夏期講習の準備⑧

夏期講習があさってから始まります。準備も大詰めです。

 

受験生に出した課題が土曜日あたりから提出され始めました。現在半分弱の生徒が出しています。期限は明日ですが、何人の生徒が期限前に出せるか楽しみです。

 

今回課題に出したのは、夏期講習テキストの確認問題がメインです。夏期講習を始める前に全体をさらっと俯瞰で見てもらうのが目的でした。自分がどの範囲が苦手なのか、それを発見し意識することで夏期講習の受け方も変わると思います。

 

また、受験勉強の助走期間でもありました。いきなり夏期講習で大量の課題と格闘するのは不可能です。その前の準備運動的な意味合いもありました。「これくらい受験生なら毎日やって当たり前だよ」というメッセージも込めています。これを機にスイッチが入ってくれるか。受験が成功するか否かはここにかかっています。

夏期講習の準備⑦

夏期講習ガイダンスを行ってから、中3生の自習参加率が100%になっていました、といってもまだ2日ですけれどね。部活動の大会等あってこれから欠席が増えることが予想されるので、遅れた人はその分頑張ってもらいたいと思います。

 

北辰テストの対策として「かこもんを解いて提出して下さい」と掲示をしています。

 

少しずつ提出もされてきているのですが、行うべき「回」を間違って提出してきている生徒が結構います。次に向けて「第3回」を行うよう伝えてあるのですが。

 

おそらく学力はこういうところにも表れていて、不注意な生徒はテストで点数をポロポロ落とします。文章をきちんと読めていないのが原因だと思っています。

 

ここで言う「きちんと読む」とは、読み解くというものではなく「端から端まで一字一句読む」ということです。これができない生徒は、「次の選択肢で内容と一致しないものを選べ」といった設問でよく間違えます。おそらく文章を読む経験が足りていないのだと思います。これには音読が効きます。

 

音読は、文字を一つ一つ見なくては正確にできません。急ごうとすると全体を見る前に発音が始まるので、つっかえてしまったり自分の知っている言葉に置き換わってしまったりします。ですから、音読で間違えたところを指摘して直させることで「文章を端から端まできちんと見る」習慣が付きます。本当なら小学校まででできるようにしておいて欲しい能力ではあります。しかし、中学生からでも矯正していけば、ミスを減らしていくことにつながります。夏期講習では、このトレーニングを徹底させます。

 

講義で知識を伝えていても、それを受け取り、実行する力がなくては効果は出ません。聞く力、読む力、書く力。夏期講習ではそういった「学習の周辺の力」にも良い効果が出るようなことをしていきます。学力の本質はこっちですからね。

夏期講習の準備⑥

夏は学校の授業が進まないので、学力を伸ばすチャンスです。受験生だけでなく、塾生全員に自習に来てもらいたいなと思っています。

 

夏期講習では暗記に力を入れていきます。社会などは、いくら説明をしてもやはり覚えていなくては偏差値は伸びません。ですから、用語暗記の教材を渡し、それの暗唱テストを毎回課していきます。

 

暗記の力は、暗記することでしか伸びません。普段からそれができている生徒とそうでない生徒には、明らかな学力の差があると感じています。ですから夏期講習では、「暗記力」自体を鍛えることもして、少なくとも「覚えられる」生徒になってもらわなくてはなりません。

 

今までなんとなくやっていた暗記作業を徹底的に。直前にサッと短期記憶だけで乗り越えたり乗り越えなかったりしていた暗記作業を、何度も何度も完璧にできるまで繰り返す。そうして暗記の力は少しずつ伸びていきます。しつこくいきます。

夏期講習の準備⑤

土曜日に中学3年生を対象に夏期講習のガイダンスを行いました。

 

今年の中学3年生はまだ受験勉強が始まっていない子も多く、例年に比べて線の細い印象です。中3夏期講習の内容やルールを説明しながら、受験生たちを鼓舞するものにしたいと思い、少し危機感を植え付ける内容にもしてみました。その甲斐あってか、生徒たちの間にピシッと緊張感が走る瞬間もありました。

 

しかし、これだけで生徒が勉強に邁進してくれれば楽なんですがそうもいかず、課題をやっていた生徒全員、夜の8時にはその手を止め、パーッと帰宅していきました(^_^;)

 

別に長くやれば偉いわけではないのですが、時間で切り上げる勉強ってどうなのかなと思います。(働き方改革の影響はここまできているんですね。)また、他の生徒が帰り始めたのを見て自分も帰り支度を始めるとか、まだ群れの中で安心したい心理や、勉強に対して義務よりも感情が勝ってしまっています。これを、面倒臭いという感情を排し勉強に没頭し熱狂できるようにならねば成績の爆発的上昇にはなりません。

 

今の努力が3ヵ月後の学力につながるとしたら、秋の学力を作るのは今この瞬間です。そういう意味では夏期講習はもう始まっています。まずは自分の学力に対して責任を持つことから始めていかねばなりません。守られているだけで安心しきっている羊の群れから外に出て、一人で戦える孤高の虎へ。そんな子供たちの冒険物語を期待していますし、そうしていかねばなりません。

