勉強を「辛くて苦しいもの」にしないために

中学生になって受けた定期テストの結果を見て、急に「全然勉強できてないじゃないの!」となるお母さま、結構多いです(^_^;)

 

そういう方は、そこから急に「遊んでないで勉強しなさい!」と、「『急性』教育ママ症候群」になったりします。でも、そうなっても子供本人は困惑するばかりです。小学校の時は勉強のことを何も言われなかったし、今までスマホもルール無しで使えてたのに、中学に入ってからは急に勉強のことで「スマホばっかりいじってないで!」なんて怒られてしまうのですからね。

 

そして「次のテストで〇点取れなければ塾の春期講習を申し込むからね!」なんて、勉強しない罰として『勉強』を与えたりします。子供は勉強という罰を与えられない為に、勉強という「罰」をこなさなくてはいけなくなります。こうなってくると勉強嫌いコースへ一直線です。

 

では、お母さまから見て予想外だった、「自ら勉強して満足のいく成績を中学生になって取れる」というコースを外れてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。

 

まずは「どうなりたい?」と将来の話を含め対話を始めてみることがいいと思います。言葉を重ねて、その上で「塾へ行きたい」と本人が言うのなら、その塾選びは意義あるものになると思います。それでも「勉強は嫌。塾なんて絶対に嫌。」と本人が言うのであれば、それはすでに勉強嫌いコースに乗っかってしまっているので、お母さまが描いている「勉強もできる、運動もできる子」という期待の図を一度胸の内にしまって、フラットな気持ちでもう一度お話されることを願います。今はまだその時では無いというだけですから。