夏期講習の準備

夏期講習の準備を行っています。

 

講習の準備は、塾を立ち上げたときに作ったものをその年の参加生徒の学力や学習状況などで追加したり変更したりして決めていきます。ですから毎年アップデートされ少しずつ変化してきています。

 

今年は、生徒の状況を見て使うテキストを変更しましたので、ほぼ1から作り直すことになりました。また、塾としてできることが増えたのでそれも取り入れようと思っています。そう考えるともう準備時間があまり残ってませんね(^_^;)

 

中3の夏期講習では、ひとつ狙いがあります。それは、「生徒の概念をぶち壊す」ことです。(どこかの選挙演説のようですが違います。)まずは「その努力は全然足りないよ」ということを実感してもらいます。勉強は思い知ることがスタートです。「勉強しているのに成績が上がらない」と言っている生徒の多くが勉強量不足です。できるようになるまでやることから始めさせる。「できないから仕方ない」なんて簡単に諦めて自分を納得させている生徒には「できないと終わらせない」ことをつきつける。また、長時間机に座っているだけで勉強した気になっている生徒には、「それでは意味がないよ」と分からせる。そうして自分が今まで「それでいい」と思っていた限界のラインを壊してもらいます。そして勉強なんて、才能なんて必要なく努力でなんとかなるということを知ってもらう。ただし、チョボチョボとやっているのでは変わらないので、圧倒的な努力でゴリゴリと練り上げなくてはいけないことを実感させる。そんなことを狙っています。

 

その狙いが功を奏してか、毎年、夏期講習を経て大きく力を伸ばし成長する生徒が出てきます。元から力はあったのにそれを発揮できなかった子たちです。そういう生徒たちは偏差値を10近く伸ばして志望校をランク2つくらい上げて受験していきます。そういう子が出てくると、私も「やって良かったな」と思います。今年も少しでも生徒の力を引き出せるようにがんばります。