夏期講習の準備④

期末テストの答案が返却された生徒は持ってきてください。まだ数人の生徒が持ってきてくれていませんので、保護者の方も持って行かせるようよろしくお願いいたします。

 

中3の数学の期末テストで、テスト前に「これは絶対に出るよ。できるようにしておいてね。」と言った問題が案の定そのまんま出ていました。ですが、できていなくて教え直した子を含め、テストで解けていなかった生徒が結構いました。

 

なぜかなと考えていたのですが、その問題が証明問題であったことが一つ挙げられます。いわゆる「書く」問題を嫌がってはじめから諦めてしまっている生徒が今年の中3には多いです。同じ問題を解説し、塾の小テストでも出し、テスト対策では全く同じ問題を解かせていても落としてくる。これは記述問題の段階で、それをモノにしようとする心の「シャッター」を閉ざしてしまっているからです。記述問題は難しい。そういう心の働きがあるのかも知れません。(むしろ逆で、記述問題はほとんど頭を使わないのですが。)

 

また、そういった自分の手をたくさん使う問題は「面倒臭い」というのもあると思います。大人になると自分のことを棚に上げて「信じらんない!」なんて言ったりしてしまうのですが、子供って、その後どんなに大変な目が待っていようと、直前の「楽なほう」を選びがちです。テスト勉強の時に後回しにし、これは分からない問題とレッテルを貼って諦めてしまう。そしてテストの日に「どうか出ませんように」なんて祈っていたりします。出てきちゃうのに。

 

テストは受験者に差を付けるために「これは準備してきたかな?」という問題をテスト作成者は出題します。誰でもできる問題ではなく、誰もできない問題でもなく、やった人はできてやらなかった人はできない問題。それは入試でも同じことです。ですから「面倒だ」という理由だけで後回しにしていると、だんだんとできない人の列に飲み込まれていきます。

 

夏期講習では、そういった気持ちにも打ち勝たせなくてはいけません。楽な道を選ばせないようにし、大変だけれど実りの多い方法を実践するように指導します。読むこと、書くことを多くさせていきたいと思います。

夏期講習の準備➂

選定をしたテキストの内容をもとにした授業の準備を行っています。

 

テキストの選定基準ですが、生徒が自分ひとりで取り組めるレベルのもの(夏期講習用テキスト)が1冊と、入試問題が範囲別に並べ替えられたものが1冊。その他は私が作った資料やプリント類を毎年微調整しながら出しています。

 

以前働いていた塾では夏期講習用のテキストのみが配布されていました。それ以外に必要なものは、講習を担当する講師が自分で判断して準備していました。今でも夏期講習用のテキストをメインに夏期講習を進めるのは変わりませんが、生徒に配布するものがそれだけだと、どのレベルのテキストにするか迷うところです。だいたい生徒が一人で取り組んで7~8割くらい自力で解けるくらいにしたいのですが、そうすると結構易し目のものを選ぶことになります。すると確認問題が多く集まった問題集になるのですが、今度は入試レベルへの接続が難しくなる。冬になり入試の過去問をやる前に、もう1冊何か問題集をかます必要が出てきます。夏期講習というものだけでみたらそれでもいいのかも知れませんが、その後、秋以降の生徒の自学のことを考えると、ここで入試まで伴走できる状況を作っておけば生徒も楽でいいなと思っています。実際以前働いていた塾では、秋以降に「何をしたらいいですか?」という質問が多く寄せられていました。生徒たちを露頭に迷わせないためにも「これだけあれば」という道具一式を持たせる意味も込めて入試問題集を夏に渡しています。

 

この入試問題集は夏休みにも少しだけ取り組みますが、それ以降もずっと使えるものを選んでいます。これを7周して欲しいと思っています。以前実際に7周した生徒は偏差値が10伸びました。最終奥義です。その奥義を手に入れるためにも、夏は基礎固め。そして勉強の「仕方」を教え込みます。そのための道具は最高のものを用意しました。

夏期講習の準備➁

以前、保護者様より「講習はクラス分けしないのですか?」と聞かれたことがあります。もくせい塾では学力によるクラス分けのようなものはしていません。

 

学力によるクラス分けは、どちらかというとそれも塾側の都合によるものが多い気がしています。1つの教室に生徒が入りきらない場合やあまりにも学力に差があり過ぎる場合などはクラス分けが必要なこともあると思います。ですが、まだ「基本が固まっていない」層というのは思っているよりも広く、その子たちにすべき指導は同じなので、クラス分けをしなくても今のところどうにかなっています。もくせい塾は小さい塾なので、クラス分けをして講習の日数を半分に減らしてしまうよりも、全員一緒に基本から時間を他の塾の2倍かけてやっていくほうが効果も出やすいと思います。正直なところ偏差値が60台前半くらいまでの生徒は、まだまだ「基本」が足りていないと思っています。そういう子たちが他の塾で「上位」クラスにいて応用問題ばかり解いているのを見てきましたが効果はあまりありませんでした。越谷高校あたりで不合格者がバンバン出るのってこういうことなんじゃないのかなぁと思っています。それより全員一緒にまずは音読からです。

 

