印刷!

もくせい塾はプリントを生徒が自分で印刷することができます。その理由はスタッフが私一人しかいないので、印刷をしてあげることが物理的に難しいというのがあって、生徒たちが自分で印刷できるセルフサービスの仕組みを作りました。

 

印刷を塾のスタッフに頼む仕組みは、生徒が印刷機に触って壊してしまう可能性を減らすことができます。(コピー機は本当に壊れやすいです。)故意でなくても、責任問題になるかも知れませんからね。だから印刷機を生徒に触らせないようにする意図があるのだと思いますが、その為のスタッフを置くコストもかかりますし、頼むこと自体に敷居を感じてしまう子もいるかも知れません。ですから今の形にしたのは結構良かったなと思っています。その代わりの印刷機が壊れる可能性については、これはもう消耗品だと覚悟しておくしかありません(笑)。(幸い今の塾生は大切に使ってくれていて壊れたことはありません。)

 

「自由にプリントが印刷できる」というだけのことですが、この自由さというのが結構ウケている気がします。毎日結構な数の量のプリントの提出があってその丸付けに追われています(^_^;) どんどん出せるので、自習に来ている子たちの演習量も稼げています。今の平均は一人当たりA4サイズの両面プリントで4~5枚くらいは毎日提出されています。もちろんプリント学習をしていない子もいるので、提出している子はもっと出していることになります。

 

もし生徒が塾のスタッフに印刷を頼んでプリントを刷ってもらう仕組みでやっていたら、遠慮して10枚も15枚も刷ってもらうことはお願いしにくいと思います。勉強の量を増やしていくことに関していうと、このセルフサービス式にしたことで、そういう忖度(←使ってみたかった)の面で生徒のやる気にフタをしない分正解でした。私の気持ちとしてはどんどんやってくれー!って感じです。

 

ただ、提出時に名前の書き忘れだけは無くして欲しいですほんとに。字を見れば誰のかは分かるのですが、名前忘れは「名無しの権兵衛」(古臭いですかね。)とでっかく書いて返却してあげるようにしています。テストなどで名前の書き忘れが起こらないように、そしてプリントにすることで問題に対する意識上の重みが軽減されるのを防ぐことが目的ですが、実はこれを書くのが結構ツライ。一人10枚くらいの名前の書き忘れ、それが3人も4人もとなってくると、それだけで数十回「名無しの権兵衛」と書いています。ちょっと色紙にサインを書く芸能人の気分になります。(書いているのは自分の名でなく名無しの権兵衛なんですが。)生徒のプリントをコピーしてあげることから解放されているのに、名無しの権兵衛を手書きで複写するとか、いったい何の呪いですか。地味に時間を取られる意味のない作業なので、生徒のみなさん名前書きにご協力お願いいたします<(_ _)>