勉強かごちそうか。

高校生の中間テストの結果もボチボチ返却され初めています。今のとろ高1T君が学年3位を取ってきました!すごいですね~。この調子で頑張って下さい!他にも、全科目平均点より10点以上の生徒もいたり、前回よりも50番は上がりそうな生徒もいたりするので、この後結果が判明するのが楽しみです(^^♪

 

中学生たちはもうすでに期末テストに向けて勉強が始まっています。気持ちも切り替えて頑張ることができている子が半分、まだまだ「テスト終わったばかりだしぃ~。」な子が半分。ここで差が付かないように頑張って欲しいなと思います。勉強は結局、「人より努力できた」生徒が成績が上がり、そうでない生徒が下がる。そういうものです。今回順位が下がってしまった生徒こそ頑張らねばいけません。ですが、そういう子ほど「だしぃ~。」な態度が見て取れるので、早く改められるといいなと思います。期末テストまで1ヵ月です!

まずはきちんと読もう

英語が苦手という生徒と英語長文を一緒に解いていて、本人が白状しました。「今までたいして読まずに解いていました。」どうやら、普通に文章を追っていけば問題が解けることに気付いたみたいです…トホホ。

 

英語に苦手意識のある生徒の中には、よくこういった状況の生徒がいます。苦手意識があるので、正面から勝負しようとしないで、分かる単語だけサラっと拾って問題を解こうとする。そうすると、本文の中にあるのと同じ単語を使ってはいるけど間違っている選択肢を選んでしまう。内容がつかめていないので、最後は勘に頼ってしまう。読まなければ間違えるのは当たり前です。少しの忍耐力をもって読むだけで、結果は大きく変わります。

 

小学生中学生くらいだと、この状況が国語でも起きています。本文を読もうとしないで、傍線部の周辺だけ見て問題を解こうとする、当然結果はボロボロ。ただでさえ国語力の弱い生徒が、そんなことできるわけがないのです。全ては「読むのがダルい。」という忍耐力の無さから来ている症状です。

 

きちんと手順をこなすだけで、今までよりもできるようになります。それができないのは、今まで「楽な方法」を取ってきてそれでなんとかなってきちゃった背景があるからです。生徒に楽をさせない、大変なほうの道を選ばせることで、「面倒だけどやるか!」と思える子になってもらいたいと思います。

自習に来た中学生へ

今日は、早く来た中3受験生たちには授業とは別に理科の電気分解の講義をしました。また、夜の授業の合間を縫って中1・2年生に社会の用語暗記テストを行いました。

 

今日は祝日で、高校生の修学旅行が重なっていたので、授業の人数が少な目でした。(でも自習スペースは一時満席になりました。)だからというのもあったので、少し自習している生徒たちの勉強にお邪魔してみました。一人で勉強する時間も大切ですが、「その場で覚えろ~」なんて言って出された課題に対応することも学力につながると思います。

 

早く来た子、学校が休みでも来た子は素晴らしいですね。そんな生徒たちへ、私からのささやかな「特別扱い」プレゼントです。(いらないって?)

昔の生徒からの連絡

 

以前指導していた生徒から連絡がありました。

 

もう6年以上前ですが、大学受験を一緒に乗り越えた生徒です。その子とは、中学生の時からの付き合いで、もう10年になります。懐かしいですね~(^^♪ 最後は第一志望の看護学部に合格しました。夜の1時過ぎまで勉強に付き合うこともよくありました(^_^;)

 

そして今日、大学を卒業して看護師として働いていると連絡がきました。夢を叶えたんですね。感慨深いです。

 

とても嬉しい連絡でした。力をもらいました。

先生と生徒、どっちが主役?