昔、受験が迫る11月くらいに「志望校に届かない」という生徒が2人相談に来ました。当時の私がさせたのは、「穴埋め問題集の答えを埋めたものを音読させる」ことだけでした。大体1周するのに2時間くらいかかるのを1日1周ずつ、私の座っているカウンターの前で音読させていましたが、2ヵ月後の北辰でどちらも偏差値が5くらい伸びて志望校に合格しました。その時に音読の強力な効果と「基本を固める」ってこういうことだと実感しました。

 

今の子たちは強い刺激に慣れてしまっていてすぐに飽きてしまうのか、なかなか「30回音読しなさい」と言ってもやってくれませんが(^_^;)、夏期講習ではこういう泥臭いことをやらせていきます。基礎基本こそが高みを目指す上で絶対に外せない大切なことであると思っています。それはクラス分けをしなくてもできることなので、もくせい塾は全員一丸となって受験に向かっていきます。

夏期講習の準備

夏期講習の準備を行っています。

 

講習の準備は、塾を立ち上げたときに作ったものをその年の参加生徒の学力や学習状況などで追加したり変更したりして決めていきます。ですから毎年アップデートされ少しずつ変化してきています。

 

今年は、生徒の状況を見て使うテキストを変更しましたので、ほぼ1から作り直すことになりました。また、塾としてできることが増えたのでそれも取り入れようと思っています。そう考えるともう準備時間があまり残ってませんね(^_^;)

 

中3の夏期講習では、ひとつ狙いがあります。それは、「生徒の概念をぶち壊す」ことです。(どこかの選挙演説のようですが違います。)まずは「その努力は全然足りないよ」ということを実感してもらいます。勉強は思い知ることがスタートです。「勉強しているのに成績が上がらない」と言っている生徒の多くが勉強量不足です。できるようになるまでやることから始めさせる。「できないから仕方ない」なんて簡単に諦めて自分を納得させている生徒には「できないと終わらせない」ことをつきつける。また、長時間机に座っているだけで勉強した気になっている生徒には、「それでは意味がないよ」と分からせる。そうして自分が今まで「それでいい」と思っていた限界のラインを壊してもらいます。そして勉強なんて、才能なんて必要なく努力でなんとかなるということを知ってもらう。ただし、チョボチョボとやっているのでは変わらないので、圧倒的な努力でゴリゴリと練り上げなくてはいけないことを実感させる。そんなことを狙っています。

 

その狙いが功を奏してか、毎年、夏期講習を経て大きく力を伸ばし成長する生徒が出てきます。元から力はあったのにそれを発揮できなかった子たちです。そういう生徒たちは偏差値を10近く伸ばして志望校をランク2つくらい上げて受験していきます。そういう子が出てくると、私も「やって良かったな」と思います。今年も少しでも生徒の力を引き出せるようにがんばります。

生徒のズルは生徒のせいじゃない

宿題は本当に気を付けて出さないと危険です。学力を高めるどころか、ズルして楽をすることを覚えさせてしまうこともあるからです。

 

問題演習を宿題として出すときには、解答をつけて渡さないと自学になりません。自分で丸を付け、間違えたら解説を読んで復習をすると。ですがその場合、答えを写して宿題を「終わらせる」子が必ず出てきます。解答を付ければそれを写し、付けなければ「分かりませんでした」とやってこない。今まで塾講師をやってきて、これは無くすことができませんでした。

 

どうしてそういう子が一定数(というか多数)いるのかを考えると、学校の宿題のありかたに興味が湧きます。学校では宿題が出され、小学校の場合はドリルのようなもの、中学校の場合は定期テスト前にワークの提出があると思います。公立の学校の場合、これらの宿題は学力を伸ばすという側面だけでなく、「学習態度」の評価をつけるためにも出されています。すると「提出がされる」ことが評価につながるので、子供は「終わらせること」に意識が傾いてしまいます。分からないものは答えを写してでも「終わらせる」。

 

きっと子供たちは、初めは分からない問題「だけ」を赤鉛筆などで写していたのでしょう。しかし、わざわざ赤鉛筆に持ち替えるよりも、鉛筆で答えを写してしまって、後でまとめて赤で丸付けしたほうが効率的であることを学び出します。どうせわからない問題だし、答えを写すことには変わらないわけです。それを繰り返し問題を解き終わる前に答えを見ることに抵抗が無くなると、次は分からない問題の隣の問題も答えを写したほうが「速く」終わることに気付きます。そうして、自分の頭を使うことをだんだんとやめていき、「効率良く」評価が取れるほうに舵を切っていきます。

 

塾に来た生徒で宿題を「ズル」している子の提出されたものを見ると、それはキレイに「解答通り」の答えが書いて丸付けがされています。見る方としてはすぐに分かります。しかし彼らに悪気があるわけではありません。それをズルしたかわからないように工夫して偽装する頭が無いかといえば当然そんなこともありません。ではなぜそうするのか。それは、提出することで評価を受けてきたからです。もう一度言いますが彼らに悪気は無いのです。

 

では、学校が悪いのかというとそうとも言えません。小学校中学校は教育の場です。純粋な学力のみで子供の評価を下すことはできません。多角的に評価をするために、学習の意欲や態度も見ます。その為の宿題提出があるだけなのです。きちんと宿題を提出した生徒は、約束を守ったという評価がされます。もちろん学校の先生も答えを写して出している生徒のことなんかお見通しです。ですが提出物を学力向上になるやり方をしているかどうかまで全て見ることは物理的に難しいので、そこの評価はテストの得点で判断するという仕方をしているのだと思います。

