様から、「ウチの子テスト前でもダラダラしていて、提出物のワークもギリギリになってやっと答えを見て埋めて提出するくらいなんです。」という話をよく聞きますが、これもそうなんじゃないかなと。もしかしたら勉強に対しやる気がないのではなく、知らないことが「怖い」と感じている子もいるかも知れない。だったら知ってしまえばいいだけのことです。まずは全体像を見せてしまう。そこから少しずつ深めていけば前知識があるので怖くないですし、興味も持てるかも知れません。

 

少しテスト勉強の話からそれますが、勉強が苦手で意欲を無くしてしまっている生徒に対して、もう一度戻ってくることが前提で「直しなんてやらないでいいからどんどん進んでみよう」と言うことがあります。とりあえず進んでみて振り返った時に、「これは知ってるぞ。」となると結構頑張ってくれるものです。はじめからガッチリ解けるように指導して間違えたところを指摘し、「次は絶対に解けるように」と圧をかけながら指導してしまうと、間違えることが悪いことのように感じてしまうかも知れません。そして「勉強怖い」となってしまいやる気を無くしてしまう気がするのです。

 

間違えたり正解したりするから勉強は楽しいと感じられるもの。新しいことを知って自分が成長するのが嫌な人はいないと思っています。ですから勉強嫌いの子って、間違えたときに嫌な思いをしたとか、そういうことが原因のことが多いんじゃないかなぁと考えています。もちろん期限のある勉強もあるので全てこのようにはいきませんが、「できなくてはならない」は子供ではなくその周りの大人の都合です。だから、「間違えてもいいから先に進もう」と伝える。その先にもう一度同じ分野を設定したりして周りの大人が汗かいて工夫してあげれば、まあなんとかなるかなと思っています。

勉強は、勉強だけを教えていても伸びない。

中3の夏期講習が残るところあと5日となりました。学校も始まり、飛び飛びの日程だったのでどうなるかなとは思っていたのですが、良いところもありました。

 

その1つは、暗記テストを長期間にわたってできたことです。夏休み期間に凝縮して行うよりも、2ヵ月間に渡ってずっと行ってきたので定着もだいぶ良いように感じます。同じ内容を2周3周と繰り返していることも良い方向に働きました。今年の3年生は例年に比べ暗記がの定着もスピードも遅かったです。漢字テストなど、書き物の出来は良いのですが、暗唱をさせると言えないというのが夏期講習初めの頃の印象でした。それまで音読など声を使った勉強の経験があまりなかったのだと思います。

 

ですが環境に適応するものですね。今はずいぶん慣れてきて、去年までの受験生と比べても遜色なくなってきました。平均的な学力の伸びはもしかしたら一番になるかも知れません。真面目にコツコツやるタイプが多いので、そういう子が要領の良さを身に付けつつあるという感じです。本当に勉強は「音読」を取り入れるべきだと思います。そうすれば様々なことに対してスピードが向上します。

 

逆説的な言い方ですが、例えば勉強が苦手の生徒が勉強を教わってもなかなかできるようになりません。それは、勉強の周辺の状況が良くない場合が多いからです。暗記力が弱いとか、集中力が続かないとか。そういった学力の周辺の力を改善させることができれば学力も伸びていくと思っています。できる子ならば、その力を得ればものすごい伸びをしたりもします。もくせい塾の夏期講習では、そういった能力の開発のようなものも意識して行っているのですが、そのひとつが暗唱です。今年の生徒たちもその効果はずいぶんと実感できていると思います。もう少しです、最後まで駆け抜けましょう!

なんとなくではダメだ、カメラで写したように正確に覚えよう

授業で暗記テストを行うとき、「そのまま再現」を求めます。

 

例えば英単語帳のテストを行うとき、holdの訳が「開催する」と載っていた場合、「開く」と言ったらアウトです。もちろん意味は合っているのですけれどね。テストではアウトということにします。

 

 暗記テストでは覚えて欲しいことを暗記してもらうのですが、それと同時に、「覚えること」の訓練も兼ねていると思っています。暗記の力を伸ばすには、徹底してそのまま再現できるようにするのが一番です。「なんとなくできているけれど」という程度ではすぐに記憶が抜けてしまいます。鮮明に記憶が残るまで徹底して脳に焼き付けるくらいの暗記をしていければ、簡単には忘れません。

 

そのままという意味では、いくつかの意味が載っている多義語の場合はその順番も載っている順に言えるようにすることを求めます。勉強のできる生徒は、教科書の何ページのどのあたりにどんな説明が載っていたかまで覚えている子もいたりします。学校の勉強での優劣は、その解答の再現性の精度と言い換えられるかも知れません。ですから、「そのまま再現」です。しかし順番通りに覚えたほうが楽だと思うのですが、なかなか難しそうですね(^_^;) 最近はテストをすると逆から言ってしまう子が多くなってきているような気がするのですが、これは何かが影響しているのかななんて気になります。

 

私が中学生の時に通っていた塾では、「てにをは」が違うだけで不合格(&ビンタ)だったのですが、それでずいぶん助けてもらった思いがあるので、もくせい塾でも少しずつそうしていきたいとは思っています。(ビンタはできませんが。)

勉強の臨み方

日頃から全力を出すことをしておかねば、いざという時に本気を出そうとしても最大限のパフォーマンスは出ません。

 

お父さんが、子供の運動会で保護者対抗リレーに出たときのことを思い浮かべて下さい。日ごろからジョギングなど運動をしているお父さんは颯爽とトラックを走っている傍ら、運動不足のお父さんは何もないところでつんのめったり気持ちだけが逸って体が追い付かずに転んだりしています。

 

ただそういうお父さんであっても、学生時代はみなさんと同じように走れていたのです。それがやがて仕事が忙しくなって運動する機会が減っていき、50メートルを走り切ることができなくなってゆきます。(世のお父さんは、走ることよりも家族を守ることに本気になってゆくのです。)

 

勉強も同じで、日ごろから本気を出しておかねばテストなどでいざ頑張ろうとしても良い結果はついてきません。日常の勉強の中に真剣勝負を持ち込まない限り、テストなどの本番では気持ちが逸るだけで頭はついていきません。したがってつんのめったり転んだりした点数を取ります。

 

では、どうすれば日頃の勉強に本気を持ち込めるのか。それは「完璧」を求めることです。暗記をするならばそこにある知識全てを頭に入れること、計算をするなら1問も間違えないようにすること。時間制限を設けるなら設定時間の8掛けで解き切ること。ルールをできるだけ厳しい条件で決めて行えば、それだけで本気度がグッと上がります。「このくらいでいいか」と一瞬でも思ってしまったらそれはもう本気ではありません。

 

中3受験生の中で、北辰のかこもんを解いていて同じ科目でも偏差値がかなり上下する子がいます。もちろん習得度の違う分野が出題されていることも原因として考えられますが、数学の大問1の計算でボロボロ落とすこともあったりするのはやはり「本気度」が低いときなのではないか、そんなことを思います。できているときはできているので。その問題への「臨み方」みたいなものでも結果は変化します。ただなんとなく漫然と問題を解いていないか、一度振り返ってみるべきです。

 

問題を解く前に机の上に余計ないものを出していないか。自分の志望校を想像するか。自分の目標を頭の中で思い描いているか。注意事項を頭の中で復唱しているか。目を閉じて集中力を高めようとしているか。名前欄に必ず名前を書いているか。精神論ではありますが、甲子園球児のようにマウンドに一礼する姿勢みたいなものが備わっている子はやはり安定して実力を出せている気がします。

抜けているところを埋める勉強

昨日は9日ぶりに夏期講習でした。授業の前に暗記・暗唱テストがあったのですが、まあぁぁ~、9日も開くとできなくなっています。1発合格者の少ないことといったら(^_^;)

 

もちろん知識は1回や2回程度の繰り返しでは身に付きません。ですから何度も何度も反復し、脳に「これは大切な情報だ」と思わせて忘れにくい記憶にしていかなくてはなりません。

 

入試の勉強は「どれだけ頭に残るか」が大切だと思っています。例えば偏差値で65くらいの成績だとだいたい全体の上位7%くらいの学力ですが、そういう子が何か特別なことをやっているかというとそんなことはありません。他の生徒と同じ授業を受けて、同じ教材を使って勉強しています。ではそういう子はどこが違うのかというと、「身に付いている」内容が他の子より少し多いのではないかとみています。つまり、勉強は「習ったことを忘れる」のが当たり前で、その中でどれだけ「忘れないでいられるか」なのではないでしょうか。

 

問題をどんどん解き散らかしている子がいたりしますが、そういう子は自分の回答に無頓着な場合が多く、問題を解くことにより得られる新たな情報が頭に残りません。したがって、今の力で解ける問題を解いているだけで、解けない問題はそのままになっています。いわば、かみ合って歯車を一生懸命ぐるぐる回しているだけの状態です。問題を解くことには一種の達成感があるので、それを何のために行っているのかを見失ってしまうとこうなってしまいます。

 

今までに学んだ知識の点検をして抜けているものを補っていく。その知識の定着をさせる為に問題演習がある。そう考えて勉強していけば、全ての歯車がガッチリとかみ合い、大きく力を伸ばしていくことができるはずです。同じものを何度も暗記テストしているのはその為です。

夏はまだ幼虫でいい。

今日は塾の駐輪場に、大きなアゲハチョウがいました。夏を感じさせますね(^^)/

 

今年の受験生の良いなと感じる点のひとつは、「質問によく来る」ことです。分からないところをそのままにしない生徒が多いです。

 

質問で多いのは理科です。特に理科1分野の計算問題に関するものが多く、理科は独学が難しいんだなぁと思います。学校のテストレベルならまだ大丈夫なのですが、入試レベルの問題になってくると、長い文章を整理し、グラフの読み取りや割合の考えなども必要になるのでかなり難しくなります。

 

以前までは、日常学習のレベルと受験で出題されるレベルのギャップが大きいのは英語だと思っていました。しかし、最近では定期テストでも初見の長文問題が出てきたりするのでそこは少し解消されてきているのかなと感じます。一方で、理科や社会の入試問題では出題される問題文の長さや1問のひねり具合など、なかなか定期テストでは真似できないところも多いです。そういった意味では日常学習レベルでは太刀打ちできない壁のようなものを感じることもあります。したがって理社の入試問題は、平均点くらいならばすぐに取れますが、高得点を狙うとなると少し入試を見据えた指導を受ける必要があるのかなと思います。もはや「覚えれば取れる」という時代ではないようです。

 

上位校を目指す生徒は当然のこと、偏差値50台後半の学校を目指す生徒でも、国数英だけで勝負するのはちょっと危ういかなと思います。公立入試の得点で合計350点を超えるためには、理科か社会のどちらかを得意科目にしておく必要がありそうです。その為にも、正答率が50%を切る問題も解けるようにしておかなければなりません。

 

そんなわけで、もくせい塾では高校受験生たちに入試問題集を渡してあるのですが、その質問が多く寄せられます。質問ができる生徒は必ず伸びます。今のうちから歯ごたえのある問題に生徒たちが取り組み、質問してどんどん自分の力としていってもらいたいです。受験生が立派な蝶になるのは冬になってからです。今はまだ幼虫でいいので、たくさんの栄養を吸収していき、立派な羽を手に入れてもらいたいと思います。

勉強には寝かす時間が必要

塾は明日から再開です。夏休みももう終わりで、本当に早いな~という感じです。

 

勉強では「後から付いてくる」というものがよくあります。その場で分からなくても、何度も演習したり、先のことを習ったりして、後からその理解が深まってできるようになったりします。

 

特に中学生くらいだと、成長に伴う理解力の向上があったりもするので、後から付いてくることも多いのではないかとみています。ですから、その為にも勉強をしたら「少し寝かす」時間が大切なのではないかと思っています。

 

習ったりしたことがらを「少し寝かし」て、その理解を深める。演習も、時間をおいて繰り返したりすることでまた別のものが見えてきたりする。まるでよく捏ねたパン生地をしっかり寝かせることで、イースト菌が「ここから美味しくなるぞ」とばかりに生地を膨らませていくかのような、そういった、時間のゆとりがあったほうが学力を伸ばすことにつながってくるのではないかなと思っています。ただし、「ずっと寝かしっぱなし」の子も結構いて、そういう子はいつまで経っても美味しいパンにはなれません。せっかく手に入れた知識もしぼんで無くなってしまいます。

 

学力の高い子はこの感覚が分かっていることが多く、問題を解いていてもある程度考えたり調べてみて分からなかったら、潔く次に進むことを選択します。後で戻ってきて考えるタイミングが自分で判断できるんですね。これができずにいつまでも止まっていたり、逆に見切りが速すぎてすぐに諦めちゃう子は効果的に学力を伸ばせません。そこそこ深追いして自分でできる調べものは一通りする、でもやり過ぎて時間を無駄にはしない、手が止まるくらいなら次に進んだり、質問に来たりする。そのくらいのバランス感覚で勉強しています。もしかしたらこれが「行動力」なのかも知れません。

 

そんなわけで、今年のスケジュールにはこの「寝かす時間」がほとんど残されていないのがどのように生徒の学力に出て来るのか、そこを注意しておかねばならないと思っています。進度の為に、新しいことをずっと教わり続けていて、「ちょ、ちょっと待って!」となっている子もいるかも知れません。そういう子には、塾での自習で試行錯誤する時間を取り、知識を寝かすタイミングを取れるようにしていきたいと思っています。

制限時間

夏期講習後半戦が始まりました。

 

夏期講習では授業中に突然、「これ覚えて。1分で。」と暗唱テストが始まります。一人一人言わされるので、当然みんな必死に声に出しながら覚えるのですが、やはりすぐ合格できる生徒は、その暗記時間の中の反復回数が他の生徒よりも多いです。おそらく一番早い子と遅い子では2倍近く反復回数に差が出ているのではないでしょうか。

 

同じ時間内に2倍の反復回数の違いがあるということは、普段の勉強でもそのくらいの演習量の差があるのだと思います。同じことを学校で教わっているのに学力に差が出るのはここなのではないかと思います。今まで勉強に時間制限を設けてきた子とそうでない子の差が、演習量の差になり、結果の違いになるのではないか。ですからもくせい塾の夏期講習では全てにおいて制限時間つきです。

 

時間制限の焦る中で冷静に勉強する。この極限の状況がテストなどでの集中力やメンタルを強くしていくと思っています。

地図帳を旅する

今日も夏期講習でした。週明け1発目。気合を入れて臨みました。

 

今日は小テスト、暗唱テスト共に全員合格でした。でも暗唱テストは、本当にオマケのオマケ。カレーの王子様かというくらいの甘口での合格です(^_^;) このレベルでは北辰や入試では通用しないと思うので、今後徐々に基準を上げていきたいと思います!

 

毎年のことですが、社会の授業が立てた計画に対して遅れています。結局帳尻は合うので大丈夫なのですが、これはできるだけ説明したいと欲が出過ぎてしまうためです。

 

今の中学地理は、世界地理も日本地理も地域ごと「この地域は工業が盛んです」のように、「この地域は~」というくくりで説明がされます。だからなんとなくガッチリとかみ合わないというか、英単語を覚えないまま英文を読むような歯がゆい感覚になってしまいます。もっと具体的に〇〇と言う鉱山があって、どんな町にどんな企業があって、何を作っていてどんな輸送手段で運んでいるのか。そこまで説明してやっと輪郭がはっきりしてくると思うので、ついつい余計なことまで話してしまいます(^_^;)

 

地理が苦手な子って、そういう具体性を持てないから苦手なのだろうと感じます。実際に工業地帯に行って稼働している工場を見たり、5月でも雪の残っている飛騨山脈の山道を登ったりしてみると、学校で習ったことが「ああ、なるほど!」となったりします。私も中学生の時は地理はイマイチ好きになれませんでしたが、大人になった今のほうが教科書を楽しく読めています。受験生になってからではもうそういうことはなかなかできませんので、過剰な説明で補っていきたいと思います。

センスなんてあると思うな、数学こそ積み上げた量がものを言う科目だ

夏季休業明け、5日ぶりの授業でした。休み中ほとんど黙ったまま作業をしていたので、調整が上手くいかず、自分でも分かるくらい声が大きかったです(^_^;) 明日はもっとボリュームをしぼれるように頑張ります。

 

今では常識ですが、数学の成績を上げるのに必要なのは暗記だと思っています。解法を覚えて問題を解くのが受験数学の勉強法です。数学の問題を見て解法を「ひらめく」のほとんどが今までの経験値から出て来るものなので、やはりそこまでにどれだけ解法を身に付けたかがものを言います。大学受験は特にそうですが、高校受験でも数学の「暗記」はある程度必要なのではないかと思い始めました。

 

中学生の数学が苦手な子を見ていて、そのほとんどが基礎的な定理や公式を「身に付けて」いないことに気付いたのがきっかけです。ほとんどの子が四則計算はできるのに、なぜおうぎ形の弧の長さを求めることはできなくなってしまうのか、今まで結構本気で謎でした。だからできない生徒に「公式ちゃんと覚えようね」なんて言っていました。そりゃできるようになりませんわ。私の思慮が足りませんでした。

 

テストの直前だけ覚えていたりする子はなんとなくそこそこの点数を取れていますが、テストが終わって2週間もすればキレイサッパリ忘れていたりする。これは四則計算のような、深い記憶になるまで暗記していないんですね。きっと数学でも「覚えなくてはならない」というものがあることに対する認識が弱いからなのではないか、今はそんなふうに思っています。ここをテコ入れする必要があるとやっと気づきました。演習量も大切ですが、その前に基礎知識の定着を。

 

そこで夏期講習ではちょっとした「暗記の数学」コーナーを作ってみようと思っています。時代に逆行したことばかりやっているなと思いますが、数学の入試問題を解くには基本問題を解く為の公式や定理が身に付いていなければなりません。いくら思考力が大切と言えども、受験を乗り越えるには最低限の知識は必要です。ガッチガチの固い土台が作れれば、その上に立派な天守閣の城が立つことになるはずです。

