なぜ休校にするか

先ほど塾生保護者の皆さまにはメールをさせていただきました。もくせい塾は4月8日(水)から4月14日(火)まで休校とさせていただきます。

 

さて、それでは休校にいたった経緯をすこしずつまとめてみたいと思います。

 

Q.なぜ休校にいたったか

A.頭が「パーンッ!」ってなってもうてん。(カジサック風)

 

コロナウイルスによるこの状況下で塾を続けていて、ずっとモヤモヤものがありました。もちろんもくせい塾は越谷市のはずれにある駅からも遠く人数も少ない塾です。スタッフは私一人。おまけにここ1ヵ月、私は公共交通機関は一切使っていません。他の塾と同じように、「検温・距離・消毒・換気」も行っています。このまま続けていてもウチがクラスター化することはまずないでしょう。(むしろ自宅内で過ごすよりもウチの塾にいたほうが物理的な距離は遠いかも知れません。)ですが、「本当に?」と問われるとそれは絶対とは言えないわけです。100%ではない、それは絶対なのです。

 

そして政府の非常事態宣言。調べてみましたが、今までの外出自粛要請との違いはほとんど分かりませんでした。「学習塾に休業を要請」とありますが、そもそもウチは床面積1000平方メートルもありません。(そんな塾あるのでしょうか)そして人数で考えたらウチの前に休業すべき塾いっぱいあるよねとも思うわけです。

 

ですがそういうことではないんです。今ウチに通わせてくれている保護者の方のニーズはどこにあるのかと考えていくと、やはり子供の安全より優先される勉強は無いんですよね。非常事態宣言を受けて「自習に行かせるのが心配」とのお声もいただきました。塾がどれだけ気を付けていたとしても、親として当たり前の感情だと思います。

 

なんとなく業務を続けていてモヤモヤしていたのは、このことなんだと思います。不安に思っている保護者の方をないがしろにしていないか。そこを無視して、自分の利益を優先させていないか。もちろん塾を休みにするということは私にとって死活問題です。もし何か月も休校で無収入の状態が続いたら1年を待たずにもくせい塾は潰れます。ですが潰れても私は死にはしませんし、アルバイトでもなんでもやって生きていけます。ですがコロナになってしまって人命にかかわったらと考えると、事の重大さを思考停止で逃げているような気になっていたのかも知れません。ですからこの休校は、私自身がしっかりと「塾を運営すること」と向き合う為の期間でもあると思っています。

 

この後コロナさわぎがどのように収束していくのは皆目見当もつきません。先ほど述べたようにウチが休校にしたところで体制への影響は全くありません。ですからこの休校も1週間だけにします。今のところ、公立小中学校も来週から授業再開のようですし、一度冷静に状況を見直してみて、また普通に再開してみます。

 

授業料の件等は先ほど送りましたメールに書きました。どうぞご協力よろしくお願いいたします。