中間テストまで

今週に入ってから、自習スペースが混み合ってきました。中間テストまで20日を切って、塾生たちもエンジンをかけ始めたようです。自習室の残席状況などはできるだけリアルタイムでお知らせするようにしていますが、座れないことはないと思うので今のところ大丈夫です。

 

授業でも先に進むのを一旦止め、ほとんどの生徒が定期テストの勉強に入っています。私はどのくらいできているのかをチェックして回っていますが、まだ50~60パーセントくらいの子が多いです。このままテストに臨むと、そのままの点数になりそうなので、できていないところを直させていきます。これを真面目に克服していければ、もっと伸びる時間はまだあります。頑張っていきましょう。

反復の効果

中学2年生には現在、1次関数の必須事項を暗唱させています。

 

ほんのちょっとした量の暗唱ではありますが、始めの頃は1週間経つと忘れてしまっている子がほとんどでした。それをもう一度暗記させて言わせてを繰り返し、そろそろ1ヵ月が経ちますが、だいぶ言えるようになってきました。おそらく生徒たちは、20~30回は暗唱を声に出していると思います。

 

どんなことでもそうですが、覚えるためには、何度も何度も反復することが必要です。「覚えられない」と言っている人は、覚えるまで繰り返していないだけです。「ちょっと記憶力が弱いな」と思う生徒でも言えるようになってきているので、個人差はありますがこれは事実です。

 

暗記に頼る勉強はよくないと言われていますが、結局は覚えていることしかテストでは発揮できません。面倒臭がらずに反復しましょう。

今すぐにやめて欲しいこと

今すぐにやめて欲しい「勉強法」は、「まとめノート作り」や「漢字をノートの行に合わせて端から端まで書く(これを私は、漢字の『ライン工』と呼んでいます。)」、「解答を『見ながら』問題を解く」です。

 

それは、スマホ等でゲームをするのに似ています。なんとなく作業が進んでいるように感じ満足感がある。でも作業中全く頭は働いていないので、結局何も残らない、ということです。スマホのゲームは音や光の刺激で快感を得る娯楽です。それは、パチンコも同じですね。以前海外の映像で、まだ立ち上がれるようになったばかりくらいの幼児がタバコを吸っている映像を見たことがあります。そんな子供がいるということと、それを与えた親にとても衝撃を受けたのですが、スマホを(何のルール作りもなしに)子供に与えるのは、子供にタバコを与えるというのと同じことなのかも知れません。

 

さて、前述の「勉強」の内容なのですが、満足感を得ることが目的では無いのならば、すぐにやめるほうが時間の節約になります。そして、以下のようにやり方を変えてみてください。

 

「ノート作り」⇒「テスト作り」

まとめノートではなく、どんな問題が出るかを予想したテスト作りをしてみる。問題も、自分でオリジナルのものを解答とともに考えて作る。実はものすごく効果のある勉強だと思います。

 

「漢字の『ライン工』」⇒「漢字の『空中戦』」

紙に書いて覚えるのではなく、空中に指で書いて覚える。空に書くと、その軌跡を頭に留めようとするので暗記作業にもなります。

 

「解答を『見ながら』問題を解く」⇒「解答を『見てから』問題を解く」

解答を一度読んで理解し、その解答を「閉じて」からもう一度その場で解いてみる。解答を『見ながら』だと、頭を使わないただのコピーと同じですが、解答を見て理解したあとにその解答を見ずにもう一度再現しようとすれば、脳内の思考回路が働き、より強い記憶になります。

 

勉強の「単純作業」は何も生み出さないので、是非勉強の「知的作業」を行いましょう。

テスト勉強の「計画」

昨日、中2Y君が、社会ワークの4周目が終わったそうです。この時期にこのペースはすごいです(^^)/

 

もしも私が中学生だったならば、テスト勉強は「問題集を解く」⇒「教科書を読む」⇒「板書ノートのチェック」ということだけをすると思います。あまりあれこれ手を広げずに、まずは学校の問題集と塾の問題集、これを完璧に全て解けるようにします。(私の場合、ワークを7、8周ほど解く必要があると思います。)その際に出てきた不明な点は、教科書を読んで解決します。ノートまとめは時間の無駄なのでしません。英単語などの暗記は集中して直前に詰め込みます。理社の用語は問題集を暗記勉強用に改造して使います。続いて板書ノートなど、「学校の授業で何を習ったか」を思い出し、そこから出題の予想もすると思います。あとはひたすら教科書を声に出して読み込みます。特に社会の教科書の欄外と、国語の教科書の欄外は全て覚えると思います。また、作文対策として225字の作文を8分で書ききる練習もすると思います。数学理科は北辰テストのような少し難し目の問題にも手を出せれば出します。1科目に15時間は欲しいとして、5教科75時間。1日4時間勉強するなら19日。19日前から始めて間に合うかなといった感じです。