古文を曖昧なものにしておくな、単語レベルから学習していこう。

今日まで夏季休業(前半)をいただいておりました。明日からまた通常通り授業を再開いたします。

 

この休み期間は夏期講習の準備をメインに進めました。夏休みは受験生にとって本当に大切な期間ですので、いくら準備をしても足りないくらいです。良いものにしていきたいと思います(^^)/

 

 

夏期講習の国語では、毎年古文の読み方に力を入れています。古文は学校の授業でも「竹取物語」「枕草子」「平家物語」「奥の細道」「徒然草」の一節くらいしか扱いませんし、古典文法の学習なども不十分なまま受験に突入します。だから塾で国語の指導を受けていない生徒は、受験の時に「なんとなく読み」で対応するしかありません。

 

ただこの「なんとなく読み」は、かなり国語読解力に依存しているやりかただと思っています。近代文学で使われていたような言い回しも知っていないといけませんし、分からない助動詞、助詞や単語などがあった場合にはその前後の文脈から判断するスキーマ力も必要です。かと言って「古文の勉強」を独学でやろうとしても中学生には何から手をつけていいか分からないと思います。そうこうしているうちに結局この「なんとなく読み」で入試に突入し点数が安定しないということになりがちです。やっても伸びない。きっとこういうイメージがあるので、国語を勉強したがらない生徒が結構いるのではないでしょうか。でもこれは知識を身に付ければ克服できます。

 

だからもくせい塾の夏期講習では、古文の読み方指導を文法から行っています。古文もちゃんと時間を取って覚えてしまえば英語長文と同じで、ある程度は機械的に訳せるようになります。なまじ「日本語」というくくりなので、訳し方講座をやってもらえないのが古文なのですが、内容は現代文よりもずっと単純なので満点を狙える分野でもあります。入試国語で19点分を確実にものにできるように、夏に基礎を身に付けて秋以降力を伸ばせるようにしていきましょう(^^)/

いまいち突き抜けられていないのは読解力のせいかも知れない。

受験勉強などで後半になって伸びる子がいます。2年に1人くらい、9月から12月くらいにぐんぐんと偏差値を10くらい上げるような子が出てきますが、そういう子には元々、人並み以上の「読解力」が備わっている気がします。

 

後半巻き返し型には男の子が多いのですが、その条件はまず体力があり、読解力があって、勉強に「はまる」性質を持っていること。そういう子が後半になってぐんぐん学力を伸ばしていくように見えます。あ、あと、それまであまり一生懸命勉強をしてきていない子です(^_^;) 上記の要素があって、もっと早くに「目覚め」ている子は、すでに上位集団を走っています。この、「体力がある」と「はまる」、そして「勉強をサボってきた」というのが男子に多く当てはまるのでしょうね。

 

いずれにしても「読解力」というものが学力向上に必須なことは疑いようもありません。後半に巻き返す為には、他の人よりも多くの学習量が必要になります。それは学校や塾の授業だけで賄えるものではなく、自学の中で人より多く積み上げていくしかありません。そうすると、多くの場合、課題を自分で乗り越えていくことになります。問題を解いて間違えたものは解説を自分で「読ん」で理解する、分からないものは辞書や参考書を「読ん」で調べる。自学は読むことがセットになっています。

 

だから正確に文脈を捉えて内容を理解する。それを読解力と呼ぶのならば自学には必須の力です。読解力が無いと、まず書かれている内容を正確に理解することができませんし、読んだ内容も身に付きにくいです。また、入試や模試では最近、問題文が長くなっています。その問題文を読めなくて問題が解けていない子が多くいます。ここにも読解力が関わってきます。つまり、読解力の無い子は普段の学習で効果が薄く学力が伸びにくく、更にはテストで問題が読めなくて間違えまくるという2重の落とし穴にはまってしまっています。逆に読解力のある子は後半の集中である程度巻き返しが測れる(こともあります)。これだけ差の広がる能力ですから、伸ばさない手はありませんよね。

 

例えばテニスをするときに、フォアやバックの打ち方ができていても体力がなくては試合に勝つことはできません。勉強も、その科目の知識を覚えているだけでは高得点は望めません。定期テストで60点前後を取ってくる生徒が北辰テストを受けると国語の偏差値が低いことがあって「原因はこれかな」と思うことがあります。定期テストの得点でいまいち突き抜けられていないのは読解力が弱いからかも知れません。テストにおける体力や反射神経の一つは読解力です。表立って目に見える力ではないので軽視しがちですが、試合に勝つためには実はとっても大切な力です。

テストを「直す」な、テストを「利用」しよう。

テストの返却が始まっています。高得点を取れた子もいて、いい感じです。中1Hちゃんは今のところ全部90点台です!中3Yちゃんは社会があと1問で満点でした。すごいですね~(^^)/ 他の人たちも、返却された答案を持ってきて下さいね。

 

さて、テストが返却されたら大切なのはテスト直しです。今日も中3生が自習に来てテスト直しをしていました。(えらい!)北辰テストも返却されたばっかりですがもう次の北辰テストです。そちらの直しもあるので受験生は大変ですが、頑張って乗り切りましょう!

 

テスト直しですが、定期テストと北辰テストの直しの仕方をそれぞれ指導しています。まずは定期テストですが、こちらは間違えた問題は全て直します。定期テストは学校の授業の内容の確認なので全部できるようにしなくてはなりません。だから直しは生徒の学力に限らず、「もう一度解いたら満点が取れること」がゴールです。

 

一方北辰テストの直しは「第一志望校のボーダーラインを越えられるレベルの問題まで解き直す」のがポイントです。成績表資料を見て、不正解の問題をチェックし、ボーダーラインの問題までの直しを第1段階として行ってもらっています。

 

北辰テストには難問も含まれており、それは生徒によっては「不要な」問題です。例えば偏差値55くらいの学校を目指している生徒に、正答率が1桁の問題を解く必要は今のところありません。そこに時間をかけるくらいならば、基礎レベルの問題を徹底的に解きまくったほうが偏差値55は越えられます。そのほうが合格の可能性は上がりますね(^^♪

 

また直しの時は、教科書や辞書などを使って調べまくります。間違えた問題は今のところできない問題です。それをできるようにするのが学力の上がる勉強です。テスト前はワークを進めるので手一杯だった生徒も、テストが終わって時間があります。だから時間をかけて調べて、理解して、乗り越える。この作業で、抜けている力を補い、新しい知識を身に付けて力を伸ばします。

 

 

 

どちらのテスト直しにも言えることですが、テストを「直す」ことを目的にしてはいけません。「次に出たら解ける」、つまりテスト自体を問題集のように反復して身に付けてしまうことが大切です。

考えるな、先に行動してしまおう。

7月になってビニール袋が有料化されてから、何度もビニール袋を買ってしまっていました。

 

やめようやめようと思い、エコバッグを持ち歩いているのですが、お店のレジで会計をするときに店内に持って来るのを忘れていることに気付いたりします。そして「あ、レジ袋下さい…。」と自己嫌悪に陥ります。

 

今月に入り、レジ袋をもらうことが自分の習慣になっていたことが分かりました。それは裏を返せば、エコバッグを持ちあるかないことが習慣化していることでもあります。

 

何かを「する」ことが習慣だというのは分かりやすいです。例えば歯磨きをすることや、早起きをすることなど。でもその逆に、何かを「しない」ことも習慣です。歯磨きを「しない」ことも、いわば習慣です。

 

そう考えると、勉強をしていない人は勉強を「しない」ことを習慣化していることになります。習慣を変えるのは大変です。勉強をしていない人が勉強をするようになるまでには、考え方を変え、行動を変え、それが当たり前になるまで継続する必要があります。受験生の場合でも、今勉強していない人が、部活が終わったらすぐ勉強漬けの生活に入れるかというとそうはなりません。毎年見ていますが、強制されてもおそらく1~2ヵ月くらいはかかっています。もうすぐ8月。勉強を習慣化するのに2ヵ月かかるとすると10月。12月には志望校を決定するとなるともう時間は全くありません。こんなことをしていては実力よりも上の学校を目指すのはもう間に合わなくなってしまいます。

 

そうそう、先ほどのエコバッグの話ですが、今私はズボンのポケットにコンビニのビニール袋をねじ込んで過ごしています。これをしておくとレジでエコバッグを忘れたことに気付いても、「でもビニール袋はある。」となります。シワシワのビニール袋に商品を詰めるのはちょっと貧乏くさくて恥ずかしいので、最近はエコバッグも忘れなくなりました。エコバッグを持ち歩こうという考えからではなく、強制的にビニール袋を持ち歩くようにしてしまった結果、エコバッグを持ち歩くように自分の行動が変わりました。

 

勉強においてもそう。考え方はすぐには変わりません。それを待つより先に、今すぐに行動を起こしましょう。気持ちはまだまだ遊びたいかも知れませんが、強制的に行動に移すことも時には必要です(^^)/

テストが終わった今こそチャンス!

富士中の期末テストが本日で終わりました。富士中生はお疲れ様です。結果が出たら塾に持ってきて下さい。

 

テストが終わり、気が抜けてしまった生徒もいるかも知れませんね。ですが、「テストが終わった直後」が最も学習効果が高いと言われます。テスト勉強で耕した頭の中が、最も栄養を吸収しやすくなっている状態で、またテストを受けた直後なので記憶も新しいまま復習ができます。さらに、成績を伸ばしたいと思っているのなら、他の人が気を抜いているときこそチャンスです。この機会をみすみす逃してしまうのはもったいない。もうひと頑張りして勉強に手を付けてみましょう!

 

今日も教室を開けたら、3年生と1年生の生徒が自習に来ました。こういう生徒が学力をガンガン伸ばしていきます(^^)/ 中3生は今週末に北辰テスト@Homeがありますので、その対策もやりましょう!

勉強に関して言うと、「しつこい」ほうがいい。

期末テストが眼前に迫ってきています。今日も中1・中2が全員自習に来て頑張りました!

 

勉強の様子を見ていて、「あ、この子は伸びるな」と感じる生徒は、勉強に「粘り」があります。

 

1つ目の「粘り」は、その日の勉強の終わり方です。もくせい塾では10時10分にチャイムが鳴り、私が「みなさん終わりにしましょう。」と声掛けをします。実はこれ、以前は無かった習慣です。しかし私が何も言わないと、いつまでも勉強を止めない生徒が結構いたんですね。それで帰りが遅くなってしまう。だからチャイムが鳴ったら声掛けもするようになりました。勉強を「時間」でなく自分の中で「ここまで」という範囲を決めてやっているので集中力がとても高い。だからチャイムも聞こえないくらい没頭しています。最高学年の受験生くらいになると、この力を帯びるようになる子が出てきます。

 

もう一つの「粘り」は、1問に対する執着心です。分からない問題はどこまでも追及する子がいます。教科書や参考書見たり、ちょっとしたことでも質問に来たり、自分が納得するまで調べ上げるような子です。こういう性質を持っている子は学力が高くなります。また、あれこれ手を出すのではなく、同じ問題集を何度も何度も反復する子も同じです。

 

そして最後の「粘り」は(言葉は悪いですが)しつこく質問に来る子です。私は、質問に来た子にはその答えだけでなくプラスアルファのお土産を持たせるように意識して返すので、やはり私とのコンタクトの回数が多い子は伸びるのが速いです。でも逆に、「この単語の意味は何ですか?」や自分で考えずに答えだけを聞こうとするような、質問のレベルが低い時、私は露骨に嫌な顔をします。これは自分で頭を働かせることを放棄しないようにさせる為なのですが、初めはそういった質問のレベルが低い子でも、何度も何度も懲りずに来る子は「この質問じゃダメなんだ。」と学んで質問のレベルが上がり、やがて勉強ができるようになっていきます。

 

結局、「早く帰りたくて時間ばかり気にして」、「分からない問題はすぐに諦め」、「プライドが高く、分からないのに分かったフリして隠す」という行動をひっくり返すと、成績の上がる生徒の振る舞いになります。なんだか当たり前な話になりました。

 

今回のテスト期間、自習に来ていた中2・中3の生徒たちが質問によく来ており、その質問も重箱の隅をつつくような細かいものまであってレベルが高く、また英語の単語テストや読み訳テストを何度も受けに来る子もいて、非常に姿勢が変わったなという子が結構います。執着すること。これが学力向上の一助となるのは確実に言えます。

埼玉県立高校入試における学力検査問題の出題範囲について

7月1日に、埼玉県立高校入試の出題除外範囲が出されました。

 

東京都が先行して出していたものを見て、だいたい同じかなと思っていたのですが、数学を筆頭に東京都よりも多く除外されるようです。除外範囲も中学卒業までに学習するとのことで、ここは予想通りになってしまいました。

 

いづれにせよもくせい塾では通常授業の科目は全範囲行う予定は変わりませんし、英語は全範囲ほぼ終わっています。受験が近くなってきたときに受験指導からはずす必要は出てくるかもしれませんが、高校で困らないように、また、私立高校入試はどうなるかも注意して指導をしていきます。数学の図形や英語の関係代名詞、理科の天体、社会の国際社会など、面白いところがバッサリです。英語は修飾する手段が大きく削られるので、分詞による修飾の文が増えるのかな?

公式として暗記しようとするな、パズルだと思って遊ぼう。

昨日は授業もあり中1、中2の生徒が全員自習に来ました。素晴らしいですね(^^♪ テストまで残り1週間を切りました。頑張っていきましょう!

 

中2の理科のテスト範囲で化学分野が出題されます。化学分野と言えば化学式や化学反応式ですね。多くの人が苦手意識を持ってしまうアレです。今回のテストでは分解と化合までなので、まだ暗記で乗り越えられるかも知れません。

 

でも化学反応式って数合わせの方法さえ理解してしまえばただのパズルになります。例えば水の電気分解(ある生徒が何度も『電子分解』と間違えていました。大切な用語なので覚えましょう。)で言うと、

 

「2H2O→2H2+O2

 

という化学反応式になりますが、各化学式の前に付いている大きな「2」は、『2セットの』と言い換えてみます。一方、元素記号の後ろにある小さな「2」は、『が2つ』と言い換えます。

 

すると上の式は、「『2セットの』H『が2つ』とOが(→)、『2セット』のH『が2つ』とO『が2つ』に分かれる。」と日本語にできます。一見同じことを2回言っているように見えますが、これを図にしてみましょう。

 

Hを「〇」、Oを「●」で表してみると、前半は「〇●〇」が『2セット』。後半は「〇〇」が『2セット』と、「●●」が1つとなります。これを某ハンバーガーショップMで食事する2人の子供で考えてみましょう。

 

Mでは、「ハンバーガー(H)2つとオレンジジュース(O) 1つの『ラッキーセット』」を販売しています。2人の子供がそのセットを1つずつ『2セット』注文しました。テーブルの上にはハンバーガー(H) が4個とオレンジジュース(O)が2つ乗っているはずです。

 

ですが、2人の関係はガキ大将とその子分。ガキ大将が言います。「俺、ハラ減ってるんだよね。」

 

ガキ大将の下には、ハンバーガー(H) 2個が『2セット』分。つまり4個のハンバーガーがあります。子分のもとにはオレンジジュース『1セット』、つまりオレンジジュース(O)が2個が押し付けられます。頼んだ分の食事内容は変わりませんが、食べる時にセットを組み替えることにより、このような悲劇が起こりました。もうお腹タプタプですね。(ヒドイ例えだなぁ。)

 

分子や原子は目に見えるものではないのでなかなか想像しにくいと思いますが、「パズルじゃん」と思えば難しく感じるどころか、いろいろな化学反応式を自分で書けるようになります。高校生になっても使う考え方なので、今のうちにマスターできるように頑張って下さいね。あと、化学反応式を書く時に真ん中の『→』を『=』で書いてしまう人がよくいるので、そこも気を付けましょう。

ワークを暗記しろ、でも答えを暗記するな。

国語は不思議な科目です。定期テストの問題に使われる題材は(初見問題を除いて)学校の授業ですでに扱われた文章です。学校の授業で教科書の文章を扱い、解説されたことがそのまま出題されます。

 

だから定期テスト国語の勉強は、学校のワークを丸暗記することが正解だと思っています。「授業で習ったことをテストで確認する」という定期テストの存在理由が最も正確に施行されるのが国語のテストなのかも知れません。(あ、でもここで「暗記偏重の指導のせいで子供の学力が~」と批判するのはちょっと待って下さい。あとでこれが役に立つという話につながります。)

 

 

しかし、模試や入試の国語ではその様相はガラリと変わります。定期テストとは異なり、まず同じ問題は出されません。勉強が進んでいくと、どこかで読んだことのある同じ文章の全く同じ問題を見かけることがごくたまにありますが、それにぶつかる頻度を考えると「答えを覚えておけば解ける」というレベルのものでは到底ありません。ですから、入試など「本番の」国語の問題には、その「解き方」を身に付けて対応するしかありません。それはつまり読解力。文章をちゃんと理解して読み、聞かれたことに正確に答える技術を身に付けておくということです。

 

学校の定期テストの勉強の話に戻ります。学校の授業では、「これこれこうだから主人公はここで『顔が赤くなった』んだよ~。」なんて登場人物の行動を解説されます。そしてその部分の問題の解答を学校のワークで「覚える」。そうすることで、解答を導き出す思考プロセスを反復することができます。なぜこの答えになるのか、それは主人公が「これこれこうだったから。」と。

 

また記述の解答を暗記をするときには、それがどのように締めくくられているかも気にしなくては暗記できません。『なぜ』と問われれば『~から。』、『どんなことが』と問われれば『~こと。』。暗記の為にこれを意識していくことで、質問に対して正確に答える技術も身に付きます。

 

