英語の負担が大きくなる。

今年の中学1年生は本当に大変です。

 

教科書改訂で英語の指導順序が変わりました。それにより、越谷市が採択している三省堂の教科書ではLesson1(1)でbe動詞(am.are)と一般動詞の肯定文を同時に学ぶことになります。そして(2)でそれらの疑問文、(3)で否定文、Lesson2(1)・(2)ではcanの文がやってきます。その後Lesson3でbe動詞isの文、Lesson4で一般動詞の3人称単数現在形が出てきます。

 

去年までの教科書ではLesson1・2を使ってbe動詞(am,is,are)、Lesson3・4で一般動詞の学習でした。その後Lesson6で一般動詞の3人称単数現在形、そしてようやくLesson7でcanの文が出てきます。

 

こうして見ると、全体的に前倒しで指導が進むことが予想されます。また、Lesson2まではいろいろな文を学ぶという感じになりそうですが、去年までの教科書はいわゆる文法を前から順にという感じでした。今年の教科書は工夫がされている分、中学1年生の1学期のうちにどこまで文法の理解を深められるか、これがその後の英語の力に大きく関わってきそうですね。私は中学英語学習の初めの段階で文法をしっかり固められるように指導をしてしまった方が良さそうだなと思っています。

 

そして単語の量がとても多くなるので、その確認もしっかりしていかねばなりません。そう考えると、私が中学生のころに受けていた指導の経験が役立つような気がしてきます。ゆとり教育(なんだか懐かしい響です)の揺り戻しがやっと来たのかも知れません。以前のような詰め込み教育はダメで、創造性を養うことを求めらるけれどゆとりはほとんど持てないと、今の学校の先生って本当に大変だなと思います。そしてその指導を受ける中学1年生でこの波を乗り越えられる子はどのくらいいるでしょうか。注意して見ていきたいと思います。