今回の中学生の中間テストの直前で、自分自身の指導の中にまだ「講義」の部分が残っていることに気付きました。

 

もくせい塾は「講義をしない塾」です。もちろん分からないところは教えるのですが、それを教えるときに講義をして生徒の時間を奪っていることに気付きました。

 

そこで少しやり方を変え、生徒に実践させそれに付き合うやり方にしてみたところ、生徒が少し積極的になったような気がします。まだまだ私が生徒の受け身な瞬間を作ってしまっていたんですね(;一_一)

 

試行錯誤、暗中模索。まだまだ完成には程遠いです。今回手に入れたやり方を改善しつつ、良いと思うことはもっと取り入れていこうと思います。

復習とは

昨日も自習スペースが埋まる勢いでたくさんの生徒たちが自習にきました(^^)/

 

中には、中間テストが終わってから毎日来ている中学生の子もいます。今回の中間テストで悔しい思いをしたようです。テストの答案を見せるときにそのようなことを少し話してくれていましたが、その気持ちが姿勢に出ています。口先だけの「次は頑張ります。」とは全然違いますね。次はきっとリベンジを果たしてくれると思います。私も全力で応援していきます!

 

自分のテストの結果や成績を、自分のものとして見ることができるか。先日自分の勉強を客観的に見る話を書きましたが、自分の成績は自分のものです。どこか他人事になっていないか。その成績の先に、自分の将来があるということを実感できるか。おそらくこれは、周りの大人がその子の成績に興味を持って接してあげることで高まると思います。テストの結果だけを見て、良かった・悪かったと評価を下すのではなく、そこにいたるまでの過程も見てあげる。結果については、50点だから悪かった、80点だから良かったという見方をするのではなく、前回と比べてどうか、平均点と比べてどうか。勉強量に対してはどうか。科目ごとに比べてバランスはどうか。得意・苦手意識のある科目に対してどうか。点数のみで評価を下してしまうと、子供もその答案に対して自分のものだという意識が希薄になり、薄っぺらな責任感しか持てなくなります。あれこれ一緒に見てあげることをしていきたいものです。

中間テスト国語について

今回の中1の返却された答案を見ていて、国語の点数がイマイチな子が結構いました。

 

最後の作文問題が終わっていない生徒もいて、時間内に解き終わらなかったのも原因のようです。平均点も少し低めですかね。

 

しかし内容を見てみると、学校のワークから出題されている問題が多く、その他には漢字と前述の作文問題だけです。初見の問題はほとんどありませんでした。

 

学校の先生も、「ワークから出した」とおっしゃっていたそうです。また、作文の問題は、事前に問題が発表されて書いた作文を添削もしてくれるそうです。私のところにも、書いたものの添削を依頼しに来た子もいました。そうすると、ワークの問題、漢字(漢字ワークから出題)、事前に添削ありの作文、全てテスト前に準備できるものです。

 

おそらく学校の先生方は、「準備の大切さ」をメッセージに込めていたのだと思います。国語であっても、きちんと与えられたものを準備期間に習得しておく。それを怠るとテスト内で問題文をきちんと読まなくてはならず、作文も考えて書くことになり時間がかかり、その結果、「時間内に終わらない」というテストになっていました。読解力を測るテストではないかも知れませんが、こういう意図がはっきりしているテストはありがたいですね。生徒たちもそれを感じられたと思います。

 

作文問題にしても、じっくり考える時間を別枠で用意してくれたのは、生徒の書く力を育てるのに良いと思います。高校受験の時には、その場で出されたお題に対して短時間で書くことを要求されますが、いきなりそれをすると、国語の力の弱い子は力を育てることができません。通常授業の中でも作文指導をする時間はあまりないので、こういった機会に作文をじっくり書くという経験をしておけば生徒の書く力も育ちます。

 

そんなわけで、生徒の能力を育てる仕掛けの多いテストでした。イマイチな点だった生徒は、「準備の大切さ」を噛みしめて期末テストの準備をしていきましょう。

ちょっと手を緩めている君へ

高校生K君が、数学のテストで満点でした!すごいですね、学年1位確定です(^^)/ 中学生の方は、点数が上がったと報告をくれる子は多いです。大切なのは校内順位だと思いますので、個票が出たら塾に持ってきて下さい。

 

さて、富士中の期末テストまで3年生は残り1ヵ月、1・2年生でも40日程です。今週手を緩めてしまった生徒はまた気を引き締めましょう。

 

2学期は行事も多くなかなか勉強に身が入らなくなる時期です。ですからここで頑張れば、逆に大きく成績を上げるチャンスでもありますので、塾生たちには頑張ってもらいたいです。