これらは結局、入試国語の初見問題を解き進めるための「技術」ですよね。一見暗記というと「ただ答えを覚えて、その通りにテストで吐き出すだけ」というように思えるかも知れませんが、そうではなく技術を覚えるということにつなげるということです。定期テスト国語の勉強に対し、「ワークの暗記」という手段を取り、それで国語の読解力と言われるものも身に付けていくこともできる。そんな風に思います。

 

ただし、国語の読解力は学校の授業だけでは伸びません。それは国語という科目の特性によるものですが、授業だけで賄うには圧倒的に「読む文章量」が少ない。だいたい定期テストの出題範囲は作品3つ分くらいがまとめて出されますが、それも教科書に載っているのは作品を抜粋した一部です。数学の計算問題などで言うと、定期テストまでにその気になれば同じパターンを200問くらい解くことができます。ですが国語の場合、同じパターンの問題はあって数題、下手したら1題しかないこともあります。3つくらいの作品の中から数題ずつ同じ問題パターンを演習するだけだと、年間で得られる経験値がとても少ない。文章を読むことに慣れることすらできません。ですから国語に関しては、普段からの読書量というのが地力の差となって明確に表れるのだと思います。

用語だけではダメ、文脈を暗記しよう。

今日は中2の生徒が全員自習に来て頑張っていました!素晴らしいですね(^^♪

 

今日はワークの暗記チェックに来た生徒も多く、すでにワークにチェックの〇×が1問につき4つも5つも付いている子もいて、仕上がり具合も上々でした!このままどんどん加速していこう(^^)/

 

さて歴史の勉強法ですが、ワークの暗記はもちろんのこと、これもやると効果的ということを書いておきたいと思います。

 

それは、「キーワードつなぎトーク」です。教科書の太字をつないで内容を説明できるようにしていく方法です。歴史の教科書を見ると、1ページにつきだいたい1~3個ほど太字になっている用語があります。それを自分の語りの中に必ずいれて、誰かに説明できるようにしていくのです。今私が聞き役をやってこれに取り組んでいる子がいますが、かなり効果出ています。

 

「社会は覚えるだけ」という言葉なのですが、半分合っていて半分間違っていると思います。確かに内容を理解して覚えれば、テストで良い結果を得ることができます。しかし今の社会という科目は、私が中学生だった頃の1問1答的な問題は数が減り、記述や資料読み取り問題の比重が大きくなっています。だから単純な用語の暗記だけでは取れる得点の配分は少ないです。

 

また、社会が苦手な子の多くが「言葉を知らない」という問題があります。日常会話で使う言葉が極端に少なく、教科書に出て来る説明が理解できない。「『条約を結ぶ』の『条約』って何ですか」という生徒はザラにいますが、中には『結ぶ』って何をするんですかという生徒もいます。ですから学校のワークの用語を一生懸命覚えても、それがテストの時に別の文章で出されると暗記した用語とつながらず答えられないんですね。

 

つまり、用語だけ覚えて問題が解けるのはある程度の読解力がある子だけで、その周辺知識まで身に付けながら勉強しなくては今の社会科目では得点できなくなってきたということです。

 

そこで「キーワードつなぎトーク」です。教科書を読んでキーワードをつなげて話せるようにする過程で、どうしても内容を理解しないと自分の言葉で話せません。また、自分の言葉で話すときに教科書の文言とは変わってくるので問題文のひねりにも対応しやすくなるようです。語る時はキーワードしか見れないようにすると、暗記にもなります。少し時間のかかる方法ですが、もはや社会はチャッチャとやる科目では無いといういうことです。自宅でもできるので、食事の時にでも是非お子様のトーク聞いてあげて下さい。

勝手に「難しい」と決めつけるな、お手本をよく見よう。

富士中の期末テストまで残り9日です。土曜日は、授業もあったので中3・中2の生徒がが全員塾に来ました!ラスト1週間、全力でワークを反復させていきましょう。

 

ある中3生が、動画を上手に使って勉強を頑張っています。多項式の利用のところにある証明問題を、一度教えたときはほとんどできなかったのですが、提出されたプリントではしっかり解けていました(^^♪ きちんと頑張っているのが分かります。

 

証明問題などを解けるようにするには、「お手本をなぞる」以外にありません。初見の証明問題を1から解くのは数学者の仕事です。生徒は解き方を身に付けてそれを転用して問題を解いていきます。その際、解答の解き方を見て真似るのが無駄が無くて良いです。まずは解答をよく読んでどのように話を進めるのか「理解」する。これができないと問題をひねられたときに対応できません。理解ができたら、解答を見ながら写す。そして今度は、見ないようにして解答を再現してみる。その時に、誰かに説明するように頭の中で話しながら書くようにすると、定着しやすくなります。その作業を何度かやると、だんだん解答の構造が見えてきます。構造が分かると他の問題にも転用ができます。

 

証明問題は書き方が分かってしまえば簡単に得点できる分野です。一見自分で書かなくてはいけない事が多いのですぐに諦めてしまう人もいますが、自分で書く分得点が取りやすいのです。問題の難易度と記述量の多少は比例しないので、自分の得点源にしていきましょう。

単語の学習をおそろかにしていると危ないよという話

令和3年度埼玉県立高校入試の学校選択問題実施校の情報が出ていましたね。(PDFのタイトルが「報道発表資料テンプレート」となっています。教育委員会の人いつ気付くかなぁ。)

 

今回は春日部女子高校が実施しなくなり川口市立高校が加わりました。春日部女子は学校選択になってから倍率が下がっていたので元に戻した形でしょうか。今年は東大の合格も1件出していたのでどうなっていくのか興味があります。

 

さて、富士中の期末テストまで10日となります。英語の勉強を見ていると、「まだ英単語を覚えられていないなぁ」と感じる子が結構います。テストまでに帳尻を合わせるつもりの子も結構いるはずなので「英単語の学習」そのものは大丈夫かも知れませんが、単語が身に付いていないと学習の効率の面で問題が発生します。

 

例えば文法の問題を解く時にその中にある単語が分からないと、並べ替えができません。たまたま並び替えができたとしても、今度は訳ができません。そうすると問題は解けているけれど、できた文が頭に残りません。英文法は頭の中にどれだけ例文が入っているかが大切です。英文法問題の最終形は自由英作文だと思いますが、昔から「英作文は『英借文』」と言われている通り、頭の中にある例文をアレンジして解くものです。普段から見た文を頭の中に残していけないと、英作文の力は伸びません。結局、単語が身に付いていないと普段の学習の効果が薄くなる。つまり英語の力の伸びが遅くなってしまうのです。

 

埼玉県立高校入試では自由英作文の問題が10点分出題されます。そしてそれを踏まえて学校の定期テストも作られるので英作文が出題されています。それらに対応するには、普段から出会った英文を頭に残しながら勉強していく必要があります。だから本来ならば英語の学習は英単語からやっていくほうが効率的なのですが、今は4技能を追い求める風潮のせいで単語の学習は脇に追いやられがちです。

 

しかし中学生でも高校生でも英語の力があるなと感じる子は、英単語をガッチリ勉強していて語彙力が多いです。中学生で覚えなくてはいけない英単語はどんどん増えており、2020年以降は1800語になるそうです。今までは1200語と言われていたのでなんと1.5倍です。単語の暗記のような作業的な学習を増やさなくてはこれに対応なんてできないと思います。知識の「詰め込み」が悪のような風潮がありますが、「単語の暗記作業」については上記の理由から必要だと思います。もくせい塾では授業ごとに単語のテストも行っています。ただ、英語のテストで点を取れない子ほど単語の学習を後回しにする傾向があるので、それを指摘してみました。

隅ばかり磨くな、全体を把握しよう。

富士中の期末テストまで11日です。今日は中1・中2の生徒と高校生が全員自習に来て頑張っていました。素晴らしいですね(^^)/ この調子でテストまで頑張りましょう!

 

定期テストの勉強の第一歩は「学校のワークを繰り返し解く」ことだと思います。学校でもそのように指示されます。

 

ただここで大切なのはその「繰り返し方」です。最初の1問目からきちんと解いていこうとするとたいてい上手くいきません。テスト範囲表は2週間前くらいに出されます。だからどんなに頑張っても物理的に2周目くらいでテストを迎えることになってしまい、ワークの内容全てをきちんと定着させてテストに臨むのは難しいと思います。このように初めからきちんとやろうとするのは完璧主義の生徒に多いのですが、「完璧主義=成績が良い」わけではないのはこのためです。

 

私は「7周解きなさい」と言い続けているのですが、上のような方法では難しいので、「7割くらいの出来」でやることをおススメしています。まず1周目ですが、とにかく速さを意識して行います。できない問題はどんどん飛ばし、丸付けの時に答えを書いてしまう。できる問題とできない問題を仕分けする作業だけに集中する感じです。この1周目は全科目を1日で終わらせるくらいの雑さでいいと思います。

 

そして2周目3周目が本気の勉強です。1周目で正解した問題は、「もうできる問題」なので反復から除外してしまいます。できない問題だけを解いていくのですが、分かっていて間違えた問題だったらそのまま解き、分からない問題なら解説を読んでから解きます。答えが分かっている状態で解くことで定着させるイメージです。そしてできるようになった問題はどんどん除外していき、できない問題だけを残して反復します。その中で解けない問題があっても、時間をかけないようにして次の周回で拾えるようにしていきます。3周もしていけばできない問題はほとんどなくなるはずなので、1周にかかる時間がどんどん短くなるはずです。それでもできない問題はその場は諦めて「寝かせて」おいて大丈夫です。後になって質問してみたり、教科書を読み返したりしているうちに突然できるようになったります。理解があとから追いついてくる感じです。

 

4周目5周目は高速化を目指します。ノートなどに書くことを省略して目で問題を解いていきます。国英社などは問題を見た瞬間に答えが浮かぶか、数理なら解法が思い浮かぶかをチェックしながら進みます。計算式などは書いてもいいと思いますが、とにかく素早く「全体を」1周していくことが大切です。初めはとても広く感じたテスト範囲も、全体を高速で1周できるようになると一つの知識の塊のようになって頭の中に入っています。そうなるとテスト範囲の知識が手元にあって簡単に使いこなせる状態です。まるで、小さかったときは最寄りの駅まで行くのにとても遠く感じる大冒険だったのが、慣れてくると「ちょっと駅前の本屋に行って来よう」くらいで行けるようになるのと同じです。難しく感じていた学習内容も、もう自分の「常識」となって当たり前のように思い通りに振り回せます。これが応用力のついた状態です。高速化はワークのテスト範囲1科目につき30分以内で1周できるようになればほぼ完成です。

 

6周目は本当に楽しいと思います。全部分かりきっている問題を解く、無双状態です。この世の真理に触れている感覚になるでしょう。そして7周目。もう一度初めから、全ての問題を解き直してみましょう。分かっていて除外した問題も新しい側面が見えてくることもあります。7周目がテスト勉強初級の卒業試験です。この頃には何かを解脱し、厳かな気持ちに包まれていることでしょう。

 

これだけで学校のテストでは上位に食い込めると思いますが、本当にトップクラスの生徒は、この上にさらに教科書の読み込みなど、他にも手を出していると思います。でもひとつ言えるのが、7割の出来でもくり返す回数の多い人のほうが成績は良いということです。きちんとやる完璧主義者という重い上着を脱ぎ捨てて、軽やかな7割主義者で駆け抜けていきましょう!

勇者の名前を入力してください「   」

いっそのこと、勉強はゲームだと思ってしまうといいかも知れません。

 

「勇者は問題を1問解いた。3の経験値を得た。」

 

「勇者は不規則変化動詞を全て書けるようにした。レベルが1上がった。」

 

みたいな。半分本気で思っていますが、ノートやスマホのメモに、自分の冒険の書として勉強の内容を記録してみても面白いかも知れません。(そういうアプリもありますね。)

 

ゲームと違うところはボタン一つでレベルが上がるほど簡単ではないところ。おそらく隠しパラメーターなども、ものすごくたくさんあって一筋縄ではいきません。自分の「面倒くさがり度」とか。でもちょっとややこしいほうが長く遊べます。ゲームと同じところはやった分の経験値が必ず入るところ。どんなに伸びにくくても、じっくりやっていけば必ずレベルアップします。だけども全くやらない人は「はじまりの村」で「ここは『はじまりの村』だよ。」と言っている村人Aです。

 

そういえば小学生の時に昼休みに校庭のトラックをマラソンしてその周回数分のハンコを押してもらうみたいなのがあったなぁなんて思い出してこんなことを書いています。仕事や勉強にゲーム性を持たせることをゲーミフィケーションというそうです。やる気につなげられる技術なので、自分なりのレベリングの仕方を見つけていきましょう。

頭をよくするには、頭を使っていくしかない

 

学力を伸ばす為の方法を知りたいのならそれは簡単です。学力の高い生徒の真似をすればいいだけです。

 

自分の目標とする生徒を決め、その子に何をやっているかを聞き、それを自分でも実践していけばいいだけだと思います。ただ、同級生に教えを請うのは本人にも相手にとってもなかなかハードルが高いようです。(なんだか気恥ずかしいとかね。)

 

だから講師に聞いてきます。講師ならば、同級生よりも素晴らしい方法を知っているに違いないと思い込みがちですが、講師であっても自分の方法論しか持っていません。よってそれを教えることになりますが、その方法が自分にとってベストとは限りません。だから同級生など、いろいろな方法を調べて自分が最も効果的と感じた方法をやっていくほうがいいと思います。現に、私が実践していた方法を生徒にやらせても、すぐに挫折してしまうことが多いです。人それぞれ良い方法があるのだと思います。(文法書を全部写経するのは確実に力が付くんだけどなー)

 

しかし、私がある生徒の勉強法を見ていて「お、これは素晴らしいぞ!」と思い、他の子に勧めた時「あの子は頭がいいから~」と言って拒否する生徒がいたのですが、この言い訳はやめたほうがいいです。

 

「あの子は頭がいいから~」というのは、「私はバカだから~」と言っているのと同じです。そしてその後に「私にその方法はできませ~ん」と付け加えたいのだと思います。勉強においてバカなのは今の状態であって、それはいずれ改善します。ですがその改善方法で他に無いかというのは間違っています。

 

おそらくデキる人の勉強法を見て、その手法が面倒臭く感じるのでしょう。「そんな面倒臭いこと私にやらせずに、もっと手っ取り早く成績上げてよ」というのが本音なのでしょうね。笑止の至りです。ふふふ。

 

今のもくせい塾には上記のような生徒はほとんどいませんが、昔の職場には結構いました。こういう生徒に抜けているのは「時間の認識」です。勉強はトレーニングなので、時間がかかります。デキる生徒だって初めからできていたわけではありません。生まれた時はみんな言葉も話せませんし、よもや因数分解なんてできるわけありません。それが成長するにつれて少しずつ少しずつ差が開いていくのが学力です。だから学力を上げたいのなら、学力の上がっている人の進んだ道をなぞるしかないのです。それには時間がかかる。それが理解できていないと、上のような「頭のいい人」と自分の間に線を引いてしまい、自分を「デキない奴」という安全圏に避難させる。そして自分だけの簡単ですぐに効果の出るスペシャルな方法を請うような発言になるのでしょう。この状況は、成績を上げる方法を聞きながら、成績を上げる気は「無い」と言っているのと同じです。だからやめたほうがいい。

 

手間と労力を惜しまずにコツコツやってきた人が、そのかけた時間の重厚な厚みを学力として見せる。その表面だけしか見ないで羨んでいても何も変えることはできません。もちろん講師は「生まれ変わってデキる人と同じ人生を歩み直せ」とは言いません。あの手この手で学力向上のショートカットをさせようとします。ですが講師がつないだショートカットの道を歩くのは生徒です。請われて授けるのは講師が効果的だと思う「ショートカット」です。それすら蹴っていては、その場から1歩も進みません。

 

「レンジでチン」の効果的学習法なんてありません。(脳に直接電極を指して情報を入力する時代がくればあるいは)今世にあふれている勉強法だって、心理学や脳科学を利用して相当ショートカットしてあります。野菜や肉を買って来て1から調理するのではなく、半分調理済みで、それこぞ野菜もショートにカット済み(←)です。でも勉強がトレーニングである以上、手間をかけた分だけ学力は伸びるわけでその手間をどうしても省くことはできません。そのトレーニングを手間暇かけて行い、より効果的な方法や時短を考え情報を集めることで本当の頭の使い方、頭の良さが身に付いていくのではないかなと思います。

 

 

ですから成績を上げたい、学力を伸ばしたいと本気で思ったら、勉強のできる人に「成績の上げ方」ではなく「何を勉強している(た)か」を聞いて、聞いたことをもとに自分で考えてみましょう。考えることが頭を良くする第一歩です。

歴史を語る勉強

社会に苦手意識のある子は、暗記するのが辛いから苦手意識を持ってしまいがちです。私も中学生の頃は社会が一番できませんでした。歴史も地理も興味が持てず、ただの暗記になってしまっていたからだと思います。

 

今は地理の教科書を開くと、その場所を自分が旅している気持ちになりますし(工業地帯なんて最高にエキサイティングです。)、歴史の教科書を開くと歴史上の偉人がどれだけ世の中を良くしたいという思いで行動していたかに心を馳せて涙ぐんでしまいます。(ちょっとだけ大げさに言ってますが。)つまり自分が中学生の頃に社会に興味を持てなかったのは、そこに書かれている事柄に対する想像力が足りなかったのだと思います。経験値がふえるにつれその想像力というのが培われてきたのか、今は社会の勉強が面白く感じます。実際に旅行をした先で見たことが興味にもつながっています。

 

