数学の確認テスト

昨日は非常事態宣言も解除されたので、夜に少し車を走らせていたのですが、夜8時を過ぎても外食店が開いていることに感動してしまいました。まだどうなるか分かりませんし油断は全くできませんが、止まっている時間が動き出したような気がしました。

 

塾では前学年の復習が終わり、新学年の勉強に入った生徒が少しずつ数学の確認テストを受け始めています。まだ慣れずに不合格してしまう生徒もいますが、ギリギリ合格する生徒もいれば悠々合格している生徒もいて、滑り出しはまずまずです(^^)/

 

生徒には授業までにテストの準備をしてもらい、それを授業を行っているのですが、テストを受けている間、私のほうがドキドキしています。今回始めた数学のテストは、英単語テストのように覚えればすぐに合格できるものでもないので、ある程度不合格者は出るだろうなと思っています。その場合、どういう風に生徒のやる気につなげるか。ここが講師の腕の見せ所だと思います。

 

本人的にはそれなりに頑張ったのに不合格だったりすることもあると思いますので一概に「不合格=準備していない」というわけではないかも知れません。とはいえ、テストで出てくるのはワークの確認問題だけです。合格ラインも高いわけではないので、ワークを自力で解けるようにしておけば誰でも合格できます。ですから不合格となってしまった場合、それで「よし」とするわけにはいきません。

 

おそらく学校の定期テストで平均が超えられなかったり、勉強しているのに点数が上がらない子の多くに足りないことがここにあります。「解答の再現力」とでも言うのでしょうか。問題を解いて正解だった・不正解だったの先に、「テストで出されても同じように解答できる」や、「類題が出ても自分の解いたことのある問題を流用して解ける」といった力です。こうしたアウトプットの力が弱いとテストで点が取れないので、それをこのテストで強化していきたいと思っています。テストで合格するにはどうしたら良いのか、考えて行動することを身に付けてもらいます。

 

今はまだ、テストを受けている子たちを見ながらハラハラしていますが、これで合格することが当たり前になってきたら塾生のレベルがまた一段と高まるような気がしています。

詩人になりたい

教室に来る途中、桜が咲き始めているのが見えました。もう春なんですね。卒業式も終わり、明日で今学期が終わります。

 

卒業した生徒たちは新しい世界へと旅立っていきますが、私は同じ世界をまた1年かけて回ることになります。塾講師をしていると、生徒ばかりが先に進んで、自分は同じところにとどまっているかのような錯覚に襲われることがあります。

 

ですが、教室内は新しい顔ぶれになり、新しい風が吹くのも確かです。家のドアの所に立ち、外に向かって出ていった生徒たちの背中を見送ったら、振り返って室内を見渡すと次の子供たちが席について食事を待っているような。春は出会いと別れの季節だなぁ…なんてちょっとステキなことを書こうとしましたが無理です(^^)/

 

今年度の準備を裏で進めつつ今日の予定は何だっけと確認して面談はあったか、春期講習はどうなってる?メール送ったっけ?とかアレがまだだったヤバいやらなきゃとか。そんなこんなでドッタンバッタンしているのがここ3年間くらいの春です。自分で広げた風呂敷の回収に四苦八苦するような、充実していると言えば聞こえが良いのでそう言っておきます。

 

そんなこんなで次年度も頑張ります。生徒募集中です。

でも駐車場代はコッチ持ち。

今日教室に来た時に、1階の駐輪場として借りている場所に車が無断駐車されていました。

 

今まで空いていた1階に新しくテナントが入るようで、その準備に人が来ていました。おそらくそこの人が知らずに使っているのだろうと思いました。今までに他の業者の人でも同じことがちょくちょくあったので、「やれやれまたか」くらいの気持ちでした。

 

何事も初めが肝心なので、無断駐車しないようハッキリ言っておこうと思い、始業時間が近付いてきたので車をどかしてもらおうと1階まで言って「すみませーん」と声を掛けたら中国の人(かな?)が出てきました。

 

もくせい塾で契約している場所だということを説明したら、「知ってる。かりいれ(借りパクみたいなものですかね)してました。」と満面の笑みで言われてしまい、ちょっと笑ってしまいました。更に、「これからここで中国物産店をやるから良かったら(来てね)。」と宣伝までされる始末。なんだか頑なな態度でぶつかろうとしたこちらが子供扱いされて軽くいなされたような、これは私の負けですね、全く敵いませんでした(^^)/  もちろん無断駐車に対してはすぐに謝って車をどけてくれて、いい人たちでした。