 

本日は富士中の中間テスト20日前です。

もっとやろう

本日は祝日ですが、塾を開けるなり続々と生徒たちが自習に来ています(^^)/ 次の中間テストに期待できそうですね~。

 

さて、高校生もあと3週間程で中間テストに入ります。2学期は中学生と高校生のテスト日程が重なっているので、直前の塾はかなり混雑が予想されます。ですから今から勉強量をかせいでおきましょう。見ていると、高校2年生の勉強量が1年生、3年生に比べて圧倒的に少ないです。指定校推薦を狙うにしては中途半端な成績、かといって一般受験をするには中身スカスカです。2年生というのは「中だるみの時期」と言われますが、もう受験まで1年とちょっとです。大学受験は「ふるいにかける」試験です。内容も、範囲の広さも膨大で高校受験とは勝手が異なります。「どこでもいい」のなら大学は全入時代ですが、自分の行きたいと思う大学は、他の人にとっても「行きたい」大学です。生半可な気持ちでいると簡単にふるい落とされます。もっと頑張りましょう。

 

中3の高校受験生も、もう受験が終わったかのような姿勢の生徒が出てきています。「自分は頑張った。良い思い出ができた。」ともう思っているのならレースを離れてリタイアゾーンへどうぞ。受験はそんなに甘くないです。

模試の過去問

「模試の過去問を解く」というのは、得点力を上げる良い方法です。

 

問題集をたくさん解いているのに模試でイマイチ点が伸びない人は、実戦的な練習が足りないことに原因があります。公式は覚えているのに、それを「使いこなす」ことができていない場合です。模試等になると、ただ公式を問うような「確認レベル」の問題は少なく、その公式を使えるように問題を解きほぐす必要が多くなります。ですから、模試の過去問などをたくさん解くとこでその実戦力を養うと、点が伸びやすくなります。

 

問題集などでも、標準レベル以上の問題や入試問題が載っていれば、それをしっかり解けるように練習していけば得点力は上がりますが、スポーツでも「試合勘は試合に出ないと養われない」と言われるように、「テストの得点勘はテストを受けることで養われる」と思います。テストはそれほど頻繁にはありませんので、それを補うためにも模試の過去問をどんどんやるといいと思います。

 

次の北辰テストまで1週間となりました。高校受験生は「北辰のかこもん」をしっかりやって備えましょう。高校生たちは、塾にある「河合模試問題集」「東進模試問題集」「Z会センター試験問題集」などをやってみて、今の自分の実力を知っておきましょう。

塾のシステムの紹介

現在もくせい塾では、中学生の塾生に対して以下の課題を出しています。

 

[英語]

〇授業で行った教科書の範囲のノート作り(本文・訳・単語意味調べ)

〇行った範囲までの塾ワークを終わらせる

〇単語テストの勉強

[数学]

〇授業で行った範囲までの学校のワークを終わらせる(授業内に終わらなかった場合)

〇行った範囲までの塾ワークを終わらせる

 

極々普通の量ですが、まずはそれをきちんと次の授業までに行う。それが勉強の習慣を作ると思っています。これに加え、長期休みや定期テストが近付いた場合は別の課題を出したりします。ほとんど全ての生徒はこの課題の出し方です。保護者の方はお子様がちゃんとやっているか、ご家庭でもチェックしてあげて下さい。これができていないと定期テストで点を取るための勉強につながりません。

 

そしてこの内容に加え、定期テスト前に勉強量を増やして学校のワークの周回をすれば、定期テストで8割は超えると計算しています。8割を常に超えることができるようになったら、その子は次の段階に進みたいと思っています。スポーツクラブのチームなどで言う、「上のカテゴリーに入る」というのに近いかも知れません。更に大変な道ですが、私の更なる期待を背負って頑張ってもらっています。

 

また、やる気のある生徒の為に、いろいろな教材が使える仕組みも整えています。例えばプリントを自由に出して行えるようにしてありますが、そちらのほうの利用者も増えてきました。最近私はその丸付けに追われています(^_^;) やる気のある生徒がたくさんいる証拠ですかね。どんどん私を追い立てて欲しいと思います。