 

人は弱いので、楽な道があったらそちらに行きがちです。宿題を楽して終わらせて何も言われないのなら、そうするに決まっています。こういうわけで、塾の現場では宿題を「写して提出する」という現象が出てきているのではないかなと思います。大人ならば、それは意味が無いので写すくらいならば宿題自体をしないという判断もできますが、子供はまだできません。ですが出さないと叱られる、評価が下がる。その間を埋めるために「写してでも」出している。そう考えると少しいじましくすらありますね。

 

そういうわけで、私は基本的に宿題を出しません。そういう抜け道のあるシステムでは生徒の時間を奪うばかりで効果的ではないと考えてのことです。その代わりに、生徒にやってもらう授業外の課題は全て効果測定を行えるものにしています。宿題を出し、やってこなかったら叱る、答えを写してきたら疑って告白させ叱る、なんてするよりも建設的なんじゃないかなと思います。それよりも勉強は自習に来させてする、自習に来ないと授業が進まない仕組みがある、勉強したものはテストを課して確認できるようにするといった、生徒の心の弱さをシステムで支えてあげるほうが張り合いも出ていいなと思っています。

 

期末テスト

今日が富士中の1学期期末テストの1日目でした。塾生のできはどうだったでしょうか。

 

テストの日は部活動も無く帰宅時間も早いので、塾の開始時間5分前くらいから明日のテスト勉強をする生徒が集まり出し、開始1時間くらいで中3生は全員集まりました。以前に比べ、受験生として勉強に対する意識が高まってきたなと感じます。

 

生徒の勉強への意識は行動に出ます。やはり開始5分前から塾に来る子と1時間くらい経ってから塾に来る子では成績は違いますし、3週間前から毎日自習に来ていた子となんだかんだ来たり来なかったりする子では伸び方が違います。できる子の行動を是非真似して欲しいなと思います。

 

いずれにせよまずは明日の2日目、全力でぶつかってもらいたいと思います。

本気の子が集まっている

富士中の1学期期末テストまで残り2日となりました。したがって、本日も自習室を6時まで開放しています。今日も開けるなり生徒が続々と集まって勉強を開始しました。

 

私が中学生の時に勉強をしていたモチベーションは、「焦り」だったと思います。もちろん新しいことを学ぶのは好きできたし、できる喜びも感じていました。でも定期テスト前になると、「このままではヤバい」という気持ちが自分を机に向かわせていたと思います。もっとやらなくてはヤバい、これでは「恥ずかしい」点数を取ってしまう、と。

 

定期テストに対しては、2週間前から勉強していました。今思えば、もう1週間早く始めていたらもっと成績を上げられただろうと思います。ですが私の通っていたのは塾のカリキュラムに沿って進む集団塾だったので、定期テストの対策は各々でするものでした。したがって自分の危機感も2週間前までアラートを鳴らすことはありませんでした。

 

2週間前からは、自宅で夕食を食べた後から夜の2時くらいまで平日は3~4時間くらい、休日は6~7時間くらい毎日勉強していました。テストの前日は寝ずに勉強してテストを受けていました。今思うと、準備不足を効率の悪い無理でなんとかしようとしていたと思います。これが中学時代の私の考えうる限界でした。

 

今はこの経験を生徒に伝えることが仕事になっています。自分の失敗をもとに、こうしたらもっとうまくいくよと言うことを伝えています。今ではそれを実践してくれる子も増えてきました。塾は塾長の考えが色濃く反映されるものだと思います。勉強するモチベーションは人それぞれだと思いますが、本気の子には全て伝えたいと思います。テストまでもう少し、がんばれ。

 

教室開放

本日は富士中の期末テスト前なので、教室を1時から開けています。

 

開けるなり生徒たちが続々とやって来ています。さすがにテスト3日前なので集まりが悪くないですね。部活動等でまだ来れない人も、今日は22時まで空いているので来て下さい。

きちんと読もう

読むことを「意識」する。一字一句を意識して「読む」。これだけでテストの点数なんて簡単に上がると思います。

 

生徒の勉強の様子を見ていると、問題の間違いの原因に読み飛ばしが多くあることに気付きます。また、分からない問題の質問も私と一緒に問題文を読むだけで「ああ!」となることも少なくありません。きちんと読んでいないんですね。

 

具体的な科目で言うと、英語の問題の間違いも時制と人称のミスがほとんどですし、数学の計算ミスなんていうものでも、解く過程で自分で書いた式をきちんと見ているかどうかで減らせるものだったりします。目の前のものにきちんと焦点が合っているかどうか。割とそんな単純なことだったりする気がします。

教室開放のお知らせ

期末テスト前につき、以下の日程で教室開放をいたします。

 

6月26日(土)13:00~22:00

6月27日(日)13:00~18:00

(すみません、日付間違えていました。) 

 

テスト前の塾生のみなさんは、是非活用して下さい。

走り出した。

富士中期末テストまで1週間を切りました。ラストスパートです。

 

