神は細部に宿る

「神は細部に宿る」

私の好きな言葉の一つです。もともとは建築業界で言われていたものらしいのですが、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんが使っていて、私はこの言葉を知りました。確かその時は、チームで決めた約束事をサボらずきちんと行わないと試合では勝てないというような内容だったと思います。


勉強のやり方も、この言葉の通りだと思います。きちんと隅々まで妥協せず詰めて勉強できたか。それが1つ上の学力を身に付ける最後の分かれ目です。間違えた問題を、ただ解説を読んで分かった気になっているだけでなく、完璧に解けるようになるまで何度も解いて復習する。暗記物は瞬時に出てくるまで覚える、必要なら紙に書く。教科書を、欄外のコラムを含め隅から隅まで読み込む。そういうちょっとの差が積み重なって、やがて大きな隔たり、サッカーで言うところの「勝敗」になります。


特にこの、「ちょっとの差」を詰め切れていない生徒が多いなと感じるのが、偏差値50台中盤から60台中盤くらいの層の子です。数字で真ん中より上と示されてしまっているので、自分はできるほうという感覚があるからでしょうか、「まあいいや」という行動が多い気がします。逆に偏差値が70程の生徒になると、この「まあいいや」が無くなります。教科書は何度もページをめくるのでボロボロになり、渡した課題は書き込みやマーカー線などを引きまくり、その栄養分を吸収し尽くすような勢いでグチャグチャになります。まるで上記の生徒たちがバカにするほど基礎を「徹底」してテストに臨みます。しかしそれこそが、全生徒の上位2.5%という偏差値を出すために必要な姿勢なのです。


詰めの甘さを無くす、基礎を固める。当たり前のことですが、それを徹底してできる生徒だけが到達できる高みというものがあります。そこを目指して、生徒たちには勉強していってもらいたいと思っています。