標準を合わせる

中学生に授業をする時、絶対に教えなくてはいけない基本事項は全員に教えるようにします。ですが、その他少しはみ出すところについては生徒ごとに少しずつ変えて教えたりします。

 

私の中のイメージは、直交座標があって、縦軸が教える内容の難易度で、横軸が以前の内容をどこまでさかのぼるかということについてを示す感じです。座標のどのあたりに標準を合わせるか、話をしながら生徒の状態を見て決めて、内容を少しずらしたりします。生徒が今話している内容をきちんと理解できていれば、難易度の縦軸に対する高さをちょっとずつ上げてみたり、前回の内容をキレイサッパリ忘れていたら、横軸を負の方向へグーンとずらして話します。

 

これがなかなか難しく、まだ上手にはできていませんが、上手くいくと歯車がかみ合ったかのように授業の内容が加速して心地よいです。しっかり標準を合わせて、狙った獲物は逃がさないように腕に磨きをかけていきたいです。