毎日塾に来て勉強を頑張り出した生徒がいます。

 

勉強と真っ向から向き合うというのは、おそらくその子にとって初めてのことだと思います。塾に入ってから、勉強のために毎日塾に来ています。私が何かを言ったわけではないので、家庭で話し合ったのか、自分で決意したのか。これってすごいことだと思いませんか?ゾクゾクします。

 

成果が出るのはもう少し時間がかかるかも知れませんが、絶対に変わると確信しました。その子の人生のレールがカチッと切り替わったときの音を聞いてしまった気がします。

伸びる子

学力が伸びて成績が変わる子の特徴として挙げられるのが、「言ったことをすぐ実践できる」ことだと思います。誤解があるといけないのですが、何でも言うことを聞くという意味ではなく、アドバイスをアドバイスとしてものにできることが成長に大きく関わると思っています。

 

ですからこちらのしたアドバイスを実践してみて、自分には効果がないと思ったら違う方法に切り替えてもらっていいと思っています。私のやり方が全て正しいわけではないですし、人それぞれに合ったやりかたというものがあるはずです。

 

ですが、「こうしたほうがいい」に対して感情的に反発されることもよくあり、そういうときは残念ですが私の方が引き下がります。まだこのアドバイスは聞き入れられる段階にないんだなと次の機会を待つことになります。アドバイスは生徒の行動を変えさせることになるので、相手にその準備ができていないとなかなか入らないのだと思いますが、学力が伸びる子というのはこれが一発で入ることが多いです。だいたい受験が近付いて来て切羽詰まると、どの生徒も柔軟になっていくのですが、自分のやり方に固執している子は成長が遅いです。

 

そういえば私も人のアドバイスを聞けない子供でした。自分が正しいと思い込んで、人の言うことで「自分の都合の悪い」ことには聞く耳を持ちませんでした。おかげで随分失敗し損をしたと思います。アドバイスする時は、上手くいっていない時に「こうしたらいいよ」というものが多いので、プライドが変に高い子は自分が責められていると感じるのかも知れません。(自分はそうだったと思います。)

 

塾では大小あれこれとアドバイスをします。もちろん良いことも言いますが、これは直すべきということも多く言います。それを素直に聞いて実践できる生徒は大きく成長していくことが多く、そうでない子は伸びるのに時間がかかります。私のような失敗をさせないためにもたくさんのアドバイスを振りまいて、少しでも多くの芽が出てくれればいいなと思います。

理科のテスト対策授業

昨日は、中学3年生に向けて力学の範囲の対策授業を行いました。

 

力のつり合いのところは深い理解がなくては問題を解くことができませんし、仕事とエネルギーのところは公式を使いこなせなければ計算ができません。そのあたりを中心に解説を行いました。

 

今回の特別授業は余裕を持って2週間ほど前から告知を出しておきましたが、全員参加とはなりませんでした。参加条件に「ワークを2周して用語が身に付いていること」としたのですが、数人の生徒が不参加でした。中でも他の習い事があったのは仕方がないと思いますが、ワークがまだ終わっていないというのは残念でした。少しだけ頑張れば十分にできる期間があったと思います。だがそれをしなかった。

 

期日までになんとかするという意識が受験生には必須です。受験は諦めた人から脱落していくものだからです。最後まで諦めずにジタバタともがいてもがいた生徒が、学力をグッと伸ばして志望校に合格していったのを何度も見てきました。「絶対に間に合わせる」という気持ちを持った戦える受験生に早くなって欲しいと願いますし、絶対にそうしていかねばと思いました。

またまた高校生が!

またまた高校生が頑張ってきてくれました。T君が中間テストで学年13位でした。すごいですね~(^^♪

 

高校に入学しても地に足の付いた勉強をずっと続けているので隙がないのですね。このまま継続して自分の進路を切り開いていってもらいたいと思います。やはり高校での成績維持は、「総合力」だと思います。

記憶を留める

昨日は塾を開けるなり中学生が続々と入ってきて、結局ほとんど全員の生徒が自習に来て頑張りました。定期テスト3週間前を切ったので、エンジンがかかってきました(^^)/

 

生徒の勉強を見ていて、英単語の暗記がまだまだ弱いかなと感じます。普段から教科書の単語テストを行っていますが、改めて問題演習で単語が出てくると書けていないことが多々あります。教科書が変わって単語の量が増えたことも原因の1つだと思いますが、特に今年の生徒は暗記力が弱いなと感じる子が結構います。

 

暗記の力は、暗記作業を繰り返すことによって伸びます。英単語でも漢字でも社会の用語でも、それを覚える作業を何度も行っていくうちに、覚えられる量が多くなり、覚える時間も速くなります。そして忘れる前にもう一度覚える作業をする。そうすれば忘れない記憶になっていきます。慣れとは少し違うような気がしていますが、暗記作業も練習すれば上達します。勉強をして、頭に残る量が増えればその分学力も伸びます。せっかく入れた知識をザルのようにこぼしてしまわないように、暗記作業も厭わずやっていきましょう。

 

地力が違う

高校生のT君が、中間テストで学年21位を取ってきました。3教科では10位、英語は1位でした。300人以上いるなかでこれはすごいですね~!

