教科書が理解できなくなる日

中学生の英語の教科書改訂から、学校の授業のほうではどんなことをするのだろうと興味があったのですが、訳すものは訳す、訳さないものはバッサリ飛ばしているようです。

 

新しい教科書は、進出文法を教えるページでも、ライティングのページでも英文が載っています。以前の教科書も文章量は少なくなかったのですが、それがさらに多くなっています。これらの文章を全部読んで訳していこうとすると当然時間が足りなくなるので、そのための措置のようです。やむを得ない、当然と言えば当然ですね。

 

ですが、そうなると教科書の改訂とはいったいなんだったのかと思います。今までの教科書でも十分事足りるような気がします。むしろ、「全部訳す」としていたほうが生徒にとっては分かりやすかったと思います。訳さないまま進んでしまうページがあったりして、かえってとっつきにくくなってしまっているような…。現場の先生方も、本当は全部きちんと訳してあげたいと思ってらっしゃるのではないでしょうか。

 

もくせい塾の英語の授業では教科書の読み訳テストをしているのですが、その準備のために全部のページの読み訳動画を作っています。それをテストにしているのですが、生徒のほうも早速大変そうです。ですが、これを乗り越えてこそ、この教科書の恩恵を受けられると思うので頑張って欲しいところです(^^)/

 

今年以降、教科書の習得ができない生徒というのが大量発生することが予想されます。以前は教科書の内容以上を求めて塾に通うものでしたが、今後は教科書の内容を身に付けるために塾に通うということも増えそうな気がしました。もくせい塾に通っている生徒はそうならないように、しっかり指導していきたいと思います。