次への準備はもう始まっている

中学生のテストが返却されはじめています。昨日答案を見せてくれた生徒たちはすごかったです。20点30点伸びたという子たちが何人かいました(^^)/ テスト前にカンヅメになって勉強することの効果を実感したことでしょう。

 

おそらく学力の序列は、それを「測ります」と宣言された段階である程度は決まってしまっていると思います。定期テストで言うと、テスト範囲表を配られた段階。その時には上位層の生徒はもうその集団の中に入っているし、中位層の生徒はその中でのちょこちょことした順位争いになるのでしょう。それは受験も同じで、大部分の生徒が、3年生になっていざ「志望校を決めよう」としたときに自分のいる学力の位置で行ける学校ということになります。前の塾にいた時に、たくさんの生徒の模試の推移を眺めていてそう感じました。結局受験生になってから、偏差値を5以上伸ばす子は全体の1割もいませんでした。偏差値を1~2程度伸ばし、それで行ける学校に進学していく。多くの生徒がそうでした。

 

もしもっとドラスティックな結末を迎えたいと望むなら、それは学力を「測ります」と言われる前から、普通の人が想像できないような努力を重ねていくしかありません。宣言されてからでは多くの人が努力を始めます。その流れの中で他の人より先んずることは難しく、平凡な結果になってしまいます。人がやっていない時こそ自分の刃を研いだ者しか劇的な変化は見込めません。

 

そんなわけで、中間テストが終わった今、劇的変化を望む皆さんは次の期末テストの勉強を始めていきましょう。ここで「ちょっとくらい休んでも~」なんて手を緩めている他の者を後ろからバッサリと切り捨てられるような、極々な刃を磨いていきましょう。

やればやるほど不安になるもの

今週の日曜は、生徒の要望により教室開けます。テスト中の人はもちろんのこと、テスト終わった人はその直しなど、みなさん良かったら来て下さい!

 

テストで良い点数を取れる子ほど、テスト勉強を怖がります。それは、どれほど気を付けてもミスが出たり、勉強の漏れがあるかも知れないという不安が出てくるからです。

 

周りの人から見たら、「そこまでやるの!?」と思うところまで熱心に勉強し、それでもまだ知識に抜けが無いか、1つもあいまいな所はないか、不安にかられてずっと探し続ける。周りの人が「もういいんじゃない?」と言ってくれても、自分の中で納得できない。それが上位層の生徒の心境なのだと思います。「今回、漢字の勉強は全くしませんでしたエヘヘ。」なんて言っている生徒には想像もつかない重圧だと思います。

 

ですから、そういう姿勢のある子は、テスト前になると塾講師の指導を少しでも受けようとして質問攻めにしたり、講師の手の空いている時間を見つけては話を聞きに行きます。講師も自分の経験からその心情を分かっているので、そういう生徒は手をかけてやりたくなり手厚くみたりします。これが「特定の生徒がずっと近くにいるから塾の先生に質問に行けない」という、いわゆる塾あるあるです。

 

周りの生徒から見たら、講師に張り付いている生徒は「いけ好かないやつ」であり、時にはその講師も「贔屓する先生」という見られ方をされてしまいますが、塾講師の目に見えているのは「勉強に一生懸命」な生徒だけであり、ただ駄弁りに来ている生徒は、相手にはするかも知れませんがまとわり付かせないようにさりげなく距離を置いたりしています。あくまでも塾講師は生徒と「勉強」というものを仲介してつながるものだからです。

 

たくさんの生徒を衛星のように周りに置く塾講師は、それだけ生徒の不安に応えようとする重力の強い惑星のようなものです。「不安」という重力を強くすればするほど、その惑星も近くに置こうとします。こうして塾での天体運動が回ってゆきます。

俯瞰の目

テスト勉強している生徒に対して、「今何点ぐらい取れると思う?」と聞くことがあります。

 

聞かれた生徒は少し困った顔で、「〇〇点くらい」と答えてくれますが、その答えは大概私の予想よりも低いです。きっとこんなこと聞かれるとは思っておらず、とっさに謙遜も含めて低めに言ってしまうのだと思います。