ですが生徒たちに今すぐ世界中を旅してこいといわけにもいきません。そのへんは割り切って勉強に集中する必要があります。そこで、勉強方法で提案しているのが、キーワードの数珠つなぎです。教科書の見開き1ページをキーワードをつなぎながら簡単に説明できるようにしていく方法です。用語を3つくらい書き出して、それを見ながら流れを思い出して説明してもらっています。私は聞き役に回ります。以前はマインドマップの作成をしてもらったりしたのですが、もう少しラフなもののほうがとっつきやすい気がして始めました。用語を用語としてではなく、あくまでストーリーテラーのアイテムとして使ってもらうようにする。そうすればもう少し興味が湧いてくるのではないかと思っています。

基礎練習

中学生の時はソフトテニス部でした。たいした実績のない弱小部でしたが。

 

練習は単調でしたが、球を打つのは楽しかったと思います。特に試合形式の練習は楽しくて、競い合うことが好きでした。今になって思うと、練習で玉打ちをしてフォームを固め、試合形式で戦略や応用力を付けるということを連動させて能力の向上を図っていたのだと思います。それに筋力トレーニングや足運びの練習なども加わればより効果的なのでしょう。今になって練習の意図が分かります。当時はそんなところまで考えが及びもしませんでした(^_^;)

 

勉強もそうだと思います。まず単語の暗記などがあって、文法や長文読解があり、それらを積み上げた先に模試があります。模試の過去問ばっかり解いて満足している生徒がいますが、それだと練習試合の時ばかり張り切っていて筋トレや玉打ちは真面目にやっていない子のようなものです。毎日の筋トレやフォームの確認があって初めて試合で結果が残せます。また、試合よりも毎日の練習のほうがずっと時間をかけていくのも当たり前です。フォームが固まっていなければ試合で結果を出すことなんてできません。体力が無ければ試合で戦い抜くこともできません。

 

受験生などで、直前になって慌てて入試の過去問だけをやり出す子などもいますが同じ理屈で上手くいかないことが多いです。それまで真面目にラケットを振って来た子に勝てるわけがないんですね。定期テストもそうですが、毎日基礎的なことをやった上で試験勉強できるようになりましょう。

テストが無いとメリハリがつけにくい

本来ならばそろそろ1学期の中間テストの時期です。この状況で時間間隔といいますか、そういったものがあいまいになってしまいがちですが、時間は確実に進んでいます。

 

塾生たちの勉強ですが、授業は着実に進んでいます(^^)/ 早い生徒は3学期の内容に入っている子もいます。ですが、ただ進めばいいというものではなく、しっかりと定着させることが大切です。テストがあればそれに向けて勉強し、学習内容の定着を図れるのですがそれがないと「テスト勉強」そのものがなくなり、学習内容を忘れるのも早くなる可能性があります。

 

生徒たちが提出したプリントの出来は把握できているのですが、全体としての学力はどうなのか、塾で指導を受けていない科目のできまで含めて生徒の学力には注意しておかなくてはならないと思っています。その為にできることを考えていきます。

自分の右手が意思を持つ(中2病的なやつではなく)

「定着させる」とはどういう状態を言うのかというと、「何も考えたりせずにスラスラ手が動く」状態だと考えています。

 

私は、勉強はやれば誰でもできるようになることだと思っています。やってもできないという人がいるのは、この「何も考えずに手が動く」状態までもっていけていないのだと思っています。よく、「授業を聞いた直後はできているんですが…」という話をされる保護者の方がいますが、それはまさにそうです。授業を聞いたあと、定着させるところをやっていないのです。

 

ですからどれだけ素晴らしい授業を聞いても、自分で定着させるところまで持っていけないと学力には結び付きません。聞いた授業を最大限生かすには、その内容を反復学習し、上記の「何も考えずに手が動く」状態にすることが必要です。ここを詰め切れないと、今はなんとかできていても、やがてこぼれ落ちてしまいます。飽きるまで同じ問題集を解き直し、問題を見ただけで答えや解説が出てきてしまうようにする。問題集のどこにどんな問題が載っているのかまで覚えてしまう。そうしたら他の問題集で同じ内容の所を解いてみて、何も考えずに正解が出せるようになっていれば「定着した」と言えると思っています。問題に対してウンウン唸っている、考える度に手が止まっている状態では、答えが出せてもまだ定着しているとは言えません。

 

「反復をする」「量をこなす」。言葉で言うのは簡単ですが、本当にここまで引き上げられる子は少ないです。多くの生徒がこの手前でやめてしまいます。私が「問題集は7周解きなさい」と言っていても、行って3周か4周で終わってしまう子がほとんどです。(それでも学校の定期テスト順位で2桁の上位には軽く食い込めるのですが)

 

ですがこれを本当に7周やりきって進んでいったとき、全く別次元の力が身に付きます。テキストの養分を全て吸い尽くし、万能感を感じられるというか、分からない問題はないという感覚。4周で終わってしまった場合と比べ、ここに大きくて深い河が流れているのです。あとほんのちょっとで、すごい景色が見られるのになぁと思ったりもします。

教科書最強説

中学生の教科書を見ていて、本当に細部まで凝った作りになっているなぁと感心します。例えば歴史の教科書ですが、フルカラーで面白いコラムあり、資料もそこらの資料集以上の写真が載っていたりします。単純に読み物として面白く読めてしまいます。英語の教科書なども、隅に書いてあるちょっとした文法の注意事項などが、意外と受験勉強をしている時にふと気になることを押さえていたりして、いいとこ突くなぁと。やっぱり教科書の作成にはかなりお金がかかってますからね。

 

あと、かなり丈夫です。以前古い教科書をバラしたことがあるのですが、市販の本や問題集などよりもずっと強固に作られており、背表紙の糊付けなどもムラがなく均一で、素晴らしい頑丈さ(?)でした。本好きならばその装丁のすばらしさだけで部屋の本棚にコレクションとして加えたくなるほどです。

 

丈夫で必要十分な情報量。やはり日常学習にも受験勉強にも教科書が最強です。きちんと教科書を丁寧に読み込んでいくだけで、かなりの学力を身に付けることができると思います。新しい問題集に次々と手を出していきたくなる気持ちをグッと抑えて、教科書に載っていることでまだ知らないことはないか、それができる人が学力の上がる人だと思います。

 

もくせい塾では英語の教科書はたくさん使いますが、他の科目の教科書もたくさん読み込んでもらいたいです。きっと、私が中学生だった頃よりも家庭科や体育の教科書なども面白くなっているのではないでしょうか。ぜひ中学生たちには、無料で配られる教科書の価値を見出して勉強に役立てて欲しいなと思います。

ミス撲滅!

今中3生には、模試の過去問を解いてもらっています。北辰テストが中止になってしまったので、なかなか勉強の指針が立てにくい状況です。ですから、少しでも目安になればいいなと思っています。

 

解いた模試は、採点し返却していますが、だんだん解き直しをきちんとやる子が増えてきていて素晴らしいなと思います(^^)/

 

まずは目標の偏差値を決め、その偏差値に達するにはあとどれくらい得点を上乗せすればいいのかを計算します。そして間違えた問題の中から正答率の高い順に解き直しをしていきます。みんな偏差値5ポイントくらい上を目指しますが、それくらいならば2,3問くらいできるとすぐに到達します。ですが、実はこの「あと2,3問」を取るのが難しかったりします。たいていの生徒は、今の実力でもできる問題を落とす、いわゆるケアレスミスをします。

 

生徒が発するケアレスミスという言葉には、「ちょっと間違っただけだから平気へーき。」くらいの軽さが含まれていることがあります。ですが実は本人が思っているよりもずっとずっと重いものです。なぜなら、ケアレスミスをしてしまう場合、それはミスをするべくしてしたことがほとんどだからです。途中式を書かなかったり、問題文をきちんと読んでいなかったり…。試験の緊張感で焦ってしまい出てしまうミスは除いて、普段から意識していれば乗り越えられることをやっていないと、大事な時に出て来てくる、いわばケアレスミスも含めて本人の「実力」なのです。それで偏差値を5下げているということに気付いてもらいたくて直しをしてもらっています。実際に、成績上位者はミスをほとんどしません。できるものを確実に取っている子が成績上位に入れます。

 

しかしその確実さを身に付けるためには盤石な基礎力が必要です。今の知識のままでも偏差値5は上がる。ただしミスは絶対に許されない。ケアレスミスをゼロにする。そんな心構えで日頃から勉強していってもらいたいと思っています。

解いた問題を無駄にしないために

生徒の自習課題をこなす量が加速しています。喜ばしいことです!(丸付けするほうは大変ですが(^_^;))学習記録シート1日分に学習内容が入りきらなくて、2日分のスペースに渡ってやったことを記録している生徒もいます。すごいですね~。

 

さて、問題は解いたらちゃんと直しもしましょう。そのままにしてしまうのはとても勿体ないです。私が丸付けするときに、間違えた問題の正解を書かずに返却するのは間違えた問題を解き直したり、答えを調べたりして欲しいからです。やはりきちんと直す子は定着量が多いです。一度返却されたプリントは間違い直しをきちんとして再提出して下さい。

 

効果的な学習法として、間違えた問題のコレクションノートを作るのもアリです。プリントや問題集で間違えた問題を、ノートに問題と解法を記録します。後で追記できるようにノートの余白を十分に取ることがポイントです。大量のプリントを消化しても、間違えた問題ができるようにならなければ効果がありません。ですから、間違えた問題だけを抽出してそれをいつでも見られるようにしておけば便利ですよ。私も数学の間違えた問題コレクションをやっていました(^^♪

検定について思うこと

年度替わりの時期のせいか検定について聞かれることが増えたので、英検・数検・漢検についてまとめておきます。

 

2020年度各種検定の日程

【英検(1次試験)】

第1回 5/31(日)

第2回 10/11(日)

第3回 2021/1/24(日)

  

【数検】

第1回(第353回) 4/12(日)

第2回(第358回) 7/18(土)

第3回(第362回) 10/25(日)

 

【漢検】

第1回 6/21(日)

第2回 10/18(日)

 

第3回 2021/2/14(日)

 

検定同士で日程は重なることはありませんが、気を付けなくてはいけないのが学校の定期テストとの兼ね合いです。富士中の場合、1学期の期末テストが6月の最終週。2学期の中間テストが10月の3周目、期末テストが3年生は11月の3周目で1・2年生が12月の1周目。1・2年生の3学期の期末テストが2月最終週あたりです。今年は中止や延期など、どうなるか分かりませんが、例年は漢検の日程とかなり近づきます。

 

ところで検定を受けさせる多くの保護者の方は、受験での加点要素を増やしたいと考えていらっしゃいます。それでは加点されるには学校ごとにどのくらいの級が必要なのでしょうか。

 

令和2年度近隣高校の入学者選抜の選抜基準より

(英:英検 数:数検 漢:漢検 無印:全て)

〇準1級以上

浦和(数)・大宮(漢)

〇2級以上

浦和(英・漢)・浦和一女(漢)・大宮(英・数)・春日部・蕨(漢)・浦和西(漢)・川口北(英)

〇準2級以上

浦和一女(英)・蕨(英・数)・越谷北・浦和西(英)・和光国際・越ケ谷・春日部女子・越谷西(数・漢)・久喜(漢)

〇3級以上

春日部東・越谷南・杉戸・越谷西(英)・草加南・越谷総合技術・久喜(英)・草加東・越谷東・草加西(漢)

〇4級以上

草加西(英)・三郷北・三郷・宮代

 

埼玉県教育委員会のウェブページより抜粋しましたが、級が明記されていない高校や同等の資格も評価するとある高校もあります。

 

さて、最後に「受験ではどのくらいの加点になるの?」ということですが、これは学校により記載事項がまちまちな上、点数が明記されていません。ただし、資格習得が含まれる「その他の項目」というところの得点は多くの学校で10~30点ほどです。また、春日部東高校の選抜基準には資格習得という項目が独立してありその点数が16点分であることから、だいたい最低級で10点分くらいかと推測されます。

 

以上のことから考えられるのは、「検定受検に振り回されるのは危険」ということです。検定の為に定期テスト勉強を犠牲にするくらいなら、定期テストをしっかり頑張って通知表を伸ばすほうが受験では「お得」な気がします。あくまで受験対策における検定取得は「定期テスト勉強がしっかりできる」ことが条件で、更に余裕があるなら取得を目指すといった感じでしょうか。検定を受けさせることで定期テストの勉強を削ってしまうようなら、そもそも日常学習の量が足りていません。もう一度学習量を見直すべきです。是非「勝算のある」受検受験をしていきましょう。

 

評価を意識する

高校受験を終えた生徒から受験の得点開示を見せてもらいました。得点だけからすると、かなり余裕の受験だったようです。受けた学校からすると、ボーダーから50点くらいは上の得点でした(^^♪ 高校でも頑張ろう!

 

埼玉県立高校入試は、入試の得点に加え、通知表と特別活動の成績が得点化されて加算され、それらの合計得点の上位から合否が決まります。大きさで言うと当日の入試得点が最も大きいですが、通知表も看過できません。大体どこの学校でも、総得点の25%~35%は通知表の得点です。ですから入試当日はよくできたのに、通知表が低いばかりに不合格だったということも起こり得ますし、当日の成績が悪くても通知表に助けられたということも起こります。そういう意味で、受験は中1の1学期から始まっているんですね。

 

もし、(学校の授業態度や提出物等で)通知表が良くないけれど実力はある生徒は、通知表に合わせず学力に合わせた受験をしがちですが、これは当日の得点次第ということになってしまい、かなりヒヤヒヤします。1発勝負ということですからね。

 

通知表は学校の先生からの評価です。通知表が低い生徒がよく「学校の先生に嫌われている」と言いますが、学校の先生も子供じゃないので、好き嫌いくらいで成績を落としたりはしません。学校の先生から嫌われているのではなく、自分が学校の先生を嫌っているのを見透かされているだけです。評価を上げる努力をするしかありません。いい子ぶる必要はありませんが、授業は先生の目を見て話を聞く。手を上げて発言する。実験や道具の準備など意識して自らやる。そういうところが見られています。

 

受験は何が起こるか分かりません。通知表が足りていれば、いつも通りやれば結果はついてきますが、そうでない場合は少なからずギャンブル的要素も出てしまい、普通の心理状態で受けることが難しくなってきます。通知表を上げるということは、受験で学校の先生の力を借りるということだと思います。

高い基準に慣れる

大学受験が終わった生徒に「車の免許は取るの?」と聞いたら、「まだ考えていない」と言っていました。私が高校生の頃は、多くの友人たちが受験が終わったらバイトを始め、大学に入る前の春休みに自動車の免許合宿に行っていたようが気がします。若い人の自動車離れは確かに広がっているのを感じました。

 

私の思い出話になりますが、私は社会人になってから免許を取ったので、仕事が忙しいと言い訳をして免許を取るのに2年くらいかかっています。だから教習所の会員期限が切れて、再入所で入所料金を2回払っています(笑)。運転実技の教習で所内のコースを回るのですが、S字カーブや坂道発進などをやったなぁなんて思い出しました。中でも最も印象に残っているのが、「スピードを出す」練習です。直線を走る時に教官から「30キロ出してみましょう!」と言われるのですが、これが怖い。今では30キロはなんでもないのですが、ハンドルを握りたての当時はとても速く感じ、自分のコントロールしきれない速度に感じたものです。でもあれがあったおかげで、今公道を走れるんだなとよく分かります。

 

さて、勉強でも同じことが言えるのではないでしょうか。速さでも量でも、自分の能力を上げるにはその速さ・量に「慣れる」ことが大切です。学力上位の子たちは、他の子たちが見たら信じられないほどの学習量をものすごい速さでやっています。でも本人たちには「当たり前」のことなんです。それどころか「自分はすごい量をやってる」という意識すらないです。よく、勉強ができた人が塾講師になって失敗することがらに「なんでこんなこともできないの?」と生徒に言ってしまうというのがあります。これ自体は生徒のやる気を削ぐ言葉なので良くないのですが、先生の側からすると「あるある」のひとつなんですね。なぜなら勉強のできた人からすると、自分の「当たり前」の基準がとても高く、しかしそれを本人が自覚できていないからです。これくらいできて当たり前でしょというのが生徒からするととても高いところにある。だから新米の先生は思わず「なんでこんなこともできないの?」となってしまうわけです。

 

話を戻しますと、生徒も一生懸命必死になってやっているつもりでも、効果が出ていないのならば、外から見ると「時速30キロ未満」の場合が多いです。だからそこを分かってもらうことが学力向上の第一歩になります。もくせい塾では夏期講習期間に受験生たちには250時間の勉強をやってもらってきました。これを聞くと驚かれる保護者の方も多いですが、塾講師をやっている者から見ると「当たり前」の量なんです。(世の中にはもっと長時間行っている塾もあります)その量をこなせる勉強体力を今のうちに身に付け、夏に爆発してもらう。そうすることで、夏前と夏以降の塾内の平均偏差値を5ポイントアップを目指しています。

 

今年は自習に「当たり前」に来ることができる生徒が増えてきました。更に基準を高め勉強の量とスピードで「時速100キロ」を体感してもらえるように頑張っていきます!学習に道路交通法違反はありませんからね。

まずは1冊!

