それはダメだよ

今日授業中に、生徒が分からない問題を解答を写して丸を付けていたので、「それはダメだよ」と伝えました。

 

私は生徒を叱る基準は「成績が上がらない振る舞い」をしたときです。例えばダラダラしていて授業に理由無く遅刻する。例えば課題を面倒くさがってやらない。これらが常態化してしまうと「成績の上がらない習慣」になってしまいます。ですから早目にその芽を摘むためにも雷を落とし矯正します。

 

問題で間違えたり成績が悪いことはあまり気にしません。良い習慣さえ身につければ成績は必ず上がるからです。悪い習慣をどっさり身に付けてしまっている子でも、時間をかけて鉄を打つようにし、少しずつ良い習慣を身に付けていくようにすると、それに伴って成績も上がっていきます。

 

答えを写してしまう行為は、どこかでやって「叱られなかった」経験があるから繰り返してしまうのだと思います。どんな人でも、楽な方に流れてしまいがちです。しかしそうして階段を1段降りてしまうと、元の高さに上がるのはとても大変で苦しいです。大人ですらそうなのですから、小中学生はなおさらです。ですから下りないように支えてあげることが周りの大人の役目のひとつだと思います。今日の生徒にも、このメッセージが届けばいいなと思います。