 

愉快な気持ちにしてもらったので、オープンしたらなにか買いにいきたいと思います。

生徒ファイルの修理

ちょうど年度替わりなので、生徒の学習記録ファイルの補修をしました。

 

生徒が毎日書いている学習記録シートを保管するファイルですが、紙製なので生徒が長く使っていると破けたりします。扱われ方によっては破損が酷く「かろうじて」ファイルの形をとどめているのもあったり(^_^;)

 

学習記録シートの綴じ穴が引きちぎられているものを探し、補習シールで補習し綴じ直し。ファイル本体が破けているものはセロテープで修理。本当はもっとやらなくてはいけない作業もたくさんあるのですが、たまにはこういう作業もいいですね(逃避しているだけ?)。頭は使いませんが、感謝の気持ちや、物に対する慈しみの心が自然と沸き上がります。

 

掃除や修理などをすると、心が少し洗われたような気になります。少しオカルト的かも知れませんが、自分の心を整えるような作用といいますか、そういう力もあるんじゃないかなと思っています。中学生の頃の、いつもイライラして集中できていなかった自分にも伝えてあげたいなと思いました。この感覚を若い頃から知っていれば、エネルギーの注ぎ方が上手になってもう少し頭が良くなったような気がします。

怖い話(かなり脚色はあるかも知れませんが)

令和2年度の大学・短大への進学者が58.6%で過去最高となったそうです。世界的に見ると多いわけではありませんが、今や日本人の6割近くの人が大学進学をするんですね。

 

大学全入時代とは言え、一部の有名大学の倍率はどんどん上がっていてますます入りにくくなっています。この辺の認識が塾人と生徒との間でかなり開いていると感じます。ですから非常に暴力的なざっくりとした計算ですが、偏差値と割合で計算してみます。

 

生徒が「ちょっと勉強していれば入れる」と言いがちである筆頭のGMARCHですね。河合模試の偏差値でだいたい60前後でしょうか。正規分布で偏差値60というと、上位16%くらいで、これが「大学進学者」全体の位置です。中学を卒業して高校等への進学する割合はほぼ100%と考え(埼玉県の場合は99%弱です。)て、その中の60%(埼玉県は58%弱)が大学へ進学するとして、全中学生の60%の更に16%。0.6×0.16=0.096、およそ10%ですね。中学生全体の上位10%弱がそのまま大学まで進学するとしてGMARCH以上へ進学することになります。これは高校偏差値で63くらいです。このあたりですと越谷北高校くらいでしょうか。

 

ここで越谷北高校の進学実績を見てみます。2019年度の進学実績でGMARCHの合格件数がのべ167人。この他に早慶上智が30件ほど、国立大が30件ほどを加えて230件くらいでしょうか。卒業生数が389人なのでおよそ半数。もちろん複数合格があるので実際はそれよりもずっと少ないと思います。が、越谷北高校に進学して「順当に」学年の真ん中より上の成績を取れていればGMARCHへの挑戦はできそうです。

 

越谷北高校と言えばこの埼玉県南東部地区で誰もが認めるトップ公立高校です。そこに通っている生徒が「普通に勉強」してGMARCHに受かったり落ちたりするという感じでしょうか。そう考えるとなかなか簡単な話では無さそうです。もちろん他の学校でも受かっているところは多いのでこれは大雑把な話です。しかし学習塾に携わっている人の認識は概ねこんな感じだと思います。これが仕事で受験を何度も何度も経験してその怖さを味わった人間の認識です。おそらく受験前の生徒の認識とはずいぶんかけ離れているのではないでしょうか。

 

ちなみに、越谷北高校のレベルが生徒全体の上位10%くらいとして、これは富士中の1学年の生徒が240人いる場合、定期テストで上位24位以上となりますよ。

もう後戻りはできないよね

期末テストの個票が出ています。まだ見せていない塾生は急いで持ってきて下さいね。

 

入塾してから順調に成績を上げ、今回で50番くらい順位を上げた子がいます。ちゃんと頑張っている成果が出ていて立派ですね~(^^)/

 