薄い問題集を1冊最後まで解く。

 

3月になって、生徒から勉強の相談を受けることが増えてきました。いい傾向ですね(^^♪ そんなわけで、生徒が自主的に勉強を始めるときにはこれを伝えています。国語が苦手ならまずは読解問題集で薄いものを1冊。社会が苦手なら用語を覚えられる薄い問題集を1冊。古文が苦手ならば…、とにかく何でも1冊やり切ることが大切です。

 

ちょっと不思議な話に聞こえますが、いろいろな問題集を食い散らかしている人よりも、何かを1冊やり遂げた人の方が成績が上がります。たとえ同じ演習量をやっていても、です。

 

これはその問題集を作っている教材会社の力なのだと思いますが、問題集を作るときにその問題集が持つテーマを「完結」できるように作るからなのではないかなと思っています。教材会社も他の問題集を並行してやることを想定しているわけではないでしょうし(同じ会社のコレとコレを使って…のような誘導は見かけますが)、コンセプトはいろいろあるにせよ、1冊で完結した力を身に付けるようにできています。ですから1冊「コレ!」と決めたものを最後までやり切ると、その問題集の栄養分が体系立てて頭に吸収され、総合栄養食として機能します。いろいろな問題集を中途半端にやり散らかしている人はなかなかそうはいきません。どの部分が大切なのか、それを頭の中で全てつなげて整理できるならば別でしょうが、やはり1冊の問題集に書かれていることを順番にこなしていくほうが効率的です。

 

薄い問題集を始めに使うのは、やり切るのに負担が少ないことと、やり切ったことで自信を高める効果があるからです。1冊終われば「よし!次!」となりやすいですし、どこかで壁にぶつかったときに戻ってくるにしても復習しやすいです。確かに薄い問題集は網羅している幅は狭いかも知れませんが、それを核にして他の問題集で知識を増やしていけば問題ありません。1冊で受験勉強を完結できるような問題集もありますが、たいていは分厚過ぎてやり切るのは難しいです。雪の結晶が空気中の埃を核にしてあの美しい幾何学模様を作り出すように、核はちょっとしたものでも、そこから枝葉を広げればいいのだと思います。

 

そして大切なのは、勉強が進みたくさんの問題集をやるうちに、どの問題集も「似たようなもの」に見えて来ること。問題がどうのこうのではなく、問題の解き方が大切なんだと分かることです。いろいろな問題集を横断して見ると、載っている問題にさほど違いはありません。そのことに気付けることも学習です。ですからそれらのエッセンスの大切なところだけを抽出してできた「薄さ」は栄養分の上澄みです。それを最初に核として身に付けるのは合理的です。

 

たまに「あの問題集が~」とか「これよりもこっちのほうが~」とか言っている人を見かけますが、それは本当の勉強ができていないことへの言い訳です。たいした量を知っているわけでもないのに評論家ぶっている人は「知っているぞマウント」を取りたいだけの人なので、もくせい塾の生徒たちは「ふーん」くらいに受け流して、薄い問題集を進めていきましょう。

読解力

中学生たちには、模試の問題を解いてもらって得意・不得意の洗い出しをしています。解いてもらった感想を聞くと、みんな「難しい~」と言います。それが模試であり、やがて乗り越えるべき入試問題にもつながっていきます。8日に行われるはずだった北辰テストも延期・中止になってしまったので、今ここで模試を解いておくことがどこかで役立つはずです(^^♪ 

 

みんなが解いてくれたものを採点していて感じるのが「読解力不足」です。知識はありますし、用語も覚えているし書けます。でも大問の文章を読む途中で分からなくなってしまい答えが書けない。そんな状況の子が結構見受けられます。数学はできるけど理科はできなかったり、国語が一番できないといった状況は、おそらくそれが原因の1つなのではないかなと思います。

 

読解力を上げる方法の一つが音読だと思います。「音読するように」ということは常々伝えていますし、授業内ではできるだけ音読の機会を取り入れています。そして「音読」の張り紙もしていたりします(冗談のようですが本当です)が、そういう子の習慣を変えるのはなかなか難しいなと感じてもいます。黙読でもなんとなく内容はつかめますし、音読は黙読よりも体力も使いますし疲れます。自然に楽なほうに流れてしまうのは仕方がありません。しかし音読には、黙読では得られない効果がたくさんあります。自分で自分に語りかけるように読むだけで、目で字面を追うよりもずっと深い理解ができますし、ミスも減らすことができます。文章を読む速さも伸ばせます。良いことづくめです。だからこそ音読をする習慣を身に付けてもらいたいと思っています。

 

噂で踊る

今日はスーパーに寄ったら、トイレットペーパーやティッシュが入荷していました。(そして余っていました。)これで混乱も落ち着いていくかなと思いました。

 

噂って本当に怖いなと思います。簡単に人の行動を操っていきます。デマもたくさん出回ったそうですが、何が正しいかは自分の目でしっかり見極めていかねばなりませんね。(ただ予防に関しては細心の注意を続けたいと思います。)

 

勉強に置き換えると、例えば問題集を選ぶとき、「〇〇っていいらしいよ」と言われればそれがどんなものか調べずとも欲しくなってしまうこともあると思います。これが噂の効果です。ですが、それはそれ。まずは自分の持っているものを一生懸命やってみましょう。その「〇〇っていいらしいよ」と言っていたお友達もいったいどれくらいの問題集を比較検討したのでしょうか。また、「ダメな」問題集ってあるのでしょうか。結局「あくまで個人の感想です」です。あれこれ手を出して中途半端になっている人が時々いますが、それでは完全なブランド志向です。何を使ったかではなく、どう使ったかが大切なはず。問題集を1冊終えたことが無い人は、自分が噂に踊らさせられていると認識して、まずは1冊、手元にあるものをやりきってみましょう!

 

国立大学を目指すということ

本日も教室を開けるなり、テスト期間中の中学生高校生がどんどん来て勉強しています。質問する子も結構いて教室内の雰囲気は燃え上がっています!

 

今日は国立大学の前期試験の日です。私の中では、国公立大学への進学を目指すというのはとても大変な道だと認識しています。まず、全大学のうち国公立大学は2割ほどしかなく、全国に174校です。今年の募集人数は、全校で100511人。(計算間違っていたらすみません。)大学進学を希望している人がおよそ659000人くらいなので、そのうち実に12パーセントの人しか入学できない計算となります。大学進学希望者の10人に1人。かなり狭き門です。

 

ですから、生半可な勉強では太刀打ちできない。そんなイメージが私にはあります。例えば、週に3日くらいしかサッカーの練習をしていない生徒が、「僕、日本代表に入りたいんですよね。」と言ってきたとしたらどうでしょう。その発言の前に、うーん、ちょっと自分の練習量を見直してみようねとなるでしょう。

 

もちろんどの子にも等しく門戸は開かれており、どこの高校からでも絶対に無理だということはないでしょうが、それでも10人に1人です。国公立大学を目指したい高校生は、それをよく噛みしめて勉強に励んでいきましょう。

自己流を見つけるには

誰でも持っている時間は同じ、1日24時間、1年365日です。これをどのように使うか、その内訳によってその人の能力に違いが出て来るのだと思います。中には要領が良くて短時間で他の人よりも成果を出す人もいると思いますが、そういう人も初めは試行錯誤する時間があったはずです。

 

学校の勉強も結局はどのくらい時間をかけられたかというところに行き着きます。初めに量をこなすことを覚えていけば、それがやがて質に転化し、勉強の「やり方」となってゆきます。量をこなさずに「勉強の仕方が分かりません」というのは当たり前なんですね。やり方が分かるほどやっていないうちは、自分がどこに向かって進んでいるのかすら分かりません。それをたくさん試行錯誤していくことで失敗したり、あとからもっと要領できる方法を見つけたりし、そうして勉強のやり方をつかんでいきます。

 

メタ発言になってしまいますが、「勉強のやり方」が分からないという子に勉強の「やり方」を教えても、教えた通りにできるようにならないことが多いです。どこかで愚直に努力することを嫌がって自己流のやり方になってしまうからです。勉強の「やり方」を教えようすると、教えた人の経験した試行錯誤は省かれるので、どこが勘所なのかが伝わりません。

 

そこで勉強の仕方を教える時に、「まずは唱えて、覚えて、手で書いて、演習量をこなしてみよう」という当たり前の誰でも言える、きっと生徒本人でも分かり切ったことを伝えることになります。しかしこの基本を実践することで、試行錯誤の機会を得ることができ、その中から良い勉強のやり方が見つかるはずです。それは一見他の人がおススメする勉強法と同じように見えるかも知れませんが、自分の体験が伴った、自分で見つけた自分だけのものです。その「自己流」は土台のしっかりしたとても強力な力となるはずです。

スピード。

富士中1・2年生の期末テストまで残り2週間です。この段階でワークが全教科全て終わっているのが判明している生徒が2名。なかなかいいペースですね(^^)/ 他の生徒も追いつけるように頑張ろう!早く終わるほど反復に時間を割くことができます。

 

勉強が上手な子は、1周目に時間をかけ過ぎません。分からないところがあっても立ち止まったりせず、とりあえず答えを写して先に進みます。繰り返すうちに精度が上がることが分かっているのでしょうね。1周目に時間をかけ丁寧にやっていても、きちんと定着させることができていなければ本番のテストの時には忘れてしまい結果につながりません。始めは6割くらいの定着でもいいので、それを繰り返していくうちに7割、9割、そして完璧にすればいいという感覚を身に付けましょう。そしてそのピークをテスト当日に持ってくれば良い結果につながります。その為にはスピードです。そして反復です。

 

1周目が遅い子は悪い意味で完璧主義というか、小学校の頃にノート作りや提出物に時間をかけていたような傾向の子に多い気がします。もちろん中学生になっても提出物の平常点というのは大切です。しかしその感覚をテスト勉強に持ち込むのは、目的と手段をはき違えている行為です。「これだけ丁寧にやったんだからテストもできるよね。」ということはありえません。そうではなく、テストで点を取るにはどうすればいいのか、それを考えながら勉強することで得点力は上がっていきます。つまり「この問題をできるようにしていったらいろいろと丁寧になった」というのが正解です。テストで良い点を取る子はテストを受ける前から自分の勉強の精度からおおよその点数が予想できるものです。

 

提出物に時間をかけ過ぎてしまっている実感のある人は、残り時間・日数など、自分の外にあるものを基準にして勉強することができるようになると何かが変わる気がします。まずは計画性、全体を見通すことです。テストまで2週間ということは、勉強時間を1日3時間取れたとしても42時間。5教科で割ると1教科8時間。それに副教科も入ってくるのでこれよりも少なくなります。もしも1周目を終わらせるのにあと1週間くらいかかる予定の人がいたら、やり方をすぐに変えるべきです。その丁寧さに結果は伴いません。

勉強する姿を人に見せる

「自分の部屋でやるから」と言って部屋にこもる子。まあ勉強はしていないでしょうね。なぜ自分の部屋でなければいけないのか。少し考えたらその理由は分かるはずです。

 

 

家で勉強はまず無理だと思います。一番の強敵はスマホです。その他にもマンガ、テレビ、音楽、自分の布団やベッド、家族がテレビを見ている姿、兄弟姉妹が遊んでいる姿、話し声…。

 

私はずっと、「塾以外での勉強は認めていない」と言い続けています。初め「勉強は家でやる」と言ってかたくなに自習に来たがらない生徒も、塾で自習するようになると成績が上がります。中学生の時は自習に来ていたのに高校になって自習に来なくなった生徒は成績が下がります。勉強は強烈なモチベーションが無い限りは「他の人の目が光っている」ところでやるべきです。

 

話を聞けているかどうか

雪は降りませんでしたね。ホッとしました。

 

勉強しているのに成績が上がらない時いくつか原因があるとは思いますが、そのひとつに「話を聞いていない」というのがあります。

 

学校の授業を聞く時に、先生の方を見ているか。「授業を聞いているかどうか」という基準はここだと思います。塾でも目の前で説明していても目線がフラフラと泳いでいる生徒がたまにいます。そういう時は説明を止めて、「目を見て話を聞きなさい。」と注意します。目の前のことに集中できていないのは、目線を見ればすぐにわかります。

 

集中して話を聞けるようにするのは訓練でできるようになります。家でもお父さんお母さんの話を聞くときに目を向けているかどうか注意して下さい。ついつい、「~ながら会話」をしてしまいがちですが、一旦手を止めて相手を見るようにするだけで、話の内容がしっかり入ってくるようになります。

成績を上げるには

中学1,2年生および高校生も期末テスト期間となっています。

 

「成績が下がった」ことの原因のほとんどが、「勉強量が足りていない」ということだと感じています。時間ではなく、量です。テストで解答を再現できないと得点できません。その解答を身に付けるだけの量演習や暗記をする。テスト勉強でやるのはこれだけです。その量が十分でなかったら得点につながらず、成績も下がります。

 

では、その量を確保するためには何が必要かというと、本人の動機とその環境です。どちらも欠けていてはいけない要素ですね。塾が生徒のやる気をしっかりサポートする。そんな関係が築ければいいなと思っています。

順位を気にしよう

勉強には道路交通法はありません。追い抜きも追い越しもバンバンするべきですし、実際にそうなっています。今この瞬間も誰かが誰かを追い抜いたと考えるとスリリングです。

 

普段の勉強で追い抜きが見られるのは定期テストの成績が発表された時です。順位が上がるというのはそれだけライバルを抜いたわけですし、順位が下がるというのは誰かに抜かれたということです。上位層にいくほど、その順位争いは苛烈を極めます。自分より1つ上の子の名前が噂で伝わってきたりして、メラメラと闘志が沸き起こる反面、今回勝った子に抜かれはしまいかと不安を抱えたりもします。

 

しかし、1桁台の生徒でなくても順位を意識して勉強することは大切です。自分の抜かした10人は「その他大勢」では決してなく、自分と同じくらいの学力の同じくらい努力した誰かです。その子たちに努力量で「勝った」と思えば嬉しさもあると思いますし、もし10番下がってしまったのなら、同じくらいの学力の生徒に努力の差で「負けた」ということです。その努力の差を埋めることができなくては、いずれは努力の差が実力の差になり、追いつけない差に広がっていってしまいます。その、順位への意識を鋭敏に保つことが勉強への動機へとつながると思います。

たとえば整理整頓するだけで

勉強をする時に、机の上に物を出し過ぎないほうが集中できると思います。たくさんの物を出していると、それに目移りしてしまって集中が切れることがあります。勉強する科目の教材だけを出しておくことが集中するコツです。

 

もくせい塾の自習スペースの机は縦60㎝横100㎝でかなり広いです。180㎝の長机に3人掛けする場合の2倍の広さが1人で使えます。広い作業スペースがあるほうが学習効果も高いと思って導入しているのですが、それでも窮屈そうに使っている子をたまに見かけます。

 

そういう子の机の上は、だいたいバッグの中身を全てぶちまけたかのようになってます。開いた教科書の上に同様に開いたワークが重なり、その上に筆箱の中身が散乱しています。使っていないテキスト類もバッグにしまわないばかりか、左上に重ねて置いてすらありません。そうしてかろうじて残っているノート1冊分ほどの隙間でコチョコチョと何かしていて、それでも勉強できているので逆に関心してしまいます(^_^;)

 

ただ、整理整頓ができない子は周りが見えていないことがあり、ミスを頻発する傾向にあります。少しテキストを並べ直すだけで作業効率もグッと上がるのに、目の前のことだけに意識がいってしまっています。気づいたら注意するようにしてはいますが、ここを直すだけでテストの順位も20番くらいは上がるかもしれないのにもったいない、といつも思います。

やまかけ

生徒には、「先生はテストのヤマかけてもハズすタイプだよ。」と言っています。

 

本当のところを言うと、ハズすというほどハズれません。(なんだか変な言い方です。)「ここかな?」と勘で思ってしまった所は結構出ます。今回の第6回北辰テストも、直前の授業中に「ここ出るよ」とつい口走ってしまったところがいくつか出ました。

 

しかし私は山師としてやっていくには力が足りませんし、そのような指導はいずれメッキがはがれてしまうと思うのでやるつもりもありません。生徒に対してそういう指導をしていると、生徒のほうも「何が出ますか。」という質問をするようになっていき、教えた問題のみ覚えようとしてしまいます。そして行きつくところは学校の定期テストの過去問を使った「テスト対策講座」になってしまいそうで怖いです。(さすがに同じテスト問題を使いまわしている学校はもうないでしょうが。)

 

ですが、この「ここテストに出そうだな」という感覚は生徒に養ってもらいたいと思っています。学校の先生は学習内容をどのようにテストとして出すのか。それを想像しながら勉強することで、肝要なところをつかむ練習になると思います。

練習の大切さ

本日は富士中の中間テストでした。塾生たちはどのくらいできたでしょうか。

 

私は、テスト問題は問題集の中からしか出ないと思っています。それは、テストが問題集の問題を切り貼りして作られているというわけではなく、問題集をきちんと解けるように練習しておけば、多少違う問題が出ても対応できるという意味です。

 

勉強をやり込むと、テストで「この問題やったことがある!」となります。数学などは、数字を変えられていても解法が身に付いていれば「既視感」で解けるようになります。社会の記述も、ワークの問題を背景や流れを理解していれば書けるようになります。英語だって文法が理解できていれば並び替え問題なんてただのパズルです。やり込むことでその感覚を身に付けられれば上位に入ることだってできます。

 

ですから「ワークの反復」こそがテスト勉強の王道です。反復して知識や解法といった技術を身に付けておくことが、初見問題への対応力にもつながります。それをしないで「勉強が分からない」と言っている子は、部活動に置き換えるといいと思います。シュート練習をしてシュートするときの体の動きを身に付ければ、試合の時に決めることができます。でもそのシュートは練習の時に打っていたのとはシチュエーションが違うはずです。打った場所・距離・疲労度緊張感全て練習通りなんてことは無いはずです。でも決めることができた。それは、練習をやっていたからです。

 

勉強も体を使うという意味ではスポーツと同じ。練習をきちんと積んでいれば本番でもうまくいく。学校でもワークは3周するよう言われていますし、私も7周目指して勉強するよう伝えています。今回練習量が足りなかった生徒は、2、3日前からジタバタしても遅いということを肝に銘じて、今日から次の期末テストに向けて勉強していきましょう。

 

 

準備が全て

富士中のテストまで1週間を切りました。高校ではもう始まっているところもあります。

 

テストは準備がほぼ全てです。いくらテスト当日に「全力で頑張る」と言っても、その日までの準備で取れる点数はほとんど決まっています。いうなれば、武士や騎士が戦争で出ていく前に、ちゃんと武器や鎧を準備していくかどうかという話です。ろくな準備もせず、「当日頑張る」と言ったところで、丸腰の人間が戦場で武勲を立てることができるでしょうか。すぐに討たれてしまうか、相手にしてもらうことすらできないでしょう。