 

しかしこの、「聞かれると思っていなかった」という姿勢が実は問題です。私が生徒にこの質問をするのは、生徒が自分の勉強の状態を客観的に捉えられているかを確認したいからです。勉強をする時に、自分がどのくらいできていて、何が足りないのか。足りない部分を埋めるには何をどのくらいやる必要があるのか。それにはどのくらい時間がかかってやり切ることはできるのか。ジグソーパズルをする時にも、全体図を知った上でピースを埋めていけば完成できるのと同じで、ゴールと自分の立ち位置を把握している人のほうが実のある勉強ができます。

 

だから、今自分は何点くらいとれるのかを測りながら勉強するべきだと思っています。やみくもにワークを解いているだけでは全体図を知らずにピースを埋めようとするようなもので、自分が何のためにその作業をしているのかが分かりません。勉強はベクトル。「質」「量」の他に、「方向」が必要ということですね。

 

今回の中学生の中間テスト前、生徒たちの学校のワークの口答テストを行いました。全員が受けに来てくれたわけではありませんが、受けに来た生徒たちは必ずプラスの効果があったと思います。それは、「ワークを覚えるまで反復する」のに、どれだけの努力量が必要か。それを口答テストで明らかにしたからです。自分のやっている精度・量では私の口答テストに合格できないということが分かって目の色が変わった生徒もいます。(良い結果期待してます~(^^)/)。

 

こうして、自分の今の立ち位置を客観的に知ることで、勉強の「方向」を定めていく。この自分を俯瞰で見る力を持てば、学力にも良い影響が出ていくはずです。

中学生の中間テスト終わり!

本日で富士中の中間テストが終わりました。塾生はお疲れさまでした。答案が返却されたら塾に持ってきてくださいね。ここからは高校生の中間テストが佳境を迎えます。まだまだ気は抜けません。高校生の定期テストは長丁場なので、集中を切らさずに最後まで駆け抜けましょう!

 

昨日の後半、3階に移転してから初めて既設の座席だけで足りなくなりました。予備の長机と椅子のを出して急場をしのぎましたが、ついにこの日が来たか…という感じです。生徒の人数は増えていないので、生徒の「努力量」が増えてきたということですね(^^)/ 嬉しい悲鳴です。

 

やる気のある子、頑張りたい子が過ごしやすい空間作りをこれからも目指します。そうすると逆にやる気のない子には居づらくなってしまうのは申し訳ないのですが、私が独立をしたのはそういうことをやってみたかったからということもあります。私は本当に良いご縁に恵まれています。

中間テスト!

昨日は日曜でしたが、中間テスト前なので教室を開けました。すると、時間になるとすぐに生徒が続々とやって来て、10分程度で自習室は満席、15分程で個別ブースも満席になりました。初めての体験でした(^^)/

 

そして5時間ほぼ途切れることなしに生徒たちのワークチェックや質問対応をすることに(^_^;) 大変でしたが、自分の求めるテスト前の生徒の姿を見ることができてとても充実した1日でした。前日になって、やっと必死に私の前に来てチェックを受けだした生徒もいましたが、これで勉強のやり方が分かった生徒もいると思います。今後、良くなっていくだろうなと期待を込めて思います。

 

明けて今日ですが、昨日の帰りに「早く開けて欲しい」と要望がありました。普通は3日前までに言われた分しか受付けないのですが、どうしてもとのことだったので少し早く開けました…が、その生徒は来ませんでした。30分程待ってから再び閉めて、通常通りに開けました。約束は守って欲しいものです。今度は今まで通り、3日前までに依頼された分を受付けます。

 

今回の生徒たちの素晴らしい姿を見て、ちょっと新しい仕組みを思いついてしまったので、これから練っていきたいなと思います。

教室開放

本日は中間テスト直前の為、教室を早くから開けています! 今10分経ちましたが、まだ4人しか来てないですね(^_^;)

 

あと2日。最後の追い込みをかけていきましょう!