実はこの生徒が入塾してから最初のテストでは、順位があまり上がりませんでした。しかしそこからどんどん順位を上げて今回が最高記録です。他にも同じような傾向の子が何人かいます。最初のテストではあまり成果が出なく、その後からどんどん成績が上がるような子です。

 

「塾あるある」としてよく聞くのは、入塾して最初のテストでは成績が上がったのにその後は少しずつ下降していくというやつですが、もくせい塾では逆のパターンが結構多いです。初めのテストの結果で奮起してくれているのか、もくせい塾のシステムに慣れるまでに少し時間がかかるのか(^_^;)、いずれにせよ最終的に成績が上り傾向のほうがいいとは思います。塾あるあるのパターンは、環境が変わったことにより少しやる気になっただけで、それに慣れてしまってからは内発的な動機が生まれなくなってしまっているのだと思います。

 

ですからもくせい塾では、成績が上がった生徒に「どうして成績を上げられたのか」を考えてもらい、もう今まで通りのままではいられないよねと話します。もう成績が上がる方法を知ってしまい、高い場所の風景を知ってしまったら、元の世界に戻ることは怠慢である。自分はそんな所にいる人間ではない。たかが定期テストであっても、そんなプライドを持ってもらいたいなと思っています。

ひしめきあっている

3学期期末テストの個票が返却さされているようですね。もらったら塾に見せに来て下さいね。

 

今回、中2の5科目中3科目(国・数・英)の平均点が70点を超えています。そして国・社・数・英の90点以上に50人以上(英語は75人も!)が入っています。すごいですね、ずいぶん高いなと感じます。

 

単純計算ですが、90~100点の間に50人がいる場合、1点違うだけで順位が5番変わるということになりますね。ひしめき合っています。

 

定期テストはとにかく1点を取りこぼすと命取りです。漢字の暗記や英単語の暗記で、「これくらいでいいか」はあり得ないということです。確認に確認を重ね、暗記を完璧なものにしてテストに臨む姿勢を求めていきたいところです。塾でも「確認」に力を入れた仕組みを作っていかねばな、と思いました。

動画コンテンツを作ってます

今日から塾内で生徒たちに中学生向けの授業動画を告知しています。さっそく見てくれた子もいたようです。

 

授業と連動させていく工夫をしたので、「こりゃあ絶対に学力伸びるでしょう」と始まる前からムフフとなっています(^^)/ テキストももうすぐ届くので、来週あたりから始められる人は始めていきましょう。

 

それにしても動画作りを素人が一人でやろうとしています。覚悟はしていたのですが新しく覚えなくてはいけないもの多く、ものすごく時間がかかっています。(なのにクオリティはボチボチ!)これを残り範囲全部作り続けるのか…。でも必ず結果が出せる良いものにしていきます。

 

以前から思っていたのですが、できる子やる気のある子が来週の授業を待っている状態って無駄というか勿体ないと感じていました。200キロ出せるエンジンを積んでいても、法定速度が60キロに決まっているような。勉強には速度違反はありません。もくせい塾にはやる気のある子が来てくれるので、そういう子には進む速さを自分の裁量で決めさせてあげたい。特に埼玉県の公立入試では英数の学校選択問題があります。上位校を目指す生徒がその受験を乗り越えるには、早く範囲を終わらせて上位校向けの対策をする必要が出てきます。塾の授業をコース分けして高いお金を取るのではなく、本人のやる気でコースを選べるようにしてあげたい。一般道とサーキットの違いでそもそも走れる車が異なっていて、レーシングカーじゃないとこっちのコースはダメですというのではなく、一般道と高速道路のように自分で選んで進んでいけるのがいいなと思っています。

 

だから手作りのへなちょこ動画ですが、教材会社の動画を買うのではなく塾オリジナルでやっていこうと思いました。もくせい塾の動画は見放題で無料です。塾生はどんどん利用して下さいね!