 

少しでも勝ち進めるためには今ここで力を蓄え、武装して戦場に赴いて下さい。

量をこなそう

昨日の帰り、中2Hちゃんがテスト範囲のワークが全て1周したと教えてくれました。すごいですね~。他の人たちも負けてはいられませんよ!今週中に1周して、テストまでに3周は解き直しをしましょう。

 

テストで点を取るために身に付けないといけないことが100あるとします。普通の生徒はその100をゴールとして勉強をしますが、そうするとテストでは70くらいの力しか出せません。結局ワークを「一通り終わらせたぞ。」というくらいの勉強量の生徒は、定期テストで70点くらいの結果になります。テストで90点100点を取ろうとするならば、それこそ120の勉強をするつもりでなくてはいけません。私も生徒の時、「120点取るつもりで勉強しろ」と言われました。

 

例えば例文の暗記をするにしても、ただ言えるようにするのと、速く言えるようにするのでは全く異なります。ただ言う、「時折思い出しながらつっかえつっかえ何とか言える」というレベルでは、その日のうちにほとんど忘れてしまうでしょう。それを、「10秒以内で」といった制約を設けてその中で言おうとすれば、たとえ制約を満たせなくても、その手前の「1日以上持続する記憶にする」という段階はクリアできます。

 

また、テスト範囲などの必要事項を覚える時でも、それよりも広く深い知識を学んでそこまで覚えようとすれば、全てを身に付けることは無理でも根幹になる必要事項の部分は身に付いていたりします。学んだ100のことを100全てモノにするのは難しいですが、70なら身に付けることはできます。だったら学ぶ内容を143にすれば、その7割は100です。そうやって学習の枠組みを広くとることで、身に付く内容は広くなっていくと考えています。

 

私の行う復習型の集団授業ではその考えをもとに行っています。少し追い切れない量、高いレベル・必要ならば高校で学習する内容まで行い、その中で「基本」の部分は押さえてもらう。基礎ができていない子に基礎だけを教えていても効果は薄い。基礎だけを教えていて、その7割を習得してもそれは基礎力の完成とはならないからです。

 

私の指導方針の柱は「基礎力の養成」ですが、やさしく手取り足取りしているだけではそれは難しいと感じています。時には学習者の限界を超えることを要求していく必要もあるのではないかな、と思っています。

丸付けについて

自分の答案を自分で丸付けする意義はいくつかあると思います。

 

1つ目は、客観的に見る訓練です。自分の答案を採点者として改めて見ることで客観的に物事をみることにつながると思います。この訓練を続けると、問題を解くときに何を聞かれているのか、どのように答えれば良いのかが分かるようになります。丸付けを意識してするだけでも学力は伸びます。

 

2つ目は、自己分析になります。間違っていて×を付けるとき、どこがどのように間違っていたのかを考えれば、次につながります。丸付けの段階で直しも兼ねてしまうと効率的です。また、自分はどこで間違えやすいのかを見つけられれば、弱点強化にもつながります。

 

3つ目は、答案作成能力の向上です。模範解答を見て、どのように書けばより勘所を押さえた解答になるのか。また字の丁寧さも含めて「採点者に見てもらう」という意識も身に付きます。人に見せる答案を作る練習になります。

 

もくせい塾では、私が丸付けを行ってしまう場面もありますが、学校のワークや模試など、自分で丸付けをさせることもあります。その際に丸付けをしたものを見てみると、まだまだ甘いなあと感じることも多いです。(全然合っていないのに丸が付いていたり、中には点数を水増しして採点している生徒もいます…)ですから、私が採点して見せて、それを実践してもらえるように指導しています。まずは丸を付けるときは〇の最後をしっかり閉じること。ここからです。

粘着力!

本日は塾を開ける頃から急に雷が鳴り出しています。塾に来る際は天候に気を付けて下さいね。

 

勉強ができるようになってくると、だんだんと問題に執着するようになっていきます。問題をちょっと見てすぐに諦めて空欄を作っていたような子でも、何か書こうとするようになったり、5分も集中できずにすぐガタガタと動き出すような子も、同じ問題をずっと考え続けられるようになったりします。

 

学力の高い子ほどその傾向は大きいですし、学年が進むほどその傾向は大きいです。その性質を少しでも早く身に付けれれば成績上位にも入りやすくなると思うので、どんどん問題に粘着していきましょう!

日頃の積み重ね

まだまだ残暑の厳しい日が続いています。体調管理には気を付けたいですね。

 

昨日から自習課題を再開しました。中学生のみなさんはしっかり解いて提出してください。

 

勉強はテスト前だけ頑張っても成果は出ません。日ごろの蓄積がものを言うので、今からコツコツ進めていきましょう。

課題返却!

夏休み期間中、中学1・2年生には課題を渡しておりました。結構な量でしたので期限を守れなかった生徒もいましたが、現在全員提出できています。

 

その丸付けが昨日全て終わりました。順次生徒には返却しております。ここから間違えたものをやり直して再提出です。生徒によって取り組み方もまちまちですが、

 

「分からない」=「空欄」

 

となっている生徒に、もう一度考えてもらうための措置です。すぐに諦めてしまう癖が付くと、自分の能力を伸ばすことができなくなってしまいます。そうして身に付いてしまった諦め癖はやがて「負け癖」になっていきます。それをさせないために、諦めればやらなくて済むという状況を作らせないようにと思っています。

 

まずは考える。そして調べる、それでも分からなければ分かる人に聞く。その煩わしさを経験していくうちに、自分で出来るのが一番楽なんだということが実感できるようになるはずです。

勉強を追いかけろ

富士中期末テストまで残り10日です。中学生でワーク1周目が終わっていない生徒はほぼいなくなりました。しかし、1周目はできない問題の洗い出しと、まだ暗記用の教材を作っただけです。「本当の」勉強はここからです。今週中に2周目を終わらせ、来週は仕上げの3周目をやっていくことになります。今まで勉強の習慣が無かった生徒は、ここまでできてやっと平均点くらいだと思います。成績を上げる為にどのくらいやらなくてはいけないのか。今まで自分の思っていた甘い認識を改めることができた生徒から成績は上がっていきます。

 

今回はテスト2週間前までに学校のワークを1周することを目指しましたが、早くワークを終わらせることにはある効果があると思います。それは精神的に余裕ができるということです。直前までワークを埋めている生徒は、「終わらせること」に追われて内容はほとんど身に付きません。逆に早く手を付ければ、それだけ余裕を持って内容と向きあうことができます。今回早く1周目を終わらせた生徒にそのことを話してみたら、大きく賛同していました。勉強が追われてやるものでなく、こちら側から「追う」ものになったようです。それだけでも、テストへのモチベーションが変わってくると思います。

アレルギーを克服する

梅雨に入り、花粉が猛威を振るう時期がやっと一段落したように感じます。花粉症の人はお疲れ様です。次の波が来る秋くらいまでしばし休戦です。その間に勉強しましょう。

 

花粉に限らず、アレルギーにはいろいろあるようです。卵や小麦のような食品や、犬猫などの動物などなど。その中でも生徒に特に甚大な被害を及ぼすのが、「勉強アレルギー」です。

 

原因はいろいろですが、(よって正式なアレルギーとは違いますが。)なんらかの場面でつまづいて、「その科目は見るのも嫌」ってなっている状態です。この場合真っ向からその科目を教えようとしても、目と耳が閉じた状態で全く入っていきません。もしくは右から左に受け流されてしまいます。そして「学校の先生が~」や、「どうせ私には~」といった理由で自分を正当化しようとしてきます。

 

もちろん人にはいろいろな向き・不向きがあるでしょうし、例えば数学ができないという人にも生きる道は残されているので他の道を模索していけばいいのでしょう。しかし、中学高校レベルの学習でそれを言っていたら成績にも響きますし自身に損しかありません。ですから勉強アレルギーは少しずつ克服しなくてはなりません。

 

幸いなことに実際のアレルギー反応とは異なり、勉強アレルギーはアレルゲンに直接触れてもアナフィラキシーショックは起こりません。糖衣で包んだ薬を飲み、少しずつ少しずつアレルゲンに触れて慣れていきましょう。数学で理解できないことがアレルゲンならば、理解は「一旦」置いておいて、「なんでか分からないけれど問題が解ける」状態にしてしまいましょう。理解は後から付いてくることも多いです。私は10年経ってやっと理解できたこともたくさんあります。英語ならば少し大変ではありますが、まずは出てきた単語とその訳を全て暗記してみて下さい。文を見ても訳せないことがアレルギーの原因かも知れません。

 

「〇〇な自分」と自分を決めつけてしまうことは楽ですが視野を狭めます。苦手科目も、一度フラットになって臨めば「あんまり苦手じゃない自分」に出会えるかも知れません。

ワークをやり込め

今日で富士中の期末テストまで残り2週間でした。今日は各学年1人ずつを除く全員が塾に来ていました(^^)/

 

ワークの進捗状況をチェックして回っていますが、テスト範囲の部分をほぼ終わらせた生徒が7割くらいです。まだ習っていない所を残していたりする場合もありますが、多くの生徒が最低3周は周回できそうです。

 

学校のテストで平均点を下回る生徒の多くは、内容を習得できないままテストに突入してしまっています。まずはワークをきちんと周回して、その中で分からないものを洗い出し解決して身に付ける。そういう勉強サイクルを作れれば平均点は越えられます。平均点前後の場合、多くのものに手を広げすぎずにまずはワークをきちんと消化することに集中すると効果があります。

 

まずはどの科目も、問題の内容を覚えてしまうくらいワークを反復しまくりましょう。ワークをおにぎりに例えるならば、3周すると「中身の具に到達」と言った感じです。4周、5周で具を味わうに至り、7周するとその栄養が余すことなく全て吸収できる(かも知れません)。昔いたすごい生徒は、何ページ目のどこにどんな問題があったかまで覚えていました。問題の答えを理解して覚えるのは当たり前ですが、その逆、答えから問題を言うに至れればかなりの高得点を期待できます。今年、そのくらいのマニアになれる子は出て来るでしょうか。何かに熱中できるのも一つの「才能」だと思います。そんな才能を開花する瞬間を私は楽しみにしています。

7回解く。

来週に入ると、富士中は期末テスト2週間前です。

 

ですから生徒たちのワークの進捗状況を確認して回っていますが、一番早い生徒でそろそろ何かの科目が3周目に入っているようです。すごいですね~。3年生のテスト範囲表も今日配られて、全学年範囲表が出揃いましたが、ここからワークを始めているようでは遅いと思います。だいたいの子が6割くらいは終わっていますが、まだ半分も進んでいない生徒には「平均点に黄色信号!」と発破をかけています。保護者の方も、家でお子様がどのくらい進んでいるか確認してしてみてください。繰り返しますが、一番早い子でもう3周目です。今週中に1周目が終わっていれば、テストまでに3周はできると思います。3周きちんとできれば平均点は確実に取れます。

 

周回の仕方も工夫したいと思っています。1周目はできる問題・できない問題の仕分けを行い、2周目はできない問題を解き直す。3周目は2周目でできなかった問題を更に解き直す。(周回するごとにやる量が減っていきます。)このあたりでワークのできない問題はほぼ無くなるはずです。そうしたら4周目以降は刺激を変える為にも、理科や社会のワークなどは、「解答を先に見て『どんな問題文だったか』を言ってみる」ことをやってみたり、数学ならばタイムアタックで時間を測ってやってみる。(中2の連立方程式の計算ならば1問30秒できなければまだまだ遅いです。)英語ならば穴埋め問題でも並び替え問題でも、日本語訳だけを見て全文答えてみる。工夫はいろいろできます。それこそ、ワークを後ろのページから解いていくだけでも新しい刺激があります。そうして7回ほど繰り返したころには、テスト範囲のワークなんて30分で1周、高速で復習できるようになります。

 

こうしてワークの養分を吸いつくすように勉強してから、改めて教科書を見てみると、まるで分らないことが無いように感じられ、教科書の内容が全て自分に向けて語りかけるように思えてくるはずです。

 

是非、そこまで練り上げてテストを受けて欲しいなと思います(^^)/

学校の課題を一生懸命やってはいけない

「学校の課題を一生懸命やっている」生徒は、学校の成績が上がらない。

 

なんだか学校批判とも取れるような物言いで始まってしまいましたが、決して学校の批判をしているわけではありません。むしろ私は、学校の勉強をおざなりにしている生徒の成績は絶対に上がらないと思っています。では上の発言はどういうことかと言うと、「塾内で」がその上に付きます。私は目の前で起こっていることしか分かりませんので、塾の中での話です。「塾内で学校の課題を一生懸命やっている生徒は、学校の成績が上がらない」ということです。

 

もくせい塾では自習に来るのが当たり前の空気を作っていますが、せっかく来たのに学校の課題でその時間のほとんどを過ごしてしまう生徒は成績があまり良くありません。それは、学校の課題は「みんなもやっている」ことだからです。みんなと同じことをやっているだけでは追い抜くことはできません。そこにプラスアルファの学習が積みあがってはじめて、人より抜きんでることができます。

 

自習室ではもちろん学校の課題をやってもOKですし、勉強から逸れなければ何をやっていてもいいというルールです。実際に成績上位の生徒も学校の課題をやっています。でもそういう生徒は、学校の課題をサッと片付けて、すぐさま次の勉強に入っています。学校の課題は「片付ける」ものなんですね。ですから何時間もかけて学校の課題(ワーク数ページ程度だったりする)をやって、「ふぅ、一仕事終えたぜ」みたいな顔はしていません。できる子はもっと量をこなしています。

 

ですから、学校の課題が出たらそれを一番に終わらせるのは大切ですが、それだけで満足して勉強した気になってしまっては、人を追い抜くことはできません。そういった意味での、「学校の課題を『一生懸命』やってはいけない。」です。同じような意味で、「塾の授業中に学校の課題を進めようとする高校生は成績が上がらない」もありますが、これはまた別の機会に。

実体験

少しゴールデンウィークの時の話をしたいと思います。

 

ゴールデンウィークは、長野を通って石川県まで行き、日本海側を回って来ました。途中日が暮れたら近くの宿を探したり車中泊をしたりと、たいしたことはせずのんびりしたものでした。

 

しかし一つだけ、飛騨山脈の山中で迷子になりました。山道をどんどん登っていくと、その先が通行止めになっていたりすることが重なって、いつしか誰もいない道路をひとりトロトロと走ることになりました。この時期でも周囲はまだ雪が残っていて霧深く、さらには雨も降っており、本当に心細かったです。少し下山した頃にやっと対向車とすれ違って安心しました。その車のナンバープレートが「飛騨」だったので、そこが飛騨山脈なのだなとわかりました。カーナビは新しくすべきですね(^_^;)

 

長野県に入るころに見かける車の多くが松本ナンバーで、飛騨山脈では飛騨ナンバーとすれ違い、それが金沢に変わるころに目的地が近いと分かったり。社会の勉強で覚えた地名が、知識ではなく自分の実体験に変わっていくのを感じました。私が学生の頃、一番苦手なのは社会、それも地理でした。思えば家族で旅行した思い出も1回しかありません。もちろん旅行に行けなかったことをとやかく言うつもりは全く無いのですが、家族旅行と地理の学力という関係性を考えてみるのも面白いかも知れませんね。一番の学びは自分で体験することだと、今回、私自身が身に染みて感じました。

1日以上開けないこと

よく、部活動などで球技をやっていると「3日サボった場合、勘を取り戻すのに3日はかかる」と言われます。

 

同じように勉強も3日サボれば、感覚を取り戻すのに3日はかかると言って良いのではないでしょうか。部活などを理由に土日に勉強せず、月曜日も自習に来なかった場合、これで3日勉強をサボったことになります。そこから3日、火水木と勉強をしたとしてやっと勘を取り戻すのが金曜日。そしてまた土日へ。これでは成長は見込めませんね。この上、学校の授業をきちんと聞いていなかったらと考えると、とても恐ろしいことですね。

 

週7日のうち、何日勉強しているか。それを学習強度の指針として、1日以上開けないことが、成績が伸びる条件です。塾生たちに伝えていこうと思います。

復習復習!