勉強に捧げる日

第5回北辰テストが返却されました。

 

残念ながら私の予感は的中してしまい、第4回の結果から続伸する生徒は2名のみとなってしまいました。何とか踏みとどまった生徒はよく頑張ったと思います。下がってしまった生徒は、少しでも気を抜けばこうなることが分かったと思います。もう夏休みの貯金を食いつぶしてしまったと自覚し、ここからまたコツコツと稼いでいかねばなりません。9月序盤の自分の行動を振り返り、ここから巻き返していきましょう!

 

さて、各学校の中間テストまで残すところあと数日、富士中は3日です。本気で成績を上げたい人は、ここから勉強だけに集中して残り生活を送りましょう。起きている時間は全て勉強のことを考え、成績を上げる為の行動をしましょう。そういう数日間があってもいいじゃないですか。成績を上げる行動というのは、漢字を1時間も2時間もノートに書くということではありません。まずは3教科分のワークを1日で1周するにはどうするべきか。それを考えて行動してみましょう。

ハロウィン

テスト前につき、ここ数日は自習室が連日満席になっています(^^)/ (他にも座席はありますので、生徒が座れないということは今のところありません。)

 

そんな頑張る生徒たちに…(写真)

 

このお菓子、何日くらいでなくなるでしょうか。勉強のお供にして下さい(^^♪

準備は万端かい?

昨日は3連休の最終日でしたが、たくさんの生徒が自習に来て頑張っていました(^^)/ ちょっと風邪が流行っているような雰囲気があります。テスト直前なので、体調管理には十分気を付けて下さい。他の生徒のことも考慮して、風邪気味の人は薬を飲んだりマスクを付けたりして来て下さい。

 

多くの学校がテストまで1週間ほどになりました。ここまでで、準備はどのくらいできたのか。残りの日数は、どんなに勉強の意欲の無い生徒でもそれなりに準備(学校の提出物等)はすると思うので、ここまででどのくらいそういう生徒を引き離せたのかが大きいと思います。これからの1週間を、学校の提出物に充てる生徒と、それがすでに終わって、「点を伸ばす作業」に充てる生徒。それぞれどんな結果になるかは火を見るよりも明らかです。

 

勉強・成績・進路に関して言えば、本当に「アリとキリギリス」です。3連休、真面目に勉強していた生徒たちが少しでもよい成績を取れるよう応援していきます!

抽象的にとらえる

どうも数学の苦手な子は、これとこれは同じタイプの問題だと考えること、つまり「抽象化」するのが苦手なようです。

 

例えば、

➀動物園に入るのに、大人2人と子供1人では2500円、大人1人と子供2人では2000円でした。大人と子供の入園料を求めなさい。

 

 

➁ノートと消しゴムを買おうと思います。ノート2冊と消しゴム3個で550円、ノート3冊と消しゴム2個で700円でした。ノート1冊と消しゴム1個の値段を求めなさい。

 

上の➀➁の問題が別のものに見えるようです。中には、別のものに見えていてもそれぞれ1問1答のように解法を覚えてしまう根性のある子もいるようですが、「どっちも同じだ」と思って解けるようにならないと、いずれどこかで頭打ちになってしまいます。数学は法則性やルールを見抜く力が求められます。目の前の問題にノートや入園料と言った具体的な言葉があっても、その裏には同じルールが貫いてあるはずです。そこを視る力が、抽象化ということです。

 

今もくせい塾では、テスト対策問題を解いてもらった後に直ししてもらっています。その時に学校のワークの類題を探させて、その解法からテストの問題が解けるように、問題の橋渡しをするようにしています。他の問題を見て、解き方が分かるようになればそれが抽象化の第一歩だと思います。

指示を聞く

「素直」な生徒ほど成績は伸びやすいです。

 

例えば、授業で問題を教えた後に、「この問題を今すぐもう一度解いておいて」と伝えたとします。私はその場で解き直しをする必要があると思い、その指示を出しました。

 

それを素直に守って解き直しをする子は、そこでその問題を身に付けられる確率が上がります。しかしその指示を守らず他の問題を解いたりしている子は、その問題の解法を忘れてしまい、後日、同じ問題をまた「分かりません」と言ってきます。

 