 

高校生の定期テストでは、全科目満遍なく高得点を取ることが上位に入るポイントです。中学生から高校生になって、勉強でぶつかる最初の壁はその科目数の多さだと思います。中間テストも全科目分勉強する必要があるので、中学生気分のまま高校生生活に入ってしまうとカバーしきれなくなってしまいます。

 

ですから、何か1~2科目は強いけれど他は…という生徒が多くなりがちです。その中で全方位しっかり勉強できる生徒は総合力で他の生徒を圧倒します。高校の成績をきちんととっていければ大学の推薦も受けられますし、国公立大学も狙っていけます。また、その総合力を絞って勉強するようになれば私立大学への勉強にも大きな力を発揮できます。将来への選択肢の幅が広がります。ぜひその馬力を維持したまま突き進んでいって下さい。

理科の中間テスト

富士中の3年生は、来週16日(水)に、理科の中間テストがあるようなのですが、その連絡がまだなされていないクラスがあるようです。

 

先週その話を生徒から聞いたので、対策授業をしようとその掲示をしておいたのですが、今日になってある生徒から「理科のテストがあるんですか?」と言われて発覚しました。聞いていないクラスは、聞いているクラスよりも1週間連絡が遅れていますが大丈夫でしょうか。塾だとこういう情報が集まるのでまだ塾生に還元できていますが、塾に通っていなくて連絡されていないクラスの子とかはどうなるのでしょうね。何か問題にならなければいいのですが。(全クラスではないのかな?とも思いましたが、それはそれで問題です。)

 

それにしても、教室に掲示してから1週間経っているのですが今になってそんな確認をしてくるなんて…。掲示物見ていない子がいることに驚きです。入口のドアに張り紙がしてあるので、塾に来たら必ず2回は30㎝以内に近づいているはずなんですけどね。塾内の掲示物には、連絡事項の他にも勉強のポイントやイベントのお知らせなど、お役立ち情報をかなり載せています。掲示物でしか連絡しないこともあります。情報の収集力も学力につながるので、塾生のみなさんは必ずチェックして下さい。

準備を早くする

富士中の1学期期末テストまで3週間となりました。今週から自習にくる生徒がやや増えてきたような気がします。「毎日来る!」と宣言してくれた子もいるので、テストに向けてガンガン勉強していきましょう!

 

まだテスト範囲は出ていませんが、この時期から動くことがテストで良い成績を取るためには必要です。テスト範囲が出てからはみんな勉強を始めますからね。テスト範囲は今やっていることからある程度は予測できます。

 

今日は、生徒の国語ワークをチェックしました。まだ完璧とはいきませんでしたが、この時期にしてはずいぶんと順調です(^^♪ 早い段階から自分ができないところを見つけておけば対応する時間も十分にあります。いい兆候です。

緊張感のある試合を

先日サッカーの日本A代表が、24歳以下の日本代表と試合をしていました。急遽決まった試合だったようですが、激しい接触で選手が怪我をしたり、イエローカードが出たりもして、素人の私から見ても本気の緊張感が伝わる見ごたえのあるゲームでした。

 

さて、授業で生徒がテストを受ける時に、並々ならぬ緊張感が伝わってくることがあります。

 

手が震えていたり、教科書を読む声がこわばっていたり。塾の小テストであっても失敗できないというプレッシャーを少なからず感じているということです。そういう生徒は力をどんどん伸ばしていけると思います。

 

逆にたいした準備をしておらず、小テストでもグダグダの場合、効果は薄くなります。実際小テストで毎回合格の子と、合格不合格を行ったり来たりしている生徒とでは、定期テストの順位が全く異なります。受けているものは同じでも、受ける姿勢でその後の成長が大きく違うのがよく分かります。

 

ですから私は、小テストで準備不足を感じた場合は容赦なく不合格にしています。授業の直前にバタバタと動画を見ていてもそれは良い準備とは言えません。そして「このくらいで大丈夫だろう」という思いが出ている生徒にも容赦はありません。大丈夫なんて常にないんだという思いを持って頑張ってもらいたいです。成績上位者は油断をしません。

メリハリ

今日は気温もやや暑く、曇り空で

じめじめした気温でした。少しずつ夏が近づいてきています。

 

この時期は体調を崩す生徒も結構います。塾でも少し気になる子が出てきているので、十分に対策を取って下さい。風邪をひくだけでなく、授業中にうつらうつらし出したり、普段より集中が続かずにガタガタと音を立てている生徒も増えてきました。(学校の体育で持久走があったりするのも原因かな。)

 

誰もがいつも同じ調子というわけにはいかないので、そういうときもあります。大切なのは、それで大きく調子を崩さないこと。できるときに目一杯やり、不調なときはちょっと休憩を入れる。メリハリです。

 

そういえば昨日、某運送会社から「配達したメルカリの商品ですが~」と連絡が来たのですが、私はメルカリは利用していません。メリハリとメルカリ。

より高いレベルを見据えて

中間テストが終わった高校生は、授業ではそのテスト範囲の復習をしてもらっています。確認してみると、結構身に付いているようです。これはテストの結果も期待しちゃいます。

 

