君に届け

今日は春分の日で祝日だったのですね。カレンダー見るまで気づきませんでした。なんとなく隔絶の感があります。

普段は見えない「差」


この時期、生徒の間にはものすごい差がつきます。入試や定期テストを終えてもコツコツと勉強する子、全くしなくなる子。この絶望的な差が目に見えるようになるのは次の定期テストの時、3ヵ月後です。

 

テスト前は誰しもがテストの対策をします。(しない人もいるかも知れませんが、それはさておき。)ですから、その時の勉強の量で成績は変わります。

 

結果が出るまでに何をしていたか


定期テストにおいて、今持っている力を「学力」とし、それに勉強での「努力の量」を掛け合わせたもので成績が出るとします。するとそのパターンは以下の4つです。もちろん学力の高い・低いや、努力をする・しないの値はグラデーションになっていて一概に論じることなんてできませんが、大雑把に分けて考えるとします。

 

➀「学力が高い」×「努力をする」

➁「学力が高い」×「努力をしない」

➂「学力が低い」×「努力をする」

➃「学力が低い」×「努力をしない」

 

大概、➀は好成績が出て、➃は悪い成績になります。では、➁と➂はどうかというと、どちらにもなり得ます。普段から頭が良いと言われている子でも、努力を怠ると簡単に成績は下がりますし、要領が悪いなんて言われている子でもその努力次第ではみんながビックリするような成績を取ってきます。ここで「成績的にはこっちの子の方が上でしょ」とみんなが思っている上下関係を覆す現象が起こります。

 

努力はたし算


私は、公立の中学校に通う生徒のほとんどがこの➁と➂の子だと思っています。努力量で成績を大きく変えることができる。今回は学力と努力のかけ算の形で示しましたが、どちらかが0だと結果も0になります。が、学力に関していうと一部の天才的な子はほとんどいませんし、逆に学力0の子もいないと思います。

 

だから今の成績を抜け出したい、もっと上に登ってみたいという生徒は、「×努力」の部分を頑張るだけで公立の学校では結果が得られます。そして努力の部分はたし算です。何をどれだけやったか、その単純な量を積み上げるだけでいいわけです。

 

それをやるのが今この時期だ、と思っています。君に言っていますよ。