 

虎になれ

3学期の期末テストが終わり、新学年までしばらく時間のあるこの時期、生徒が最も「ダレ」ます。

 

顔つきもなんだかポワワ~ンとなっていき自習への足は遠のきます。授業で様子を見てみると、ちょっと前に習ったことでもアッと言う間にできなくなってしまっています。本当に中身が入れ替わってしまったかなと疑ってしまいます。教えているほうからすると発狂ものです。

 

もちろんこの時期に逆に牙を研いでいる子もいて、そういう子は新学年になると目立つ存在になってくれます。他の子がポヨポヨしている間に努力を積み上げている子は「いつの間にか」できるようになっているように見えますが、ちゃんと人より頑張っているのですね。努力は人を裏切らない。私はポヨポヨちゃんを見ていて心がざわつきそうな時、静かに牙を研いでいる孤高の虎たちを見て心を落ち着かせます(^_^;)

 

受験生になって進路を考えるときに、この時期に自分がどんな風に過ごしていたかを思い出して欲しいです。私は「その生徒の能力」を見る時、学校の成績が「過去」、定期テストの順位や偏差値が「現在」、そして今どれだけ努力しているかが「未来」の能力だと思って見ています。今どれだけ頑張れているかがその後の伸びしろになる。よって今しか考えられずにポヨポヨしているならば、その伸びしろが手に入ることはない。もしも今の自分の能力を超えたところにある進路を希望するならば、この瞬間から勉強を始めましょう。受験は受かる・受からないの前に「受けられない」というものが存在しています。

辞書の役割

中学を卒業して高校生になると、電子辞書を持つ生徒が多くなります。高校でも買うことを推奨されたりするようです。

 

電子辞書は、「軽い」。これが最大にして唯一の利点だと思います。英和辞典や漢字辞典、古語辞典などが1つにまとまって片手で持ち歩けるというのはすごい時代になりました。高校時代の私はプログレッシブ英和辞典をカバンに入れて持ち歩いていました。同じ学校には、本をまとめる帯のようなもので辞書や教科書を縛ってそれを肩にかけて学校にくるような生徒もいました(^^♪ そのころに比べると、今の高校生はずいぶんスマートになりましたね。

 

ただこの電子辞書、正直勉強には向かないなと思っています。(あくまで私個人の意見です。)確かに意味調べをするには知りたい語をピンポイントで検索できるので速い。ですがピンポイントゆえに知りたい単語の周りに載っている語に目がいきにくいと感じます。(その語を「検索する」という行為自身もその意識を奪う気がします。)そのへんの対策をしている機種もありますが、画面が小さく一度に表示される情報量が少なく、スクロールしてまで検索ワードの周辺を見るかと言ったら、必要な調べて終わりという使い方になりがちです。辞書を図鑑のように眺めるような学習はしにくく、ゆえに調べることはできても知識を得るという辞書本来の良さが失われていると思ったわけです。

 

必要な情報をすぐに調べられ、それに派生した知識に検索がかけやすく、十分な画面の大きさがある。もしくは文字の大きさを指先で簡単に変更できて表示される情報量を自由に変更できてストレスが少ない。毎年改定版を買わなくても勝手に最新の情報が更新されていく。そしてポケットに入れて運べる。電子辞書にあって欲しいものって今となってはスマホの機能ですよね。つまりスマホがあれば十分というのが結論です。ですがスマホは生徒の学習環境においてはメリットだけではないので、そこがムニャムニャとします。

 

ところで、紙の辞書はこれからも残ると思います。なんだかんだ言ってもまだ学習は紙ベースですからね。調べものは自前の電子辞書で、紙辞書は良いものを選んで塾に置いてあるので塾に来たらどんどん使ってね。スマホのデメリットを解決できるまで、当面はこんなところが着地点な気がしています。

天気

ものすごい大雨です。埼玉県では各種注意報が出ているようですので、塾に来られる際は十分気を付けて下さい。

 

歩きや自転車で来るのが難しそうでしたら、授業、自習ともに無理せずお休みください。今日の授業の欠席はメールで承ります。

プレ高校生コース

新高校1年生には少しだけ先取りして、「高校の風」を感じてもらいたいと思っています。

 

高校の授業は、中学までのそれとはスピードや内容の難しさで全く異なります。中学生まではそよ風で、高校に入って急に暴風になるようなものです。授業が始まったら、3日勉強しなければすぐに置いていかれます。ましてやテスト前になってはじめて勉強しようなんて考えていると、学校の授業で何をやっているのか全く分からない状態になりあっと言う間に落ちこぼれになってしまうと思います。一度にこなす暗記量もずっと多くなり、数学なども問題を解いていればできるようになっていた中学校時代とは違い、身に付けるべき定理公式を覚えていかねばなりません。