もくせい塾では、高校生は解いてもらう問題をひとりひとり変えています。学校の進度や授業のレベルが様々なのでそうするほうが良いと思ってのことですが、最終的には全員、大学一般受験レベルまで引き上げていきたいと思っています。

 

 

最終的に推薦入試で大学に行くとしても、一般入試で入って来た学生とともに学ぶことになります。その時に力負けしてしまわないように力を付けておく必要があります。その為には日頃から学校の授業のレベルの上を意識しておくことが大切です。入試問題などにもどんどん触れていってもらっています。

誰でもできることを誰もができるわけではないレベルへ

昨日は中学生の子と計算プリントの速解き勝負をし勝ちました。今日は小学生の子と音読の速読み勝負をし、2分差で勝利。また別の中学生と計算プリント速解き勝負でやはり大差で勝利。

 

はい、子供相手でも手加減しません。小学生の子からも大人げないと言われました。小学生から大人げないと言われる塾長です。

 

でもこれには一応理由があります。「基礎練習を積むとこれだけ効果が出る」ということを教えたいのです。生徒が自分で「できている」と思っていることが、まだ伸ばせるということを知ってもっと上を目指してもらいたい。特に計算や音読といった基礎的なことを固めていくことで学力は向上するということを伝えたいと思っています。

 

そして問題を解くことに対してもっと慎重で愚直になってもらいたいとも思っています。例えば数学などで生徒が暗算をしていることがあります。さっさと書いてしまったほうが速いのに、手を動かそうとしていないときは要注意です。それは、「途中式を書くのが面倒だから」と思ってしまって暗算しようとしていることがあるからです。(これ、かなり多いです。)計算力の未熟な生徒が暗算をすると間違いが出ますし、途中式を書いて確認しないでいると、定着しないまま進んでしますこともあります。したがって技術があやふやになり脳に負担が多くかかるので、かえって速くできるようになりません。

 

ですからそういう傾向のある生徒には、「暗算は先生に勝つまで禁止」と伝えています。そしてそれでも暗算している現場を見つけたら、暗算で勝負させてボコボコにし、「負けたから暗算禁止!君の計算力はまだヒヨッ子じゃ。悔しかったら勝ってみんしゃい!」とドヤ顔で言います。(やっぱり大人げないかも…。)「ミスするうちは暗算は危険だよ」と伝えるためです。特に初学者の場合は速さよりもきちんと定着することの方が大切だと思ってそうしています。

 

 

北辰テストでは、2点で偏差値が1くらい変わります。数学の場合、大問1の計算問題は1問4点。1問計算ミスするだけで偏差値が2近く下がります。「ミスの多い速い人」よりも「遅くてもミスの無い人」のほうが成績が良かったりしますし、数学だけでなくどの科目においても、「速くてミスの無い人」になるためにはまずは正確性、そして速さの順に伸ばす必要があります。ですから分かっていても、愚直に基礎基本を反復練習して欲しいと思っています。

期限を守る

高校生の1学期中間テストが始まりました。塾生の頑張りに期待したいと思います。

 

定期テスト直前になると、高校生からの質問はほとんどなくなります。その少し前までに質問の類はだいたい出尽くして、直前になると高校生は黙々と範囲を反復します。去年くらいからだんだんこの傾向が見えるようになって、良い形になってきたと思います。

 

逆に直前にジタバタし出すのは、「すでに手遅れ」の場合が多いです。テストの前日に問題の解説を求めてきたり、解いたプリントを提出したりしても、翌日役に立つことはありません。もう手遅れです。中学生はまだこの傾向が多く、それでも質問には答えますしプリントの丸付けはしますが、「もっと早く」ということは伝えます。でも「のど元過ぎれば~」なのか、同じことを繰り返している生徒もいます(^_^;) 北辰テストなども同じで、その前に対策として「かこもんを解きなさい」と伝えるのですが、前日の夜に解答の提出をしてくる生徒がいて、私が採点して返却するときにはテストが終わってしまっています。これだと「すでに手遅れ」ですね。

 

おそらくこれは、目的が理解出来ていないからだと思っています。私が生徒に「もっと早く~」と言うのは、質問にせよ丸付けにせよ、「その後、自分が直して復習する」時間を取らせたいためですが、生徒が「その問題を解く」ことを目的にしてしまっていると、直前になってしまうのではないかなと思っています。勉強には「自分で定着させる」時間が必要です。これでは成績を上げることはできないので、勉強の仕方として生徒にきちんと伝えていかねばと思っています。

 

その点、高校生たちの勉強の仕方は立派です。「テストで良い点を取る」ことがきちんと目的になった行動ができています。一度受験を経験するだけでこれだけ変わるんですね。受験は期限までに「間に合わせる」作業です。高校生たちを見ていると、人生のイベントとして受験って悪いことばかりでもないなと思います。

根くらべ

当たり前の基準を上げられた生徒は成績が伸びます。

 

もくせい塾では、毎回テストを行っていますが、これに毎回合格できる生徒とそうでない生徒がいます。数学も英語も、テストは決して難しいものではありません。英語は教科書の読みと訳、数学は問題集付録の確認テストです。どちらも解説した動画がいつでも見られます。期間は次の授業までの1週間あります。数学の合格点はたったの60点です。私としては、これ以上簡単にすることはできないというところまで基準を下げていますが、それでも合格できない子がいます。こうなってくると、学力の問題ではなく意識の違いなんだろうなと思っています。

