丸付けについて

自分の答案を自分で丸付けする意義はいくつかあると思います。

 

1つ目は、客観的に見る訓練です。自分の答案を採点者として改めて見ることで客観的に物事をみることにつながると思います。この訓練を続けると、問題を解くときに何を聞かれているのか、どのように答えれば良いのかが分かるようになります。丸付けを意識してするだけでも学力は伸びます。

 

2つ目は、自己分析になります。間違っていて×を付けるとき、どこがどのように間違っていたのかを考えれば、次につながります。丸付けの段階で直しも兼ねてしまうと効率的です。また、自分はどこで間違えやすいのかを見つけられれば、弱点強化にもつながります。

 

3つ目は、答案作成能力の向上です。模範解答を見て、どのように書けばより勘所を押さえた解答になるのか。また字の丁寧さも含めて「採点者に見てもらう」という意識も身に付きます。人に見せる答案を作る練習になります。

 

もくせい塾では、私が丸付けを行ってしまう場面もありますが、学校のワークや模試など、自分で丸付けをさせることもあります。その際に丸付けをしたものを見てみると、まだまだ甘いなあと感じることも多いです。(全然合っていないのに丸が付いていたり、中には点数を水増しして採点している生徒もいます…)ですから、私が採点して見せて、それを実践してもらえるように指導しています。まずは丸を付けるときは〇の最後をしっかり閉じること。ここからです。