まずはインプット

勉強は、インプットとアウトプットのバランスが大切だと言われています。インプットとは、暗記などの覚える作業で、アウトプットは問題演習などの知識を再現する作業です。よく言われるのが、インプットとアウトプットの比率が「4:6」くらいが良いバランスだということですが、これは生徒の学力に応じて比率を変える必要がありそうです。

 

平均的な難易度のテストで60点を越えない場合は、インプットの比率を高くし、60点は越えるが80点を越えない場合は、アウトプットを増やすといいと思います。前者は、知識が足りていない場合で、後者はいろいろなパターンの経験値が少ないことが原因の場合が多いです。

 

と、ここまで書いてきましたが、ほとんどの生徒の場合、まずは暗記をしっかりできるようになって、安定して80点くらい取れるようになってから、いろいろな問題集に触れていくのがいいと思います。学校のテストで90点くらい取れる生徒でも、それほど学校の教材以外のものに手を広げている子は多くないです。ですからまずは学校の教材を完璧に仕上げてテストに臨みましょう。

教室開放日!

富士中1・2年生の期末テストまであと5日です。今日も早くから教室を開放しています(^^)/

 

3年生の期末テストが終わり、ボチボチ答案の返却がされています。中3Y君が、今のところ全て90点オーバーです(^^)/ どこまでいけるか、楽しみですね~。

 

今日も、受験生と期末テストが近い生徒が勉強に来ています。みんながんばれー!

サボらずにやる

受験に向けて、大学受験生たちが頑張っています。毎日の勉強の報告を聞いていて、それが伝わってきます。いいですね、最後まで上り調子でいきましょう(^^)/

 

大学受験生たちに何をさせているかというと、「模試の直しや過去問を解く」ということです。これと基礎演習を反復するだけなのですが、なかなか成果を得られているようです。

 

問題集で問題を解くだけだと、「その知識や技術をどう使うのか」というところが分からない場合があります。そこで模試などを解いてみて、どのような出題があるのかを確認し、そこで知識をどのように使うのかをつかむようにしていきます。そうすれば、テストで点が取れる「得点力」が身に付きます。しかし、この方法は、ただ過去問を解くだけでは意味を成しません。「解き直し」という作業が不可欠になります。一度問題を解いてみて、どこができなかったかを洗い出し、そこをできるようにする為に仕入れた知識を当てはめて考える。地道ですが、これをサボらず行うことで得点力は伸びていきます。

 

勉強の方法論なんてそう多くあるわけではありません。結局、「サボらずにやる」という結論に帰着するのですね(^-^; 「何をやるか」よりも「どうやるか」の方が大切だということが分かります。

教室開放日!

中1・2年生に対して、ワークを今週の金曜までに終わらせるという課題を出して、進捗をチェックしています。

 

それに反応してくれている生徒たちは、順調に勉強量が増えているように感じます(^^)/ 何も言われないと、直前まで引き延ばしてしまうのが人の性なんだなぁとつくづく思います。もくせい塾を開設してから、生徒の学力向上の方法を試していますが、この方法は今後も採用していこうと思います。中間テストで悔しい思いをした子もいるので、そのリベンジのためにも頑張って欲しいです。

 

今日も祝日で、早目に塾を開けたのですが、開けるとともに塾に来て勉強をしていた子もいました。頑張ろうという気持ちが行動に現れていて、見ていて感動すら覚えます。これからも、頑張る生徒を応援します!

どんどんやり込む

昨日は自習の生徒も含めて、教室が一時的に満席になりました(^^)/ 最近、中学生の自習に新しい顔ぶれが増えてきて嬉しい限りです。(一方、高校生の自習が減っているような気が…もっと頑張ろう!)しっかり成果につながるように頑張って勉強しましょう!