私の指示を聞かずに他の問題に取り組んでいた子に、「どうして他のことをやっているの?」と尋ねると、「他の問題をやったほうがいいと思ったので。」と答えることがよくあります。その問題はもう『分かった』からというわけです。当然、『分かった』と『できる』は違うわけで、そこでそれを認めてしまったら勉強は『できる』ようにはなりません。

 

ですから、自分のやり方に固執してしまう生徒や頑固な生徒は、成績が上がりにくくなりがちです。素直に指示を守ってくれたほうがよっぽど楽なのにな、と思っています。

自習室の状況とか

昨日は自習スペースが満席になり、緊急で開放している個別ブースも一時全て埋まってしまいました。中3R君に「また移転ですか(ニヤリ)。」と言われましたが、それは私の財布的にさすがに勘弁願いたいです(◎_◎;) 昨日は、自習に来ていない生徒(中高生)が2人だけなので、これが最大数と考えていいと思います。なんとか入り切った…かな。

 

いよいよテストに向けての準備が山場です。中学生たちは、最低でも今週中に学校のワークの提出分は終わらせておかないと、テストで良い点は望めません。早目に完成させて、周回作業に入りましょう。

勉強に対する気持ち

富士中の中間テストまであと12日です。

 

テスト範囲の授業が終わった中学生たちには、テスト範囲の模試を解かせています。今の実力を知った上で勉強の方針に役立ててもらいたいと思って行ったのですが、少し興味深い結果を得られました。

 

早い子で、だいたい3週間前くらいから模試を行っていますが、この時期の生徒たちの模試の結果には、あまり差が無いことが分かりました。前回、1学期期末テストで80点以上取れた子も60点以下だった子も、多少の差はありますが、この段階で20点以上の差が付いているわけでは無いようです。

 

そうしますと、この後テストまでの直前2週間で差が付いていることが予測できます。このテスト直前の2週間をどのように過ごすのか。ここに明暗を分ける何かがあるようです。そこを考えてみたいと思います。

 

1つは勉強の仕方とそれに対する「執着」でしょうか。やはり成績の良い生徒の勉強の仕方を見ていると、勉強に対する濃さや粘り強さがすごいです。自分ができるようになるまで、時間と労力を惜しみません。また、学校の提出物を「終わらせる」ことを優先するようなこともしません。勉強していくうちに、いつの間にか提出物が終わっている感じなのでしょう。「もっと勉強をするには」という考えが行動に表れています。逆に時間を見て勉強を切り上げるような子は執着が弱めの「薄味勉強」です。報告書を見てみても、立てた予定に対して終わっていなくても帰っていることが多いですし、一日の作業量が少なく、残り時間に対する意識が希薄です。勉強を「やらされている」という考えが行動に出ています。

 

勉強に対して前向きか後ろ向きかという、当たり前の結論になってしまいましたが、気の持ちよう一つで結果が変わるのなら、前向きに取り組んで欲しいですね。

 

中間テスト2週間前!

昨日の明け方は台風で、ものすごい風雨でしたね。その音で何度か目覚めてしまうほどでした。地元のお店なども、夕方には急きょ閉店するところも結構あったようです。

 

同時に、昨日は第5回北辰テストでした。塾生のみなさんはどうでしたか。9月の上旬はみんな少し気が抜けていたように見えましたが、中盤から頑張り出した子が出てきて、結果にどう繋がったか注目です。北辰の偏差値は日ごろの積み重ねがモノを言うので、次に向かって今から頑張っていきましょう。

 

さて今日が、ちょうど富士中のテスト2週間です。先週1週間で自分がどれだけ成長したかを思い出して下さい。それをあと2回繰り返したらテストです。「先週1週間、たいして勉強してないな~」と思ってしまった人は、それをあと2回繰り返さないためにも、すぐに勉強を始めましょう。もう学校のワークが全て終わっている生徒もいます。そういう人たちに続けるように、今週中にワークを1周終わらせましょう。塾の授業は、範囲の終わっていない人以外もう進めずにテスト勉強の時間にするので、ワークを進めながら、分からないところは質問してください。

 

高校生もテスト2週間前に入った学校が出てきました。高校生が中学生の模範となるような行動を示して欲しいなと思います。