守りを固める

今日で埼玉県立高校入試まで2週間、14日となりました。

 

2週間というと、昨日の話ではないですが定期テストの一般的な「テスト期間」と同じですね。そう考えると、まだ時間はあるような気がします。定期テストでも、真剣にやれば5科目を何十点か上げるには十分な時間があります。

 

ですから実力アップを狙い続ける勉強はしたままで、少しずつ守りを固めていって欲しいなと思います。「守り」とは、「他の生徒が取れる問題を落とさない」ということです。

 

埼玉県の公立受験は倍率がだいたい1~2倍の中に収まっています。だから内申が基準に届いているならば、当日の試験で受験者の平均点が取れれば十分合格ラインを越えられるわけです。したがって、志望校を受ける他の生徒ができない問題を解ける必要はなく、他の子と同じ点が取れればいいということになります。

 

逆に言うとみんなができる問題をミスしてしまうのは大変危険です。倍率によっては、ボーダー付近は5点の中に何人もの生徒がひしめいている場合があり、1問の正答で大きく順位が変わることもあります。だから新しい問題にチャレンジばかりするのではなく、今までのあいまいなところを確実にしていく。そういった守りの勉強が大切になってきます。

 

もくせい塾の受験生達は、受験の範囲でもう手を付けていない所はありません。だから一度やったところの確実性を上げるだけで大丈夫。覚えた知識に抜けは無いか、まとめたものをもう一度覚えなおす。一度解いた問題でちょっと不安が残るものが無いか見て、もう一度解けるか確認する。夏期講習冬期講習で渡した教材が役に立つはずです。その上で、一度解いた過去問等を使って時間配分などの勘を磨く練習をしておく。それが一番確実な勉強です。