 

勉強の初期段階でやって欲しいと思っていることは、「1つのものを『やり込む』」ことです。例えば英語の教科書の読みと訳を『やり込む』。この場合の『やり込む』は、読みと訳ができるレベルをはるかに超えて、『超』速く読めて『超』速く、『スラスラと』訳ができる状態になるまで反復演習をすることです。そうすることで、英語脳が覚醒する感覚が味わえます。英語脳とは、教科書をより深く理解してそれを使いこなす感覚です。英語の教科書本文には、大切な単語・熟語、文法、構文が盛り込まれていますが、読み・訳を極めて行くと、それらの理解だけでなく、それを運用する力も身に付きます。

 

また、教科書本文の内容を何度も読むと、その知識を核にして、そこから他の知識と結びついたりもします。例えば今回、富士中2年のテスト範囲の英語教科書に「最近の介護福祉施設では、ロボットを利用している」という内容がありますが、そういえば筑波大学の山海教授がパワードスーツの開発をしており、関連しているなぁと思ったりします。そういう教科を越えたところで起こる知識・情報の結びつきが、初見の文章読解の理解を助けたり、もっと先のどこかで役立ったりする「教養」となっていきます。

 

今はものすごく大量の情報が頭を流れる時代になりましたが、そのスピードゆえ、上手に受け取って自分のモノにすることが難しくも感じます。その知識を受け取る『網』のようなものは、幼少期にこうした1つのことを『やり込む』ことから作っていくのだと思います。その『網』を大きくし、上手に手繰れるようになるためにも、生徒たちには『やり込み』の美学を追求して欲しいと思います。

まだまだぬるい

テスト勉強は理解して「覚える」ことです。テストで点数を取りたいのなら、面倒臭がらずに覚えること、これしかありません。

 

しかも、テスト前日に新しいところを覚えているようでは遅すぎます。もっと前々から暗記を始めていき、テスト前日には覚えたところの点検ができること。そのくらいでなくては高得点は取れません。

 

塾生たちの暗記のチェックをしていて感じるのは、まだまだ温いということです。もっと完璧に覚えること。定期テストの勉強って、それくらいしかやることはないはずです。ワークを埋めて勉強した気になっているのでは、まだまだ成績アップのスタートラインにすら立っていません。さっさと提出物を作ってしまって、勉強をしましょう(^^)/

英語に求められることが増えてきた

大学受験において、英語の長文読解には英文解釈の力が必要となります。英文の中の単語の品詞や文中の働きなどを理解して、修飾・被修飾の関係や構文などを把握しておかなくては、正確に文章を読むことはできません。

 

最近、中学生にもそれが求められる傾向にあります。越谷市では、現行の中学2年生以下は三省堂の教科書が採用されており、中3生の学校図書のものと比べても、掲載されている文章が長く、長文読解の力が求められています。

 

ですから、教科書訳を行うときは主語や動詞などの文法用語も使って説明するようにしています。ちょっと前までは、できるだけそういった用語は使わないようにして教えていたのですけどね(^-^; 用語を噛み砕いて教えるメリットは、分かりやすくなることですが、最近ではそれよりも「教えないこと」の危険性のほうがまさってきたように感じます。

時間の積み重ね

今日もテスト前なので教室開放しました。

 

 

富士中の期末テストまであとわずかです。今日も受験生を中心に、塾でみんな頑張りました!昨日と今日で、合計15時間くらい塾にいる生徒たちもいます。すごいですね~(^^♪

 

この時間の蓄積が、他の生徒との差を生みます。例えば英語の勉強の時、教科書の読み訳ができるだけの子と、さらに教科書を暗唱できる状態になっている子では、(たとえ教科書本文がそのまま出なかったとしても)後者の子のほうがテストで点数が高くなります。テストに向けて準備したことの差が点数の差になるので、考えうるあらゆることをやっておこうとすることで得点力が伸びるからです。そして、十分な準備をするにはやはり時間がかかります。テストの数日前から慌ててワークをやっているような生徒には絶対に到達することはできません。

 

そんなわけで、中3生たちの国語では、万葉集・古今和歌集・新古今和歌集の作者名とその和歌、作品の修辞法、仮名序と各和歌集に関しての情報を暗記してもらいました。これだけやって他の知識が出たら、諦めもつきましょう(笑)。テストでは存分に発揮してもらいたいと思います(^^)/

