すっぽり抜ける

学校って「行かなくても良い」と思っている人はほとんどいないと思います。多くの場合、学校は行くのが当たり前で行かないほうが珍しいのではないでしょうか。学校教育に行く意義があるかどうかの是非は置いておいて。

 

そう考えると、学校の通うということで学力的に危機に瀕している生徒は相当救われていると思います。とりあえず日本人のほとんどがひらがなカタカナは読めるわけですし、たし算ひき算はできるわけです。

 

そこでこの状況です。学校の授業自体が「無い」この状況。もしこれが何年も続いたとしたら、ひらがなの危うい日本人が出て来る可能性もあります。現実的な話で言うと、この数か月で習うはずの事柄がすっぽり抜けている日本人は必ず出て来ます。中学生の社会でいうと、近代史がすっぽり抜けている生徒。理科でいうと、力学の基礎が抜けている生徒。自分で努力して補っていかない限り、こういう子は将来工学系の技術者になれるのでしょうか。

 

まだ騒ぎの渦中ですが、そんなことを考えました。もっとできることはないかなと思います。