完璧にやり切る

生徒たちには、「完璧にやり切る」という感覚を身に付けてもらいたいと思っています。

 

同じ学習内容でも、成績の良い子とそうでない子の差は、この「やり切る」度合の違いに表れます。例えば漢字の暗記であっても、満点以外は納得しない子と9割で良しとなってしまう子がいます。

 

この差は、日常学習の姿勢から表れています。問題演習をしていても、きちんと解答解説と同じように自分の答案を作成しようとする子と、「だいたい同じだし、いいじゃん。」としてしまう子。この、少しの意識の差がだんだんと学力の差を広げていきます。

 

ですから、隅々まで詰めて勉強する意識を持つこと、この姿勢の部分が育たない限り、成績上位層には入れません。偏差値が65を越える生徒はこの部分がしっかりしているような気がします。70を越えてくる生徒の場合は、このこだわりに関して妥協がほぼありません。

 

では、この姿勢を身に付けるにはどうしたらいいのか。習慣はやはり日頃の行いからだと思います。何を行うにも、カッチリキッチリとできるようにする。それこそ、身の回りのことは自分でやることから。ちょっとした作業でもきちんとやることで成果が変わると学べます。私も、洗濯物をきちんとたたむことって結構大切なんだなと日々学んでいます(笑)。