 

もくせい塾は小さな塾ですが、実にいろいろな学力の生徒が集まっています。そのボリュームゾーンはもちろん学校で平均くらいの生徒たちですが、それより上の子も下の子もしっかり成績を上げられるように常に工夫し、実践します。

テストが近付いてきた

富士中、各高校の中間テストまで4週間を切りました。今週・来週と連休が続きますがそこで勉強しましょう。

 

テスト勉強は、いくらやってもやり足りないくらいです。テストの結果が出てから「もう少しやっておけば良かった。」「演習が足りなかった。」と反省する生徒がいます。中には、毎回同じことを言っている、まるで伝統芸能のような生徒もいます。

 

成績が悪かったことの弁を繰り返しても芸には昇華しません。前回1学期期末テストの結果が悪かった生徒は、今日からでも毎日塾に来て勉強しましょう。勉強は、問題集を解くことを中心に行い、自分で自分にテストをするように暗記をしましょう。ワークを7周解くことも目指しましょう。まずはそれをやってみて、それでもダメだったら「どうしよう」と悩んで下さい。

規則正しく勉強をする

いっそのこと、塾の授業を「予約制」にしてみるのはどうでしょうか。

 

月はじめに、その月の授業を回数分「予約」して、そこで決めた時間に来るという方法です。そうすれば、好きな日好きな時間に来ることができます。なかなか良い考えではありませんか?

 

でもそうすると、月の前半に全部入れて後半は全く来なかったり、入れたい時に入れることができなかったりが続く子も出てくると思います。

 

そしてその結果、ほとんどの生徒の成績が上がりませんでした。こわいですね~。

 

以上は冗談です(^^)/ なぜこのようなことを言ったのかというと、塾の時間割に従って「規則正しく通う」ことは成績アップの効果につながるからです。週1回通塾の生徒が1日休むと、次の塾まで2週間近く期間が開くことになります。その生徒に学習の習慣が付いていなかったら、その期間全く勉強しないことになります。人は1週間で、記憶したことの80%近くを忘れることが分かっています。だから復習が必要なのです。それを2週間も放置したら…。そんなわけで週1の塾通い「だけ」で成績を上げることも、本当は至難の業です。(それだけで成績が上がったら、その子は天才です。)

 

このことが分かっていると、上の「予約制」の塾は学力向上につながりにくく、また、1週間以上も勉強をサボるのは自殺行為だと分かるはずです。

 

勉強よりも大切なことがあるのならばそれも良しです。しかし、優先させた結果、勉強が「犠牲」になっているのならば、その結果を受け止めなくてはいけません。毎日歯を食いしばって勉強しても簡単に成績は上がりません。だからこそ、勉強を頑張った人にはそれ相応の未来が待っています。

帰宅時注意

昨日の夜、赤山街道沿いで変質者が出たと、保護者の方から連絡が入りました。みなさん十分に気を付けて下さい。

 

帰宅が遅くなる場合は、事前に保護者の方にその連絡をしておきましょう。帰りに連絡する場合は、塾の電話を使ってもかまいません。また、できるだけ明るい道を通るようにしましょう。

簡単にあきらめないで

世間では本日まで3連休のようですが、もくせい塾は平常運転です!この3連休で勉強した人とせずに遊んでいた人とでは、大きな差が付きますからね(^^♪

 

さて、2学期になると、英検などの検定と中間テスト、それに中3生は北辰テストなどの検定・テストの日程が立て続けになり、勉強期間が重なってきます。そうなると、「何を優先したらいいですか?」と質問を受けることがよくあるのですが、私の答えとしては残酷で、「全部」です。

 

もちろん、どうしてもこなすのが難しい場合があるので、そういうときは勉強の計画を整理してあげることもあります。ですが、その日程でテストが行われることは、下手すれば半年以上も前から分かっていることです。それを1週間前くらいになってようやく準備に取り掛かっているのでは遅すぎます。そうなってからの「どちらを~」という質問は、「どちらか捨ててもいいですか。」と言っているのと同じです。その了承は私にはできません。

 

あくまで全方位に向かって全力でいることが、学力向上につながると思います。それをやる前から、「どっちもやるのは無理だ。」と諦めてしまうのは勿体ないです。成績のいい子ほど、部活動で優秀な成績をおさめていたり、部活動の部長や委員会の委員長を兼任していたりするものです。「仕事はできる人に集まる」というのは子供の世界でも同じです。自分に与えられた仕事(ここではテスト等の日程)を粛々とこなせるようになることが、できる人への第一歩です。