勉強は、忘れる前に復習をすると効果的です。復習が早ければ早いほど、定着度も高くなります。私自身が中学生だった時の感覚で言えば、勉強したてのまだ覚えている段階(それこそ勉強した1、2分後に)で、セルフテストを行っていました。ですから当たり前なのですが「よし、全て完璧にできた」という確認を毎回していたと思います。でもそれが、脳に定着させるには良かったと思います。1週間くらい経って、忘れてからもう一度勉強しなおすのは、また1からやり直すのと同じで効率が悪いです。「復習は覚えているうちに」です。

 

もくせい塾の中学生たちは今、課題で前学年(新1年生は小学生の内容)の全科目を復習しています。中には1年以上前の内容も入っていますが、この復習課題を何度も繰り返しやることによって、受験生になって1からやり直しにならないような工夫をしています。特に新中1の生徒たちに小学生の内容(特に理科や社会)をやらせてみて、「今やっておいて本当に良かったな」とすでに確信しています(^_^;) 他の学年の生徒も、前学年の内容が完璧に身に付いている生徒は誰一人としていないんだということを実感しています。何度も上塗りを重ねていき、やっと知識は定着するんですね。

準備が9割

新学期も始まりましたね。始まって早々、課題テストや実力テストが行われたところも多かったようです。この1年間を占う意味でも重要なテストです。塾生たちの良い結果を期待しています。

 

テストに向けて、「何をやったらいいですか」と聞かれることがありますが、そのテストの性質によってやることはもちろん異なります。例えば課題テストならば、その課題をきちんと身に付ける必要がありますし、定期テストならば、その範囲を勉強しておく。どちらも範囲が狭くその対策がしやすいので、やることは明確です。でも、実力テストや模試、中学生ならば北辰テストのような範囲の広いものに関しては、出題範囲の勉強をしようにもなかなか難しいです。よって結局は日ごろの学習の成果が出ることになります。

 

ですがテスト前に少しでも対策をしておきたいと思う時は、自分の苦手範囲の補強をしておくのがいいと思います。実力テストの幅広い範囲を、残り時間でこなせる量にまで絞り込んで、そこだけを勉強する。全体を満遍なくやろうとしても漫然としてしまい効果は薄いです。ならば絞り込んだところだけをしっかりと復習し、力を付けてできるようにしておく。そうすれば、実際に出るかどうかは別として、自分の学力アップにはつながります。長い目で見ればいずれ勉強したことがテストでまた出会うことになるかも知れません。結局、「日常学習をする」ということになってしまいますが、自転車操業のような目先の点数の為の勉強よりも有益だと思います。

 

ただし、前日になってようやく「明日の実力テストで何を勉強したらいいですか」と来た生徒に対しては、「出題範囲の用語を暗記しよう」とだけ言います。範囲のせまい定期テストでも前日になるまで何もしなかったら、これくらいしかできません。ましてや実力テストともなると尚更ですよね。テストは、「準備」がほぼ全てなわけですから。

忘れる前に復習

期末テストの個票が返され始めています。まだの人は早目に塾に持ってきてくださいね。

 

自習頻度と成績の伸びについて比例関係にありそうです。たくさん自習に来ている生徒は、成績も伸びていますし、回数が減った、もしくはそもそも自習に来ていない生徒は成績が下がりました。勉強の内容を「教え」ても、そのままにして抜けていってしまうようでは無駄になってしまいます。抜ける前に演習して繰り返して自分のものにしていく。復習は、覚えているうちにするのが効果的です。テスト直前で同じところを質問しなくて済むようにしていきましょう。塾に自習に来ればその分学習量も増えます。今回成績が下がってしまった生徒は、この春休みにできるだけ自習に来て下さい。私のほうからも声をかけていきます。

 

高校生は成績を上げている生徒がほとんどです。高1Y君はまた学年1位です。すごいですね~(^^)/ やはり、コツコツと勉強を続けていくことが大切です。勉強が「0」の日を極力作らない、頭のエンジンは常にアイドリング状態にしておきましょう!

本当に成績を上げたいのなら

「勉強しているのに成績が上がらない」と感じているのなら、それは「やっていること」が悪い場合があります。

 

例えばノートまとめ。これは自己満足が満たされる行為ですが、学習効果は薄いです。頭を整理する為にやるのはいいことだと思いますが、これはテスト前でなく日常学習の中でするべきです。テスト直前に何時間も色ペンできれいなノートを作ったりするのなんて本当に勿体ないと思います。

 

例えば単語練習。これは無駄な作業かと言えばそうではないのですが、やはり2時間も3時間もかけてやることではありません。ノートに英単語や漢字を隅から隅まで書いて満足気な子がたまにいますが、そういう子ほどテストしてみると全然書けなかったりします。「英単語が苦手だから英単語をやる」というのは一見理にかなっているようですが、英単語が人より書けない生徒はまず英語が読めていない場合があります。もしもそうならば、まずは教科書の音読から始め、スラスラ読めるようにしてから単語を練習すべきです。単語のみを暗記していてもテストでは通用しないですからね。

 

どちらの作業にも共通して言えるのが、「作業中に頭が働いていない」と言うことです。何も考えずに目の前のノートが埋まっていき、やった気になってしまう。厳しい言い方ですが、これは勉強をしていないのと同じです。そのような状況は「楽」なので、なかなか脱せない子もいます。エネルギーの低い位置で安定していないで、グツグツのマグマのようなエネルギーを出させるためにも、注意を促していきます。

公式に縛られないように

埼玉県立高校入試と、各学校の期末テストまで、いよいよ大詰めです。今日も教室を開けています。受験生たちは予想模試を、期末テストの勉強に来た他学年の生徒たちは各々の勉強を始めています。凛としたいい空気です。座席はまだまだ用意できるので、部活動が終わった生徒はこの後でも来て下さいね。

 

学校で教わるか教わらないかが分かれる公式というものがあります。高校数学ならばヘロンの公式や3倍角の公式、中学数学ならばおうぎ形の中心角を求める公式などです。教科書を見てみると、発展の内容になっていたり巻末のコラムのようなところにあったりするやつです。

 

私はこれらの公式を「公式」として教えるかどうかいつも悩みます。公式として見せてしまうと、それを「丸暗記」する必要が出てきてしまいます。そして丸暗記に頼ってしまうと、思考の柔軟性が失われてしまうような気もします。

 

ですから、その公式をそのまま教えるのではなく、導き方を教えるように努めます。自分で導けるようにしておくことが、柔軟性を育て、公式を丸暗記するような負担を減らすと思っています。それで浮いた脳みその容量や時間を、他の科目の暗記に割り当てていければもっと効果的な学習ができると思います。

暗記と思考

暗記より思考のほうがもてはやされている昨今ですが、暗記の効果を知っている生徒は強いです。特に定期テストは、まず学校のワークを何周も解いてしっかり暗記することが大切だと思います。

 

もちろん答えをそのまま暗記するのではなく、答えに至る解法を暗記する。社会のような暗記の比重の高い科目でも、その背景や出来事の流れを暗記する。この場合の暗記は、「理解」と言い換えられると思いますが、やはり成績の良い子は、理解した上でその答えが脳に染みついており、問題を解くときにその解答を出すことで悩まず、瞬間的に出てきます。

 

学校の制服を着る時に、入学したての頃は手間取っていたと思いますが、今ではその手順に悩むことは無いはずです。それと同じで、「何も考えず」に解法が浮かぶ状態まで自分の知識が深まっていることが、テストへの準備ができた状態です。その状態にするには、毎日制服を着るように何度も繰り返す必要があります。

 

先の「暗記より思考」ですが、この暗記の状態がたくさん積みあがっている人ほど、より高度な思考ができるようになる気がします。何も考えずにオートマティックに基本作業のできる人のほうが、基本作業でもいちいち考えて行わなければならない人よりも脳の容量を思考活動のほうに割くことができるはずです。学校の勉強は、社会に出て役に立つのかという疑問について、能力の習得の仕方を勉強から学べるという点で真面目にやっておいて損は無いと言えそうです。

 

口答テスト

昨日の授業後に、帰り支度をしている中2の生徒たちに期末テスト範囲の社会の質問を少ししてみたのですが、まだまだ「?」だらけでした(^_^;) テストまであと2週間とちょっとです。これからも授業後まで残っている生徒たちには問題を出していこうと、トホホな気持ちで決意しました。

 

本人は覚えているつもりでも、他の人に質問されると答えられないということがあります。ワークの問題文を見たら言えるけれど、口答では答えられない。同じ問題なら答えを暗記しているけれど、少し文章を変えられただけで答えられなくなってしまう。これは、理解と暗記が足りていない証拠です。暗記不足は覚えるしかありませんが、理解が伴っていない暗記の場合は応用がきかず文章を変えられるだけで答えられなくなってしまいます。

 

ですから、口答テストはその理解を補うのに効果的だと考えています。音声で問題を出すので頭の中でそれを理解し答えを思い出すことになりますし、問題を少し変えたりするのも容易です。格闘技の対人練習のように、相手の呼吸を見て動きを身に付けることができます。

 

テスト勉強をしている生徒は、自分の中だけで「覚えた」というだけでなく、是非口答テストを申し込みに来て下さい。どんどん揺さぶりをかけてあげますよ(^^)/

真似をする

成績の良い子の「真似」をすることは成績を上げる良い方法だと思います。

 

人の学力には様々な要素が影響しているはずです。暮らしている家の本棚に何が並んでいるのか、どんな友達と付き合っているのか、兄弟や家族の勉強している姿は見えているのか、自分の勉強に興味を持ってくれる周りの人はいるのかなどの環境や、勉強してどうしたいのか、自分にとってプラスになるのかなどです。

 

ですから成績の良い子と仲良くなってその子の振る舞いに影響を受ければそれだけで成績は上がることもあります。行動を変えていくことが、遠いようでいて学力向上への近道なのかも知れません。

国文法

今日は急なお知らせだったので、自習室の利用者は少なめです。もう教室は開いているので、来られる生徒はテスト勉強に来て下さいね。この3連休は雪の影響もあるかも知れないと予報されているので、通塾時は十分お気を付け下さい。

 

中学生は、1年生も2年生も、今回の期末試験の国語には文法が入ってきます。「文法は全くお手上げ」という生徒もよく見ますが、ちょっと練習すればすぐにできるようになるので、初めから諦めてしまうのは勿体無いと思います。

 

まずはどんな問題でも文節・単語に区切りましょう。文法の問題が難しいと感じる生徒のほとんどが、知識を覚えることをしていないか、品詞分解をせずに解こうとしているかだと思います。まずは丁寧にその問題文を見てみることが大切です。国語の力は、この「1文ずつ丁寧に見る」ことが土台となり、ひとつひとつの言葉のつながりを見ていくことで、やがて読解の力へと繋がっていきます。

基本的なことは日頃から

埼玉県立高校入試および、富士中1・2年生の期末テストまで残り20日です。生徒から要望がありましたので、教室開放日を増やしました。トップページからご覧ください。

 

英単語を知らないのに英文を読もうとしても内容は理解できないのと同じで、数学や理科、他の科目においても「これを知っておかなきゃ勉強が積み上げられない」という知識のようなものが必ずあります。ですから、テスト勉強であっても始めから難しいものをやろうとするのではなく、基本的な公式を理解して使えるようにしたり、用語を覚えたりすることから始める必要があります。物事は順序を追って進めることが肝心です。

 

その順序を追うための時間をきちんとテスト勉強に落とし込もうとすると、思っていたよりもずっと時間がかかるはずです。ワークの提出範囲が30ページあるとして、ワークに載っている問題の周りのことをきちんとやろうとしたら、その倍くらい時間がかかると思います。必要が同じ日頃からこれができている生徒は、テスト前に「大して苦労せずに」高得点を取ることができています。

 

別にテストが無い時にも、テスト前のように猛勉強する必要があるわけではなく、ほんのちょっと習ったことの復習として単語を覚えたり、確認問題を解いておくだけでも全く違います。部屋の掃除と同じで、ため込んでしまうといざやるときに大変な思いをします。ちょっと気が付いた時にコツコツやっておく。勉強の為に、脳みそのエンジンを止めないでおきましょう。

読めているか

英語も国語も、読ませてみるとその生徒の実力が分かります。内容まで理解できている場合、スラスラと速く読むことができますし、たどたどしかったり、つっかえて読めなかったりする場合は内容の理解もできていません。スラスラ読めるけど内容が理解できていないという生徒には出会ったことは今のところありませんね。

 

今日の授業ではその確認がたくさんできました。読めていないことを指摘されて、頑張り始める生徒もいましたので、これから改善されていけばいいなと思います。

 

音読を塾内に根付かせていきたいと思います。

音読

 

音読は、それ自体に学習効果がありますので、勉強で読む文章は、すべて声に出して読んで欲しいと思っています。記憶に残りやすくなりますし、文章を速く正確によむ訓練にもなります。また、集中力を持続させることにもつながりますし、いいことずくめです。

 

ですから、恥ずかしがらずにどんどん声に出して読んでいくべきです。本気になった生徒は勉強でも声が出ます。逆に言えば、暗記作業をしているときに声を出さない生徒は本気ではないということです。授業内で暗記のチェックをさせると声を出すのに、自習の時に黙読をしている生徒はまだまだ羞恥心や面倒臭いという心があるのだと思います。

 

もくせい塾の自習室はここのところ、おしゃべりする生徒はいません。とても静かな空間が維持できています。が、音読する生徒もいなくなってしまったので、少し手を加えていかなくてはと思っています。

立体を理解する

要望がありましたので、2月の日曜日は全て教室を開けます。

 

1年生の数学は図形の学習を行っています。点や線についての知識、作図、おうぎ形と続き、いよいよ空間図形に入りました。

 

空間図形は本当に得意、不得意の分かれる分野です。少し教科書を読んだだけで完璧に理解できる生徒もいる一方、実際に立体を見せて説明しても全くできるようにならない生徒もいます。これは空間把握の力を小さい頃から養っているかどうかが大きいと思いますが、やはりブロック遊びをしていたような男の子が強い傾向にあります。(私が子供の頃はレゴ派とダイヤブロック派がいました。年代トークですね(^_^;))そういえば以前、男子生徒とプラモデルの話になったのですが、その生徒はプラモデルを作ったことが無いと言っていてすごくビックリしました。時代が変わると子供の遊びも変わるんだなぁなんて思いました。

 

話を戻しまして、図形の力を養うには、頭の中で立体をクルクルと回せるようにする必要があります。その第一歩として、自分で図形を描いてみることをおすすめします。特に立体の見取り図は、見えない所は点線で描いたりするので、立体の理解が深まります。お家でも是非、三角柱や正八面体などを描かせてみて下さい。

化学の質問

最近、高校生からされる質問で多いのは化学です。化学基礎は化学電池の分野に入ってくると、「もう訳が分かりません…」という人もチラホラ出てきているようですね。

 

私も実は大学受験の理科は物理選択で化学は早々に諦めてしまったタイプですが(^_^;)、生徒たちを教える為に勉強して少しずつ化学が理解できるようになってくると、その面白さが分かってきました(今更ですが)。

 

高校化学は中学校の理科の化学分野の延長です。高校生で「化学は分からん」となっている人は、一度中学2年生の教科書を引っ張り出して見直してみるのもいいかも知れません。とくに化学電池の分野は、中学校の内容が身に付いた「上で」の話なので、そこがあやふやだと難しく感じてしまうと思います。

図形の証明問題

中2の数学は図形の証明に入っています。

 

図形の証明は難しく感じる人もいるかも知れませんが、書き方の型があるので、それを踏襲して書けば大きく外れることはありません。定理や合同条件をきちんと覚えれば逆に得点源になります。とにかくまずは暗記すべきところをきちんと覚えること。この時期に合同条件をスラスラ言えないなんてありえません。

 

塾で課題プリントの採点をしていると、証明問題を空白のまま提出している生徒がいます。この時期から書くことを諦めているようでは平均点を越えることは絶対にできません。まずは間違えてもいいから書くこと。「面倒臭い」を「分からない」にすり替えないようにしましょう。できる人は、間違えることを恐れずに第一歩を踏み出した人です。

分からないところをごまかさない

とどのつまり、「分からないものを分かるようにする」ことが勉強です。できないもの、分からないものを洗い出し、それを分かるようになるために解説を読んだり、教科書で調べたりする。問題を解けるようになるには覚えておくことも必要なので、暗記をしたりする。こうして学力は伸びていきます。

 

ですから、分からないものをそのままにしたり、あまつさえ、分からないことを隠したりするのはいけません。学力向上にならないどころか、逆効果にすらなると思います。プライドが高い子にこの傾向がありますが、自分でどうにかできるならば塾は必要ありません。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。その場で解決してしまったほうが絶対に良いです。

目を見て話す

学校の授業を聞いていない生徒は、ほぼ間違いなく成績が伸びません。

 

私はよく、「学校でどこまで進んでる?」という問いかけをしますが、どこまで進んでいるのは把握していても、この問いかけをする場合があります。それは、生徒がきちんと学校の授業を聞いているかを確認するためです。この質問にすぐに答えられる生徒は学校の授業をきちんと聞いており、言いよどんだり、答えられなかったりする生徒は学校の授業を聞き流している可能性が高いです。

 

勉強は、先生から教わったことを真似ることから始まります。教わるには、まずは目を見て話を聞くこと。これができていない子は真似る以前の問題です。成績を伸ばすには、きちんを目を見て話を聞き、その内容を頭で解釈して自分の作業に落とし込むこと。人の話を「ながら聞き」しているような子は成績が伸びません。保護者の方は、是非家庭内でも「目を見て話をする」ことを実戦してみてください。

その作業のゴールは

英語を読めるようにするには、単語を覚えることが必須ですが、単語を「覚える」ことを目的にしてしまうと、やっぱり英語は読めるようになりません。

 

単語はあくまで英語を読む為の手段であって、それ自体を目標に単語暗記だけをやっていても効果はほとんどありません。

 

数学などでも同じで、公式を身に付けることを目標に勉強していても、それを使いこなせるようにはなりません。公式はあくまで問題を解くための手段であって、大切なのは目の前の問題自体を見て解決する方法を探ることです。

 

したがって、単語暗記の為の暗記をするよりも、英語の単語も長文を読みながら覚えるほうが使いこなせるようになります。品詞なども、英文のどこに置かれているかを見たほうが感覚的に分かることも多いと思います。

まずはきちんと読もう

英語が苦手という生徒と英語長文を一緒に解いていて、本人が白状しました。「今までたいして読まずに解いていました。」どうやら、普通に文章を追っていけば問題が解けることに気付いたみたいです…トホホ。

 

英語に苦手意識のある生徒の中には、よくこういった状況の生徒がいます。苦手意識があるので、正面から勝負しようとしないで、分かる単語だけサラっと拾って問題を解こうとする。そうすると、本文の中にあるのと同じ単語を使ってはいるけど間違っている選択肢を選んでしまう。内容がつかめていないので、最後は勘に頼ってしまう。読まなければ間違えるのは当たり前です。少しの忍耐力をもって読むだけで、結果は大きく変わります。

 

小学生中学生くらいだと、この状況が国語でも起きています。本文を読もうとしないで、傍線部の周辺だけ見て問題を解こうとする、当然結果はボロボロ。ただでさえ国語力の弱い生徒が、そんなことできるわけがないのです。全ては「読むのがダルい。」という忍耐力の無さから来ている症状です。

 

