トライ&エラーをたくさん

平成28年度の学校選択問題の実施校が発表されましたね。近隣の高校でいうと、浦和、一女、春日部、越谷北、越谷、川口北、蕨、和国あたりでの採用が決まりました。今後これらの学校を狙っていく生徒は、日頃の勉強の内容も注意していく必要がありそうです。

 

受験生S君が、今日の帰り際に「勉強は質よりも量ですよね。」と言っていました。私もこの言葉にとりあえずの賛成です。というのは、勉強における「質」は、量をこなすうちに良くなっていくものだと思うからです。バレーボールのサービスでも、初めは相手コートに入れることを練習していくうちに少しずつコースの打ち分けができるようになります。それと同じように、勉強もまずは量をこなしていくうちに、少しずつ計算を間違えないやり方が身に付いたり、単語を楽に覚えられるようになっていったりします。いきなり質を求めようにも、何に対しての「質の良さ」なのか、その比較対象が無いと質の上げようがありません。いろいろ試す試行錯誤の期間があっての質の向上だと思います。量をこなすというのは、トライ&エラーをして経験値を高めることでもあります。

 

勉強に対しての効果が出てこないという人は、効果が出るまでの量をこなせていない場合が多いです。まずは量をこなすこと。そしてその中でどうすればもっと効果が得られるのかをつかむこと。それが学習効果上げる方法だと思います。上の名言を放ったS君は、理科が苦手ということで今、学校の理科のワークを1年生のものから全て解き直しをしています。これは私からの提案ではなく、本人が自らやると言って始めたものです。学習していて自分に必要なものが見えたのかも知れませんね。次の北辰テストまでに終わらせるということで、結構な「量」の学習になりますが、この中でまた何かをつかんでもらいたいと思います。