小テストも気を抜かずに

自習に来ている生徒の学習記録シートをチェックしていて、「学校の小テストの勉強」をしている子が最近増えてきたのが分かりました。これはいいことですね(^^♪

 

小テストというと、学校の授業内に行う単語や漢字テストなどですが、おそらく学校の中にはこれらのテストに対し、準備すらしていない生徒もいることでしょう。ですから、わざわざ塾に来てきちんと準備しているのは立派です。

 

これらの結果も通知表の成績には含まれるでしょうし、テストのたびに、「準備をする」という意識を持つことは、学力に対してよい影響があるはずです。準備をする時に、どれくらい行えばどのくらいの結果が得られるのか、その感覚をつかむ練習にもなりますし、それを繰り返していけば学校の定期テストの結果に対しても「計算」のできる生徒になれるかも知れません。(これができればもう一流ですね。)

 

学力の高い子は、こういったちょっとした確認テストに対しても手を抜きません。常に全力で完璧を目指し、満点でないときは悔しがります。「どうせ小テストだし~。」なんて舐めてかかるのは、それなりの生徒です。ですから小テストに対して準備をすることは、向上心の高い生徒への変化の過程だと言えます。

 

欲を言えば、この「小テストの準備」だけで塾での1日を終えてしまうのではなく、準備は勉強の中の一部(30分くらいで終えられるよう)になるくらいの要領の良さを身に付けて欲しいというところです。ですが、まずはテストと呼ばれるものに対する準備をきちんと行う。これができるようになってきたのが成長と言えるのかな、なんて思っています。

第4回北辰テストの結果を受けて

昨日は自習室があふれてしまい、個別ブースも開放する事態になりました(^_^;) みんな、すごい頑張ってます!

 

さて、第4回北辰テストが返却されました。今回初めて受けた生徒以外、全員伸びていたようでとりあえずはホッとしました。5教科で偏差値10伸ばすのは無理でしたが、全員4ポイント以上、前回から8ポイント以上伸びた生徒もいたので、夏によく頑張ったなと思います。

 

しかし、次でこのまま続伸するのはちょっと難しいかなと今の受験生たちの様子を見ていて感じます。夏が終わってから勉強のギアがさらに上がったかというと…。今回、1科目は偏差値10以上伸ばすことに半数の子が成功しています。ですが、その勉強を続けなくては次も伸びる、そしてこのまま偏差値を伸ばしていくことは難しいです。今は少しサボればすぐに結果に出てしまう時期です。例年に比べ、勉強への意識が弱い子が多いので、私は今回の結果を受けて安心以上に心配を感じています。

塾を「使う」

昨日は全塾生の7割以上の生徒が塾に来ました。みんな頑張っていますね~!

 

単語帳を少しずつ覚えて、毎日テストをすることを約束して勉強している生徒がいます。本人としては、1週間分をまとめてテストするよりもこちらのほうがやりやすいということで始めました。やりやすさは人それぞれですので、こういう要望にもできるだけ応えるようにしています。

 

また他の生徒ですが、塾のプリントシステムの問題集を期限を決めて進めている子もいます。学校の勉強だけでなくもう1本の自学の計画を作り頑張っていて立派です(^^)/ 塾で印刷した問題は、帰りにポストに入れておけば私が採点することにしました。本当は丸付けも自分でやるほうが学習効果が高いのですが、それは各自が持っている問題集で行うこととして、こういう「赤ペン先生(今の人に分かるかな?)」的なチャンネルもあると生徒の学力や勉強の様子をよりチェックしやすくなりますし、面白いかなと思って始めました。

 

今中学生に課している最低限の課題は、「学校のワーク」と「塾のワーク」です。が、暗記テストやこうした演習問題など、やる気のある生徒はどんどん他にも手を広げています。それに応えるだけの設備を着々と増やしていますので、どんどん利用してください。各学校中間テストまでおよそ1ヵ月です。勉強のギアを上げてバリバリ頑張っていきましょう!