 

ですから、受験の終わった中3生には高校の内容を予習させています。そして授業では勉強したものをチェックして出来の悪い時はバンバン檄を飛ばしています。「受験も終わったし高校までの残りはそこそこで」なんて軽く流して今年度を終了なんてもったいない。この時期まで塾に残ってくれた、もしくは高校になっても続けてくれる生徒たちに感謝を込めて、厳しくプレ高校生コースは進んでいます。

新規生徒募集

新年度に向けて生徒募集中です。

 

小学生

中学生(中3生は若干名)

高校生

 

ご興味のある方はメールフォームよりご連絡下さい。

昨日来られなかった子が挨拶に来てくれました。案の定いろいろな思いがあふれてきてしまい、しどろもどろで上手く話すことはできませんでしたが、今この文章はその子のことを考えながら書いています。

 

今年度の受験が全て終了しました。受験が終わり期末テストが終わり、そして北辰テストも終わったところです。教室はずいぶんと静かになりました。こうして少し広くなった教室を見ていると、塾を立ち上げた当初を思い出します。

 

塾を立ち上げて始めての広告を配布してから2週間、窓の外ばかり見ていました。最初の入塾生が来るまで、意気込みと不安がないまぜになったような気持ちだったと思います。絶対に上手くいかせてみせる、失敗したらどうしよう。そんな思いを行ったり来たりしながら外を走る車を眺めていました。

 

それから初めて見学に来られた保護者の方と話したときの感動や、初めて授業を行った日。少しずつ入塾生が増えたり減ったりしながらここまでやってきました。それほどの年数ではありませんが、ここまで続けていたからこそ、今日来てくれた子とも会うことができました。

 

大人になって、自分にも上手くいかない時があるということが分かるようになりました。上手くいく時といかない時があり、勝ったりも負けたりもする。意外と自分は負けることが多いぞなんて、中学生の時は思いもよりませんでした。年を取り経験が増えるに従ってそんなことを繰り返しながら前に進んでいるんだと思うようになりました。そしてその、どちらにも価値があるんだということにも気付けるようになりました。諦めない限り終わらないし、一度失敗したぐらいで自分の評価は変わらない。そして頑張っていれば応援してくれる人が現れる。そういうことを素直に思えるようになりました。

 

この思いを今日上手に伝えられることはできませんでしたし、ここで塾は卒業なのでこれからも寄り添っていくことはできません。ですが、それでも残しておきたいと思って書きました。いつかこの文章がその生徒の目に留まり、応援している人間がここにいると伝われば幸いです。君はよく頑張っていたし、その姿は周りの人間を惹きつけるものでした。これからもきっと応援してくれる人がどんどん出てくると思います。

 

 

さて、私のほうはまた心機一転、頑張っていきます。まだ膝に力が入りませんが、もう次の準備をしていく時期になりました。周りを見回すと、散らかった教室が見えます。まずは片付けからですね。今まで関わってきた生徒の思いを次につなげられるよう、小さなことをコツコツと積み上げていきたいと思います。今年度の受験に関する思いはこれでおしまいです。次の話をしていかねばなりません。

合格発表

今日は、埼玉県立高校入試の合格発表日でした。

 

伝えておいた時間より10分程早く1人目がやってきました。結果は合格でした。

 

その後続々と生徒が報告に来てくれました。嬉しそうに合格の報告をしてくれ、こちらも嬉しくなりました。特に今年は、もくせい塾の6期生目にして初めて、私の母校の後輩が同時に2人もできました。

 

ですが、報告の時間が過ぎても来ない生徒もいました。連絡をしてみると一人は来るのを忘れていたとかで合格、一人は不合格でした。私は顔を見て話をしたいと思いましたが、不合格の生徒においては、結果を受けてきっと身を引き裂かれるような、自分を全否定されたかのような思いをしているのでしょう。それで報告に来られなかったとしても今は仕方がないと思います。それだけ一生懸命だったということですし、私もそう思っていますす。

 

私は毎年この日、自分の受験から合格発表までのことを思い出します。その思い出は年を追うごとに薄れ、色あせてきていますが、塾で行った自己採点の酷い点数で目の前が真っ暗になったことや、それでも掲示板に自分の受験番号があったときの喜びは思い出せます。自己採点の時、ショックで早くひとりになりたいと思い、他の生徒が先生と話している中、一人早く教室を出たこと。家路に向かい泣きながら自転車を漕いだこと。