きちんと手順をこなすだけで、今までよりもできるようになります。それができないのは、今まで「楽な方法」を取ってきてそれでなんとかなってきちゃった背景があるからです。生徒に楽をさせない、大変なほうの道を選ばせることで、「面倒だけどやるか!」と思える子になってもらいたいと思います。

俯瞰の目

テスト勉強している生徒に対して、「今何点ぐらい取れると思う?」と聞くことがあります。

 

聞かれた生徒は少し困った顔で、「〇〇点くらい」と答えてくれますが、その答えは大概私の予想よりも低いです。きっとこんなこと聞かれるとは思っておらず、とっさに謙遜も含めて低めに言ってしまうのだと思います。

 

しかしこの、「聞かれると思っていなかった」という姿勢が実は問題です。私が生徒にこの質問をするのは、生徒が自分の勉強の状態を客観的に捉えられているかを確認したいからです。勉強をする時に、自分がどのくらいできていて、何が足りないのか。足りない部分を埋めるには何をどのくらいやる必要があるのか。それにはどのくらい時間がかかってやり切ることはできるのか。ジグソーパズルをする時にも、全体図を知った上でピースを埋めていけば完成できるのと同じで、ゴールと自分の立ち位置を把握している人のほうが実のある勉強ができます。

 

だから、今自分は何点くらいとれるのかを測りながら勉強するべきだと思っています。やみくもにワークを解いているだけでは全体図を知らずにピースを埋めようとするようなもので、自分が何のためにその作業をしているのかが分かりません。勉強はベクトル。「質」「量」の他に、「方向」が必要ということですね。

 

今回の中学生の中間テスト前、生徒たちの学校のワークの口答テストを行いました。全員が受けに来てくれたわけではありませんが、受けに来た生徒たちは必ずプラスの効果があったと思います。それは、「ワークを覚えるまで反復する」のに、どれだけの努力量が必要か。それを口答テストで明らかにしたからです。自分のやっている精度・量では私の口答テストに合格できないということが分かって目の色が変わった生徒もいます。(良い結果期待してます~(^^)/)。

 

こうして、自分の今の立ち位置を客観的に知ることで、勉強の「方向」を定めていく。この自分を俯瞰で見る力を持てば、学力にも良い影響が出ていくはずです。

抽象的にとらえる

どうも数学の苦手な子は、これとこれは同じタイプの問題だと考えること、つまり「抽象化」するのが苦手なようです。

 

例えば、

➀動物園に入るのに、大人2人と子供1人では2500円、大人1人と子供2人では2000円でした。大人と子供の入園料を求めなさい。

 

 

➁ノートと消しゴムを買おうと思います。ノート2冊と消しゴム3個で550円、ノート3冊と消しゴム2個で700円でした。ノート1冊と消しゴム1個の値段を求めなさい。

 

上の➀➁の問題が別のものに見えるようです。中には、別のものに見えていてもそれぞれ1問1答のように解法を覚えてしまう根性のある子もいるようですが、「どっちも同じだ」と思って解けるようにならないと、いずれどこかで頭打ちになってしまいます。数学は法則性やルールを見抜く力が求められます。目の前の問題にノートや入園料と言った具体的な言葉があっても、その裏には同じルールが貫いてあるはずです。そこを視る力が、抽象化ということです。

 

今もくせい塾では、テスト対策問題を解いてもらった後に直ししてもらっています。その時に学校のワークの類題を探させて、その解法からテストの問題が解けるように、問題の橋渡しをするようにしています。他の問題を見て、解き方が分かるようになればそれが抽象化の第一歩だと思います。

勉強に対する気持ち

富士中の中間テストまであと12日です。

 

テスト範囲の授業が終わった中学生たちには、テスト範囲の模試を解かせています。今の実力を知った上で勉強の方針に役立ててもらいたいと思って行ったのですが、少し興味深い結果を得られました。

 

早い子で、だいたい3週間前くらいから模試を行っていますが、この時期の生徒たちの模試の結果には、あまり差が無いことが分かりました。前回、1学期期末テストで80点以上取れた子も60点以下だった子も、多少の差はありますが、この段階で20点以上の差が付いているわけでは無いようです。

 

そうしますと、この後テストまでの直前2週間で差が付いていることが予測できます。このテスト直前の2週間をどのように過ごすのか。ここに明暗を分ける何かがあるようです。そこを考えてみたいと思います。

 

1つは勉強の仕方とそれに対する「執着」でしょうか。やはり成績の良い生徒の勉強の仕方を見ていると、勉強に対する濃さや粘り強さがすごいです。自分ができるようになるまで、時間と労力を惜しみません。また、学校の提出物を「終わらせる」ことを優先するようなこともしません。勉強していくうちに、いつの間にか提出物が終わっている感じなのでしょう。「もっと勉強をするには」という考えが行動に表れています。逆に時間を見て勉強を切り上げるような子は執着が弱めの「薄味勉強」です。報告書を見てみても、立てた予定に対して終わっていなくても帰っていることが多いですし、一日の作業量が少なく、残り時間に対する意識が希薄です。勉強を「やらされている」という考えが行動に出ています。

 

勉強に対して前向きか後ろ向きかという、当たり前の結論になってしまいましたが、気の持ちよう一つで結果が変わるのなら、前向きに取り組んで欲しいですね。

 

反復の効果

中学2年生には現在、1次関数の必須事項を暗唱させています。

 

ほんのちょっとした量の暗唱ではありますが、始めの頃は1週間経つと忘れてしまっている子がほとんどでした。それをもう一度暗記させて言わせてを繰り返し、そろそろ1ヵ月が経ちますが、だいぶ言えるようになってきました。おそらく生徒たちは、20~30回は暗唱を声に出していると思います。

 

どんなことでもそうですが、覚えるためには、何度も何度も反復することが必要です。「覚えられない」と言っている人は、覚えるまで繰り返していないだけです。「ちょっと記憶力が弱いな」と思う生徒でも言えるようになってきているので、個人差はありますがこれは事実です。

 

暗記に頼る勉強はよくないと言われていますが、結局は覚えていることしかテストでは発揮できません。面倒臭がらずに反復しましょう。

今すぐにやめて欲しいこと

今すぐにやめて欲しい「勉強法」は、「まとめノート作り」や「漢字をノートの行に合わせて端から端まで書く(これを私は、漢字の『ライン工』と呼んでいます。)」、「解答を『見ながら』問題を解く」です。

 

それは、スマホ等でゲームをするのに似ています。なんとなく作業が進んでいるように感じ満足感がある。でも作業中全く頭は働いていないので、結局何も残らない、ということです。スマホのゲームは音や光の刺激で快感を得る娯楽です。それは、パチンコも同じですね。以前海外の映像で、まだ立ち上がれるようになったばかりくらいの幼児がタバコを吸っている映像を見たことがあります。そんな子供がいるということと、それを与えた親にとても衝撃を受けたのですが、スマホを(何のルール作りもなしに)子供に与えるのは、子供にタバコを与えるというのと同じことなのかも知れません。

 

さて、前述の「勉強」の内容なのですが、満足感を得ることが目的では無いのならば、すぐにやめるほうが時間の節約になります。そして、以下のようにやり方を変えてみてください。

 

「ノート作り」⇒「テスト作り」

まとめノートではなく、どんな問題が出るかを予想したテスト作りをしてみる。問題も、自分でオリジナルのものを解答とともに考えて作る。実はものすごく効果のある勉強だと思います。

 

「漢字の『ライン工』」⇒「漢字の『空中戦』」

紙に書いて覚えるのではなく、空中に指で書いて覚える。空に書くと、その軌跡を頭に留めようとするので暗記作業にもなります。

 

「解答を『見ながら』問題を解く」⇒「解答を『見てから』問題を解く」

解答を一度読んで理解し、その解答を「閉じて」からもう一度その場で解いてみる。解答を『見ながら』だと、頭を使わないただのコピーと同じですが、解答を見て理解したあとにその解答を見ずにもう一度再現しようとすれば、脳内の思考回路が働き、より強い記憶になります。

 

勉強の「単純作業」は何も生み出さないので、是非勉強の「知的作業」を行いましょう。

テスト勉強の「計画」

昨日、中2Y君が、社会ワークの4周目が終わったそうです。この時期にこのペースはすごいです(^^)/

 

もしも私が中学生だったならば、テスト勉強は「問題集を解く」⇒「教科書を読む」⇒「板書ノートのチェック」ということだけをすると思います。あまりあれこれ手を広げずに、まずは学校の問題集と塾の問題集、これを完璧に全て解けるようにします。(私の場合、ワークを7、8周ほど解く必要があると思います。)その際に出てきた不明な点は、教科書を読んで解決します。ノートまとめは時間の無駄なのでしません。英単語などの暗記は集中して直前に詰め込みます。理社の用語は問題集を暗記勉強用に改造して使います。続いて板書ノートなど、「学校の授業で何を習ったか」を思い出し、そこから出題の予想もすると思います。あとはひたすら教科書を声に出して読み込みます。特に社会の教科書の欄外と、国語の教科書の欄外は全て覚えると思います。また、作文対策として225字の作文を8分で書ききる練習もすると思います。数学理科は北辰テストのような少し難し目の問題にも手を出せれば出します。1科目に15時間は欲しいとして、5教科75時間。1日4時間勉強するなら19日。19日前から始めて間に合うかなといった感じです。

 

本日は富士中の中間テスト20日前です。

模試の過去問

「模試の過去問を解く」というのは、得点力を上げる良い方法です。

 

問題集をたくさん解いているのに模試でイマイチ点が伸びない人は、実戦的な練習が足りないことに原因があります。公式は覚えているのに、それを「使いこなす」ことができていない場合です。模試等になると、ただ公式を問うような「確認レベル」の問題は少なく、その公式を使えるように問題を解きほぐす必要が多くなります。ですから、模試の過去問などをたくさん解くとこでその実戦力を養うと、点が伸びやすくなります。

 

問題集などでも、標準レベル以上の問題や入試問題が載っていれば、それをしっかり解けるように練習していけば得点力は上がりますが、スポーツでも「試合勘は試合に出ないと養われない」と言われるように、「テストの得点勘はテストを受けることで養われる」と思います。テストはそれほど頻繁にはありませんので、それを補うためにも模試の過去問をどんどんやるといいと思います。

 

次の北辰テストまで1週間となりました。高校受験生は「北辰のかこもん」をしっかりやって備えましょう。高校生たちは、塾にある「河合模試問題集」「東進模試問題集」「Z会センター試験問題集」などをやってみて、今の自分の実力を知っておきましょう。

規則正しく勉強をする

いっそのこと、塾の授業を「予約制」にしてみるのはどうでしょうか。

 

月はじめに、その月の授業を回数分「予約」して、そこで決めた時間に来るという方法です。そうすれば、好きな日好きな時間に来ることができます。なかなか良い考えではありませんか?

 

でもそうすると、月の前半に全部入れて後半は全く来なかったり、入れたい時に入れることができなかったりが続く子も出てくると思います。

 

そしてその結果、ほとんどの生徒の成績が上がりませんでした。こわいですね~。

 

以上は冗談です(^^)/ なぜこのようなことを言ったのかというと、塾の時間割に従って「規則正しく通う」ことは成績アップの効果につながるからです。週1回通塾の生徒が1日休むと、次の塾まで2週間近く期間が開くことになります。その生徒に学習の習慣が付いていなかったら、その期間全く勉強しないことになります。人は1週間で、記憶したことの80%近くを忘れることが分かっています。だから復習が必要なのです。それを2週間も放置したら…。そんなわけで週1の塾通い「だけ」で成績を上げることも、本当は至難の業です。(それだけで成績が上がったら、その子は天才です。)

 

このことが分かっていると、上の「予約制」の塾は学力向上につながりにくく、また、1週間以上も勉強をサボるのは自殺行為だと分かるはずです。

 

勉強よりも大切なことがあるのならばそれも良しです。しかし、優先させた結果、勉強が「犠牲」になっているのならば、その結果を受け止めなくてはいけません。毎日歯を食いしばって勉強しても簡単に成績は上がりません。だからこそ、勉強を頑張った人にはそれ相応の未来が待っています。

簡単にあきらめないで

世間では本日まで3連休のようですが、もくせい塾は平常運転です!この3連休で勉強した人とせずに遊んでいた人とでは、大きな差が付きますからね(^^♪

 

さて、2学期になると、英検などの検定と中間テスト、それに中3生は北辰テストなどの検定・テストの日程が立て続けになり、勉強期間が重なってきます。そうなると、「何を優先したらいいですか?」と質問を受けることがよくあるのですが、私の答えとしては残酷で、「全部」です。

 

もちろん、どうしてもこなすのが難しい場合があるので、そういうときは勉強の計画を整理してあげることもあります。ですが、その日程でテストが行われることは、下手すれば半年以上も前から分かっていることです。それを1週間前くらいになってようやく準備に取り掛かっているのでは遅すぎます。そうなってからの「どちらを~」という質問は、「どちらか捨ててもいいですか。」と言っているのと同じです。その了承は私にはできません。

 

あくまで全方位に向かって全力でいることが、学力向上につながると思います。それをやる前から、「どっちもやるのは無理だ。」と諦めてしまうのは勿体ないです。成績のいい子ほど、部活動で優秀な成績をおさめていたり、部活動の部長や委員会の委員長を兼任していたりするものです。「仕事はできる人に集まる」というのは子供の世界でも同じです。自分に与えられた仕事(ここではテスト等の日程)を粛々とこなせるようになることが、できる人への第一歩です。

英文の音読

公立の高校は、今週末が文化祭というところが多いようですね。

 

さて、中学生の英語を見ていて思うのが、「英文を読むのに慣れていない」生徒が多いということです。音読をさせてみても、たどたどしく、速度も遅いです。

 

英語の学習はまず、英文を読むところから始めるべきです。同じ文を何度も何度も繰り返し読み、文のリズムをつかむ。そして訳をして単語や文法の学習をして再び英文を読む。すると文の構造も理解しやすくなります。英語学習の土台には音読があるべきです。そこを鍛えなくては、その上に英語学力の城は立ちません。

 

塾では新しい内容を指導するときは後に続いて読ませ、その後時間に余裕があるときは時間を測って何度も読ませたりもしますが、それだけではまだまだ足りません。1つの文につき30回は最低読ませたいと思い、そう伝えています。英語が得意になりたいのなら、まずは読むことです。

忍耐力

勉強に必要なことの一つに、「忍耐力」が挙げられます。

 

何か作業をしていても、すぐにキョロキョロしだしてしまったり、立ち歩いてしまったりする生徒がいます。そういう子は勉強も効率的にできていません。私が授業中に自習室を見ると、すぐに目が合う生徒が一定数います。そういう子には、「よく目が合うね、先生のこと好きなの?」と言って勉強に戻したりするのですけれど(^_^;) なかなか忍耐力を付けるのは難しいようです。

 

また、問題を解いていて分からないものに出会ったら、自分で調べるよう誘導しているのですが、辞書を引いたり参考書を調べたりするのを嫌がる生徒もいます。こういうことをじっくりとできるようにならないと、自学力が育ちません。こういう時にすぐ解答を開いて答えを見てしまう子も忍耐力がありません。そういう子には、その答えになる理由を質問します。するとたいてい答えられないので、「説明できるようにしてごらん」と、調べるように誘導します。

 

いずれにしても、こちらからすぐに答えや正しい振る舞い方を教えてしまうと全く成長が無いので、こちらも忍耐強く、考えて行動させるようにしていきます。

国語の力

高校生たちの期末テスト前最後の土日、今日も1時から教室開放しています(^^)/

 

中学生たちは現在、1学期の復習と実力アップを行っていますが問題文を読めていないなと感じる子が多いです。国語の力は大切です。教科書が読めない子供がすでに一定数いると言われてしばらく経ちますが、うちの塾でも実際に何人か、読めていないなと感じます。

 

ここでの「読める」とは、書かれている文章を読めるというのではなく、文章の「勘所」を掴むことができるということです。学校の定期テストなどでは、最低限の知識を問われるので、この「勘所」を掴めている子は得点がしやすく、勘所を掴めていない子はどんなに勉強しても得点には結び付きにくいです。ですから塾では、掴めている子に対しては演習を重ねてそれを「使える」ものとし、掴めていないなという子に対してはその勘所を「噛み砕いて」教えてあげるというところから始めなくてはいけません。勘所から教えないといけない場合、演習して「使える」ようになるまでに時間がかかってしまい、そこでできる子との差が広がってしまっていると感じています。

 

では、なぜ勘所を「掴める」子と「掴めない」子がいるのかというと、文章を読むことに対する経験値の差なのではないかなと思います。最も簡単な例で言うと、文章を読むときに「誰が」「どうした」ということを把握しなくては内容が頭に入りません。その「誰が」「どうした」の部分が「勘所」です。文章に慣れ親しんできた生徒は、そのことをつかむ力が身に付いていますので、それが変形して「〇〇とは~(定義の説明)」や「〇〇があったので~(原因と結果の流れ)」などの文型も理解できます。私のイメージは、文章が点字で書かれていて、それを指でなぞるようなものです。ボツボツとした凹凸の最も高く感じられる所を感じ取るのが上手な生徒が、「文章の読める子」です。一方読めない子は、指で触ってみてもツルツルと紙の上をすべるばかりで、何も感じられていないのだと思います。その感度を上げるには、文章を読み、「使える」ようになるまで使い倒すしかありません。

 

国語の力を付ける具体的な方法ですが、まずは「読む」こと。これは読書でもいいのですが、私は文章読解問題の文を読むのがいいと思っています。読書だと敷居が高い子もいますし、問題文ならば問題に直結してますし。慣れるまでは読むだけで問題は解かなくてもいいとすら思っています。そして次は、「説明する」こと。何かを説明するのは、自分の中にある語彙を使って文章を組み立てる必要があります。こうやって頭の中で作文を繰り返すことによって、書かれている文章に対しても文脈を理解する練習にもなると思います。