忘れ物

生徒が塾に来てさっそく、「忘れ物をしたので家に取りに帰っていいですか。」と聞いてくることがあります。

 

私は、道具は自分のものを使うべきだと思っているので了承しています。ですが、そういう生徒がだいたい取りに帰って再び塾に戻って来るまでに20分程かかります。忘れ物をする生徒は限られてくるので、同じ子が月に3回も4回も20分かけて自宅と塾の間を忘れ物の為に往復しているようです。すると60分から、長くて80分くらいの時間になります。短い映画なら1本見れてしまいますね。

 

生徒にとって80分あれば、1科目まとまった勉強ができるはずです。忘れ物を繰り返すと、忘れ物をしない生徒と比べて1ヵ月でそれだけの時間差が生まれてしまいます。さすがにそれはもったいないと思います。忘れ物のチェックは、家を出る前に30秒もあればできます。できるだけロスを減らすためにも、そういうことへの意識は常に持っていきましょう。

本を読む習慣

小学生の勉強を見ていて分かるのが、「問題文を読まない生徒が多い」ということです。

 

確かに、小学生向けの国語の読解などは、問題文を全部読まなくても該当箇所がすぐに分かります。ですから、そのように問題に向き合ってきた子は、放っておくと「本文を読んでから問題文を見る」という習慣が無いまま学年が上がっていってしまいます。すると中学生になって、「国語のできない子」の一員になってしまいます。

 

英語や国語の解法テクニックとして、該当箇所のみを拾って教える手法があることも知っていますが、私はそれが好きではありません。私も、直前の接続詞や指示語を見て答えの根拠を探す手段を教えたりしていますが、それは本文を全て読んでからです。

 

国語の科目があり、読解問題が出題されるのは、「その文章を正確に読めているか」を確認するためです。ですから、「とりあえずこうすれば答えに辿りつける」という教え方に意味があるとは思えません。小学生の問題の解き方を見ていると、答え探しになってしまっていて、文章の内容は全く理解していないなんてこともありそうです。今はまだいいけれど、その後だんだんと先細りしていってしまわない為にも、「全文を読む」ことを習慣づけていかなくてはなりません。

 

中学生くらいで国語のできない子は、この「全文を読まない」ことに加え、語彙力の乏しさや読書の経験値不足も原因となります。読書の習慣が全くないまま中学生になってしまった子は悲惨です。文章を読む力が無いと、他の科目も成長しにくくなります。問題を解こうにも、問題文の言っていることが分からない。解答を読めないので、できない問題がいつまでもできないまま。今の成績が悪くても、本を読んでいる子ならば多少は大丈夫ですが、読書の習慣の無い子は成績を上げるのがとても難しくなります。読書の習慣は放っておいても身に付くことはありませんので、最低でも週1冊くらいは、家庭で本を読む習慣を付けていく必要があると思います。

辞書を引く

新学期が始まり、1週間程が経ちました。そろそろ学校のある生活にも慣れてきたと思います。塾生たちには、ここで勉強のペースを一気に掴んで中間テストに向かってもらいたいと思います。

 

生徒の「辞書を引く速さ」に注目しています。英語でも国語でも、速い生徒は10秒くらいでお目当ての語を見つけ、遅い生徒の場合は1分以上かかっているようです。

 

辞書引きの速さは「慣れ」です。引けば引くほど速くなっていきます。そして速くなるには、調べたい語の「綴り」を瞬時に記憶して、その語を見ずに辞書を引くようにすることが必要です。その作業を繰り返していくうちに、短期記憶が鍛えられ、その単語や漢字などを自然と記憶することができるようになります。実際、紙辞書をたくさん引いている生徒はそれだけで語彙力が伸びます。一方、辞書を引かない生徒や、電子辞書に慣れてしまった生徒の語彙力はイマイチな気がします。

 

塾には国語辞書、古語辞書、英和・和英辞書などを取りそろえておいてあります。自分の辞書を持ってきた生徒は、「置き辞書スペース」を用意しています。たくさん辞書を引く。電子辞書やインターネットなど、利便性の高いものが手軽に手に入る時代だからこそ、手を使って勉強することの大切さを伝えていきたいと思っています。

勉強量が圧倒的に足りない

受験生たちにはそろそろ志望校を決めていってもらいたいなと思います。志望校が決まれば、そこまでの道のりが示されるからです。今の実力だとどれくらい足りていないのか、それを補うにはどのくらい勉強する必要があるのか。

 

受験における学力は、小学校入学前後から今までの10数年間の積み上げと、受験勉強期間の積み上げの単純な和です。おそらく緻密に見れば数値化もできると思います。生徒が行きたいと思っている学校にあとどれくらいで達するのか、それとももう届かないのか。(もちろん受験の合否は当日の出来にもよるのでそこはまた別の話です。)

 

今年の高校受験生たちは例年に比べると、正直言って今のところ勉強量が少ないです。志望校が決まっていない生徒もいるので、そのために意識がまだ低いことが原因の一つだと思います。このままだと易きに流れてしまうと危惧しています。まずは志望校を早く決めていきましょう。