速く正確に再現する力

本日も午後1時より教室を開けています(^^)/

 

定期テストに向けて、テスト範囲の終わっている生徒に対しては問題集の質問対応と、確認テストを繰り返しています。

 

今回の国語は古文が入ってくるので、その暗唱や理社の用語の暗記テスト、英語の音読・訳の確認などを行っています。

 

それにしても、暗記テストや音読テストを行うと、学力の高い子ほど正確で速いなぁと感じます。学力の高い子は、暗記テストをしたときに、答えが反射的(時間にして0.5秒以内)に出てきます。勉強における瞬発力が高いなという感じです。そこまでやり込むと、テストでも高得点が取れるんだということが分かっているんでしょうね。

 

いくら解き方を教えて実際に解いて見せても、それだけで生徒の成績が上がることはありません。できるようになるまで繰り返し、本人に体得してもらうしかありません。その際、瞬発的に答えが出るまでやる。そこを極めていくことが、学力向上への道だと思います。

何度も繰り返す

反復することを軽んじる子がいます。たいして反復しなくても、できるようになったと過信しています。しかし実際のところ、テストを受けるとそういう子のほとんどが、反復不足による失点を重ねます。

 

中学や高校の勉強はトレーニングです。反復することが絶大な効果を発揮します。プロスポーツの世界では、年俸1億円の選手ですら、素振りやシュート練習など基礎の反復トレーニングを欠かしません。野球初心者が、「ふーん、バットってこうやって持つのね、振り方はこんな感じか。よし、ホームラン打つから打席に立たせてくれ。」なんて言ってきたらさすがに監督も怒りますよね(^-^;

 

勉強もそれと同じです。同じ問題を何度も反復して、何も考えずに答えを導けるようになって、初めて「習得した」と言えるレベルです。「1回間違えたけど2回目にはできた」くらいではまだまだフォームは固まっていません。3回、4回、5回と繰り返し、何も考えずに問題文の冒頭を見ただけで解法の手順がパッと浮かぶようにするのが勉強の神髄です。学力トップクラスの生徒は、そういったことが瞬時にできるようになっている子がほとんどです。だからスピードも速いのです。

 

ですから「一度解いてみて、できなかった問題だけをもう一度解けばよい」という考えも危険です。その段階で素振りのフォームは固まっているのでしょうか。時間の許す限り、できた問題も含めて反復するべきです。勉強の効率化を目指すのは、本当に学力が高まって、そういった基礎問題の経験値が十分溜まってきてからにしなくては、土台がスカスカの違法建築が出来上がってしまいます。

 

まずは愚直に何度もやり直す。それが、うちの塾に来た生徒たちに課している唯一無二の方法論です。

週間課題から見えること

富士中の期末テストまで、中3生はいよいよ1週間前です。1・2年生ももうすぐ2週間前です。

 

中3生には夏休みが終わってからずっと出していたのですが、中間テストが終わってから、中1・2年生にも1週間単位で課題を出しています。学力から判断して、ひとりひとり内容の異なるものを用意していますが、さっそく効果のある子も出てきていますので、これは続けていこうと思います。準備するほうは結構大変なのですけれどね(^-^;

 

さて、効果の出てきている子は、提出されたものを見ると真面目に取り組んでいるのがよく分かります。文字一つとっても丁寧にしっかりと書いてあります。課題を提出期間の何日も前に出す生徒もいます。本当にすごいです(^^♪

 

一方、不真面目にやってるなぁと感じる生徒も存在します。これは効果が出ないなぁと思うのは、文字が雑、問題文を読んでいない、空欄が多いなど、ギリギリに「やっつけ」で終わらせていると感じるものです。例えば英語教科書の書写を課題に出した場合など、「ただお手本を写すだけ」の作業ですら「ピリオド」を忘れていたり、大文字小文字を間違えていたり、きちんと写せていません。また、空欄が多い子。少し厳しい言い方ですが、それが「分からなくて」ということであっても、空欄で提出していい理由にはなりません。「空欄で提出しても仕方ないや」と考えた時点で、怠惰の始まりです。「怠惰」は心の習慣病です。こじらせると成績に、進路に、その先は人生に関わります。これを治さない限り、これからも何も向上しません。