 

もちろん全ての生徒に向かって「気持ちは分かるよ」なんて言えません。自分の少ない経験の上でしか想像はできません。ですが、一人になりたいときもあると思います。今はそうでも、やがて顔を上げてまた走り出したときにこの経験がバネとなって欲しいとただ願います。

 

合格した生徒はおめでとうございます。今は大いに喜んで欲しいと思います。しかし高校は同じくらいの学力の生徒が集まってくるところです。少し気を抜けば中学の頃よりもずっと簡単に転落していくので、学校から課される小テストは舐めてかからずに毎回本気で準備して受けること。また、授業が分かりにくいと学校の先生を批判しそうになったらそれは自分の実力が足りないからだと思うこと。自分よりもずっと強い思いで自分よりも努力したにも関わらず、思いが届かなかった人もきっといるはずです。今年も内申の足りない受験を多く請負いましたが、憧れの学校に入学できたという喜びが慢心にならないように、格に見合う振る舞いをして下さい。自分で自分を伸ばすという体験を積んだみなさんならできるはずです。ここでつかんだ手ごたえを更に伸ばして、これからも活躍していって下さい。

期末テスト返却

期末テストの結果が返却され始めています。返却されたら見せて下さいね。

 

手前味噌ですが、「こんなに90点って簡単に取れたかなぁ。」と思わせるほど高得点が続出しています(^^)/ みんなよく頑張りました。

 

ただ、思った結果を得られなかった子もいます。そういう子は次に向かってまた頑張っていって欲しいと思います。きっとテストが返却された時にショックだったのでしょうね、私が答案を見ている間、悔しさをにじませている子は大丈夫。これをバネに、次は必ず良い点を取りましょう。私もそういう子は応援に力が入ってしまいます。

 

今週末は北辰テストがあります。期末テストは終わりましたが、気は緩めず北辰テストに向けて勉強していきましょう。

継続しなければ勉強は効果が出ない

塾に妖精さんがいます。(あ、私の精神状態は問題無いので安心して下さい。)

 

一瞬だけは姿を見せてくれるのですがその期間が過ぎると途端に消えてしまう、それはそれは「はかない」存在です。

 

その一瞬だけ姿を現してくれる時期、それは「テスト前」です。そしてテストが終わると、途端に姿を見せなくなってしまいます…。

 

その妖精さんはテスト前になると自習に来て一生懸命勉強しますが、テストが終わると羽が生えてどこかに行ってしまいます(^_^;) 今はどこで何をしているのでしょうか。

 

その妖精さんには「実体」が伴っていません。他の生徒たちがどんどん学力を伸ばして成長していっているのに、その妖精さんはいつまでも年をとらずに同じ姿のままです。きっとこの地上に降り立つのが一瞬なので、いつまでも無垢な姿を保ち続けることができているのでしょうね。

 

願わくば、その妖精さんともっと会いたい、その妖精さんの姿をこの地上(塾)でもっと見ていたいと思っています。結果それが無垢な妖精さんを汚すことになっても、純粋なままでは生きていけないこと(受験)もありますからね。

期末テスト2日目!

それにしても夕方からものすごい雨です。

 

今日で富士中期末テストが終わりました。塾生のみなさんの出来はどうだったでしょうか。返却されたら塾に持ってきて下さいね。

 

ぼちぼち受験を終えた生徒たちが自習にやってきています。ここからは高校の勉強の予習をしていこうと思います。勉強にフライングはありませんからね(^^)/

 

なんだかテストや入試がほぼ終わったので、少しだけ日常が帰ってきたかのような気がします。

期末テスト1日目!

本日は富士中期末テストの1日目でした。みんな調子はどうでしょうか。

 

今日も教室を開けるなり中1・中2のほとんどの子たちが塾に続々とやってきました。

 

今日から手指のアルコールスプレーを、手動ポンプ式のものからセンサー自動式のものに変更したのですが、アルコールの噴きだし方が思っている以上に勢いがあります。それにビックリする生徒たちの顔を見て笑っています。

 

あと1日しっかり勉強をやり切って今年度を締めくくりましょう(^^)/