期末テスト前日!

本日は期末テスト期間中につき、教室開放しています。開けるなり生徒たちがやってきて勉強を開始しました。

 

テスト直前は、私があれこれ口を出すよりも各自が自分の勉強を仕上げるようにしたほうが良いと考えています。ですからもくせい塾では、普段の授業はグイグイ引っぱり生徒に力を付けさせることに専念し、テストが近付いてくると少しずつ補助輪を外して添えていた手を放して生徒が自立して走っていけるような指導を心掛けています。

 

おおまかにですが、定期テストの2週間前までに一通りの学習を済ませ、1週間前までに基本事項を全て理解する。2日前までに問題演習やワークの反復でそれを練り上げ応用問題にも触れておき、前日はそれまでに勉強したことの確認、というような学習ペースが理想で目標としています。そうなってもらいたいと、生徒たちにも1ヵ月前からテストの勉強を始めるように言っていますし、塾ではテストまでの残り日数をカウントダウンして煽りに煽っています(^^)/

 

もちろん全員がその理想通りにできるわけではありません。私の煽りなんてまるで効かないかのごとく、テスト2週間前になっても毎日自習に来なかったり、前日になってもワークの習得が甘い子もいます。そういう子はテストの結果を受けて反省し、次に生かしていって欲しいなと思います。(テスト勉強でギアを上げられない子には、自覚できるようになるまで根気強く説得していくしかないと思っていますが…これは生徒の性格の部分なので時間がかかります)

 

定期テストは成績の評価基準であると同時に、計画性を身に付けたり、自己と向き合う場でもあるとも思っています。もしかしたら前日の休日に、私がつきっきりで手取り足取りワークを覚えるのを手伝ってあげれば、もっと点数の伸びる子もいるかも知れません。ですがそれは私の力であって生徒本人の力では無いと思っています。

 

近い将来に訪れるであろう受験の場で、私のできることは本当に些細なことしかありません。それは生徒が自らを超えていく姿を毎年見ているので分かります。その為の準備を、私の補助なしで走れる脚力を、定期テストを経る度に積み上げていって欲しいと思います。

 

よくある「子供に魚を取ってあげるのではなく魚の『取り方』を教えてあげる」というたとえ話と同じで、その術を知らないまま大きな勝負の場に出ていくことにならないように、自分で試行錯誤し、失敗したなら反省して次に生かしていけるような場にしていきたいと思っています。

 

今回のテスト前の教室開放ですが、暗記のチェックに自ら来てくれる生徒も増えて来ています。なかなか良い兆候です。