 

もくせい塾はやる気のある生徒のための塾です。せめて指示されたものはきちんとやる生徒でないと、居心地は悪いと思います。怠惰を克服して、良い循環に入れるように頑張って欲しいなと心で応援しつつ、ぬるい塾にならないようこれからもビシビシといきます。

進路を希望する

今は、どこの高校でも進路指導の前倒しが起こっています。1年生の夏休み前にはすでに文理選択があり、高2の終わりには志望校を決めて報告するよう言われます。

 

進路を早く決めれば本人の自覚にもつながるし、それだけ勉強面で有理になるという考えがあってのことでしょう。しかし、生徒からすると「もう決めるの!?」という思いも少なからずあるようです。

 

私としては、早く決めるのは良いことだと思う反面、「どの大学に行くか」だけでなく、その進路がどんな世界へつながっているのかもしっかり見せられる仕組みがあればいいな思います。自分が高校生だった頃、どんな職業があるのかもよく分かっていなかったですからね。

 

また、高校生になって突然進路希望を突き付けられる前、中学生や小学生のうちから将来のことを考える機会があるといいなと思います。中学校で行う職業体験のように、実際に社会に触れたり社会人と話す機会がもっと増えれば、高校での進路難民のような生徒も減るのではないでしょうか。

 

勉強に身が入っていない生徒を見ていると、そういう機会やそこでのリアルな体験がもっとあればなぁと感じます。やらされているだけの勉強には面白みはありませんからね。

テストが続きます

昨日は第6回北辰テストでした。そろそろ受験校を絞り込む大事なテストです。塾生たちはどうだったでしょうか。

 

学校のほうの期末テストも近づいてきました。富士中は、中3があと2週間、中1中2があと3週間余りです。高校生のテストも、もう1ヵ月を切っているところがあります。毎年この時期は気が休まりません。塾生も気を抜かないように頑張っていきましょう!

入試の過去問

そろそろ大学受験生たちも、大学の過去問やセンター試験の過去問に目を通し始めています。

 

「大学によってこんなに問題が違うんですね」なんて発言も聞こえてきますが、大学ごとの出題傾向をつかんでその対策を行っていくことが、大学に合格する有効な方法です。大学の偏差値の割に問題の難易度が高かったりする場合もあれば、問題が一見簡単に見えても、合格点が高くミスが許されない入試もあったりします。自分の持っている学力の特性によって勝負しやすい、しにくい大学があると思います。

 

まだ受験校を完全に絞り込めてはいないようですが、残り時間はわずかです。しっかり対策していきましょう(^^)/

テスト形式

中3生Y君とHちゃんが、今回の中間テストで順位を50番近く上げてきました(^^♪ すごいですね~。この2人が今一番塾での勉強時間が長いです。やはり、学力の伸びは勉強量に比例するということですね。よく頑張りました!

 

テスト勉強で大切なことは、そのテスト本番が「初めてのテスト形式」にならないようにすることだと思います。テスト勉強の段階で、何度か「疑似テスト」を行ってみること。これを繰り返すのが、本番でも点を取る秘訣だと思います。サッカーでも剣道でも、「試合形式」を行っておかなくては、いくら筋トレしようが技を向上させようが、試合で勝つことはできません。本番を想定した練習を行うことで、試合勘を磨き実際に試合中に練習で行ったことが出せるようになります。勉強もそれと同じで、テスト形式を練習しておかなくては、本番で自分の力を十分に発揮できません。テストの時だけケアレスミスや時間配分に気を付けようとしても、それはなかなかできることではありません。

 

 

ですから、もくせい塾では普段から「テスト」という言葉をよく使っています。ちょっとしたチェックや復習であっても、「今からテストするよ~」と言います(^^)/ そうすることで、「テスト」の緊張感を普段の勉強から感じてもらい、反対にテスト本番でも普段通りに緊張感をコントロールできるようになってもらいたいと思っています。