 

合否のあるテストを受けるということに対して「不合格でも仕方がない」とどこかで思っていると、それは当然不合格になります。いわゆる、「負け癖」ですね。負け癖のある子は、おそらく今まで生きてきたなかで、そういう価値観を獲得してしまうようなことがあったのだと思います。私はそれを変えたいと思っています。

 

勝ち負けという考え方はやや乱暴ですが、何か結果が出るものに取り組むときに、悪い結果が出たことに対して「仕方がない」と諦めてしまいそのポジションにいることに少し安心しているような、そういう精神性を変えていかなければ成績には反映されません。生徒ごとに個性はあると思いますが、その諦めの状態を個性としてよいものなのか。自分の力が伸びるのは嬉しいと、素直に感じて欲しいです。

 

ですからテストでダメだったら、次のチャンスで頑張ってねともう一度送り出します。できなかったら仕方ないねと飛ばしてしまっては、「ダメでもいい」という価値観を植え付けてしまいかねません。ダメなら再挑戦。もう一度。何度でも。きっと私はしつこいと思います。すぐに諦めて欲しくないというのを、私自身が体現していかねばならないと思っています。

 

高校生の適切な学習量とは

高校生の中間テストが目前です。高校生たちが毎日自習に来て頑張っています。

 

やはり高校の学習は毎日やらなくては付いていけないなと感じます。量も質も、中学生の比ではありません。直前で慌ててももう手遅れです。日頃からコツコツ進めておき、テスト前に勉強時間を増やしてしっかり詰め込んでやっと学校の成績は真ん中より上に行けるくらいではないでしょうか。

 

高校の定期テストは授業で扱ったものだけではなく、その範囲のもの全てが出題対象です。ですから、学校の授業の復習だけでなく自分で教科書を読み進めたり参考書を紐解いたりしておく必要があります。高校生からの質問も、問題集の学校の授業で扱っていない問題だったりします。それらを自分で修めてテストに臨むためには、テスト前だけでは間に合わないと思います。

自分の子供が「バカ扱い」されていたら。

以前働いていた塾では、講師・塾長間で「できない子への指示」というものがありました。

 

英語が苦手な子の場合、「単語の暗記だけ一緒に付き添ってやってあげる」。数学が苦手な子の場合、「計算問題だけできるように教えてあげる」といったものです。学力の低い子に対する指導指示だったのですが、テストで点を取らせるためには仕方のないこととしてまかり通っていました。

 

今の私はこの方針に反対です。できない子にも学校で習うことは全て教えるべきだと思っていますし、できないのなら他の子よりも時間をかけてでもできるまでやらせるべきだと思っています。確かに計算ができない子に計算の習得を十分させずに文章題や関数の指導をしても、テストで点数は取れません。ですが指導する範囲を講師や塾長の判断で絞ってしまうと、その子の学習の機会を奪ってしまうことにもつながってしまうと思います。計算ができなくても式の証明はきちんと教えたらできるようになるかも知れませんし、英文法も何かのタイミングでコツをつかめるかも知れません。

 

実は、この指示には塾側の都合も少なからずあったのではないかと思っています。だいたい、勉強のできない子が自分の意志でたくさん自習に来ることはまずありません。そうなると成績を上げるチャンスは授業の時だけです。その時間で成績を上げるには、やることを絞らざるを得ない。ぶっちゃけて言うと、学力の低い生徒をできるようになるまで指導するのはかなり根気のいることです。それをアルバイトの講師がするには正直しんどいし技術的時間的に無理だったりもします(大学生の場合、自分たちも学生生活があります)。そうなると、目先のテストで「これだけは取ろうね」というのが現実的な落としどころだったりもします。

 

ですが私はここに怖さを感じます。生徒の現状を見てそこからステップアップさせていくという方針は賛成ですが、「教えない」という選択を取るとその先のステップが無くなります。時間が無いという理由でその方針を取った場合、その後戻ってきて未修分野を指導をし直すということもほぼできません。ですからもしかしたらその子の学力向上のチャンスを大きく奪ってしまうかも知れません。それだけ重大な判断を、「この子はここまでしかできない」とレッテルを貼って行ってよいものなのか。そしてそのレッテルは果たして生徒の為のものなのか、はたまた塾側の都合によるものなのか。そのあたりを考えていると、薄ら恐ろしい気持ちになります。

 

以前保護者の方から夏期講習について、「クラス分けしなくてレベルに合った指導はできるのですか?」と聞かれたことがあります。(もくせい塾の中3夏期・冬期講習は1クラスです。)私は講習を分かることも分からないことも全て説明するつもりで行っています。そこに、生徒のレベルに合わせた指導というものは存在しません。その為、講習の時間はとても長くなります。全部説明して、それぞれが自分の課題を見つけて学習する。そこにはできる子できない子のレッテルは無く、等しくみんな「勉強が忙しくて大変」となるように設計しています。クラス分けをしたほうが指導はしやすいのですが、なんとなく、その時のことを思い出したので書いてみました。