指摘する

富士中学校の中間テストまであと1ヵ月ほどとなりました。

 

どの学年の生徒も、今は学校の内容を中心に勉強しています。英語に関しては、かなり予習の進んでいる生徒が多く、もう少ししたらテストに向けて復習をやり込むことができそうですが、中には以前学んだ内容が身についていない生徒もいます。そういう生徒には、進度は遅れてしまいますが適宜復習を取り入れるようにしています。今の指導システムにしてから、生徒の達成度がより把握できるようになりました。できなくなっている生徒には、それを指摘して勉強を促します。

 

私はなにかを指摘するときに、含ませた言い方をせず、ストレートに「できなくなってる」「前にやったよね」「ダメ」と言います。自分でも少しキツイかなと感じますが、これには「一度学んだものは、その場で身に付けるべきだ」という意味を込めており、生徒にもそのことを伝えています。

 

成績の良い子と悪い子の差は、その場で身に付けようとする意識の違いで生じると感じます。何かに本当に困ると、そのための対処方法をすぐに身に付けようとします。一方、危機感を感じないままだと「身に付けること」を必死で行おうせず、すぐに忘れてしまいます。ですからその危機感を演出するために、指導中は以前学んだ知識をこまめに確認し、できないときにはキツく指摘しています。ダメだしされるのを怖がって、必死に食らいついてくる生徒はそれだけで力がメキメキと上がっていきます。