「時間が足りない!」こんなときの勉強法

期末テストが目前に迫っています。もくせい塾でも、生徒たちが毎日テスト勉強を頑張っています(^^)/


2学期の期末テストは、中間テストが行われてから1ヶ月ほどでやってきます。早いものです。その分範囲は短くなるのですが、それでも準備の時間がもう少しあればなあと思います。


時間さえあれば、テスト勉強でやりたいことはたくさんあります。しかし、今回のように時間が迫っているときは、優先順位に注意して進めていかなくては思うような結果が残せません。そんなとき、私はよく「勉強の順番を逆に進める」ことを生徒に提案します。


〔教科書を読む➡用語や語彙・公式の暗記➡問題演習〕


という流れが普通の勉強の流れだとしたら、それを逆にして、


〔問題演習➡用語や語彙・公式の暗記➡教科書を読む〕


という進め方をしてもらうような感じです。こうすることで良いことがいくつかあります。まず問題演習をしてもらうことで、学校の授業がどのくらい身に付いているのかを初めにチェックできること。そして、どのような出題のされ方をするのかをつかんでから勉強するので勉強の効率が上がります。学校のテストは問題集をベースに作成されているので、問題集をまずやってしまうことが得点アップにつながるわけです。問題集を解いてみてできないところが、身に付けるべきところだと分かるので、勉強の方針も立てやすくなります


こういった、穴の開いているところを見つけて埋めるような勉強法は、手順を踏んで勉強したい子には嫌厭されることもありますが、今回のような時間が無いときに「教科書を読むのに時間がかかってしまって全部勉強できなかった」となるよりもずっと効果的です。社会に出ても、「100点のものを作ろうとして納期を守れなかった」場合よりも「80点で納期はキッチリ守る」というほうが優秀だと見なされるわけですから、自分自身の外にあるもののペースに合わせる練習だと思って頑張ってもらいたいです。


定期テストで点を取るために必要なことは、「習ったことを身に付けておく」ことだけですが、その為の方法はいろいろあります。自分の置かれている状況に応じた勉強が実践できれば、これから立ちふさがるであろう壁もどんどん乗り越えていけるようになると思います。