英文の音読

公立の高校は、今週末が文化祭というところが多いようですね。

 

さて、中学生の英語を見ていて思うのが、「英文を読むのに慣れていない」生徒が多いということです。音読をさせてみても、たどたどしく、速度も遅いです。

 

英語の学習はまず、英文を読むところから始めるべきです。同じ文を何度も何度も繰り返し読み、文のリズムをつかむ。そして訳をして単語や文法の学習をして再び英文を読む。すると文の構造も理解しやすくなります。英語学習の土台には音読があるべきです。そこを鍛えなくては、その上に英語学力の城は立ちません。

 

塾では新しい内容を指導するときは後に続いて読ませ、その後時間に余裕があるときは時間を測って何度も読ませたりもしますが、それだけではまだまだ足りません。1つの文につき30回は最低読ませたいと思い、そう伝えています。英語が得意になりたいのなら、まずは読むことです。

忍耐力

勉強に必要なことの一つに、「忍耐力」が挙げられます。

 

何か作業をしていても、すぐにキョロキョロしだしてしまったり、立ち歩いてしまったりする生徒がいます。そういう子は勉強も効率的にできていません。私が授業中に自習室を見ると、すぐに目が合う生徒が一定数います。そういう子には、「よく目が合うね、先生のこと好きなの?」と言って勉強に戻したりするのですけれど(^_^;) なかなか忍耐力を付けるのは難しいようです。

 

また、問題を解いていて分からないものに出会ったら、自分で調べるよう誘導しているのですが、辞書を引いたり参考書を調べたりするのを嫌がる生徒もいます。こういうことをじっくりとできるようにならないと、自学力が育ちません。こういう時にすぐ解答を開いて答えを見てしまう子も忍耐力がありません。そういう子には、その答えになる理由を質問します。するとたいてい答えられないので、「説明できるようにしてごらん」と、調べるように誘導します。

 

いずれにしても、こちらからすぐに答えや正しい振る舞い方を教えてしまうと全く成長が無いので、こちらも忍耐強く、考えて行動させるようにしていきます。

自習室の利用状況と台風について

今日富士中ではスぺコンなどの小テストがあるようで、昨日は1次的に自習室の座席が満席になりました。始業式で2学期が始まったばかりなのにみんな自習に来ていてすごいですね~(^^♪ この調子で毎日でも自習に来て下さい!

 

本日は、台風が近付いて来ています。関東地方にどこまで影響があるか分かりませんが、夜からあすにかけて最も近付くようなので、様子を見て塾にお越しください。一応塾は開いておりますが、通塾が難しいと判断された場合は授業を振替いたします。その際のご連絡は不要です。

新学期!

今日から新学期ですね。改めて勉強を頑張っていきましょう!

 

富士中は、10月中旬に中間テストがあります。今から数えてもう45日もありません。まずはそこに向けてしっかり準備しましょう。

 

学校が始まると、友達付き合いというか、なんとなく流されて勉強から遠ざかっていってしまう人もいます。自分の芯がぶれることなくしっかり目標を定めておくことが大事です。

 

もくせい塾は夏休みが終わってから今日までに、問題演習システムをさらに成長させています。利用しない手はないですよ(^^)/

夏期講習修了!

高校受験生の夏期講習が終わりました。受験生たちはよく頑張っていました。最終的には全員1日10時間勉強ができるようになっていました!まずは明日の北辰テストでしっかりと頑張ってもらい、受験に向けて弾みをつけてもらいたいと思います。

 

夏期講習が終わったということは、もう新学期が始まりますね。今年の夏は自習に来る生徒の数が過去一番多かったです。毎日20枚以上の報告書をチェックしました。頑張っている子は本当によくやっていましたね(^^♪ 中3生たちはこの夏、10冊程問題集をこなしましたが、中2生で最高5冊ほど頑張った子もいますし、高校2年生の中にも自習によく来るようになった子もいました。「アリとキリギリス」の話ではないですが、「コツコツやる」というのはものすごい差を生むんだなと感じます。もはやキリギリスなんて眼中にないですね(^^)/

 

夏前から少しずつですが、希望者には長期の勉強計画を一緒に立てるということをやっています。また、塾のプリントシステムもどんどん進化させているので、自習で何をやっていいのか分からない人はどんどん相談しに来てください! もくせい塾は、やる気のある生徒を全力で応援します!