職人

起きたら昼でした。(普通の寝過ごしです。)

土曜日の授業でのこと


授業をしているときに、塾生の子から「職人みたい」と言われました。中学生の授業では、ノートを用意し、そこに説明を書いて渡すことあります。それは英語の授業で、文法の説明を書いている時のことでした。

 

英文法に関しては、だいたい書く内容と板書の形が決まっており、何も見ずに説明しながらワーッと書くので、その感じが職人のように見えたのでしょう。嬉しくてありがたいのですが、気恥ずかしくも思います。

私の「職人」


私の職人像と言えば、ひとつの仕事を極限まで突き詰めたプロの仕事人です。

 

昔メーカーで働いていたときに、併設されていた工場で働く別部署の人と話す機会が多くありました。その中に、おじいちゃん(失礼!)の方がいて、よく仕事を助けてもらいました。

 

私の設計ミスで間違った形の部材が届いてしまったときなど、「こんなの別に大丈夫だろう」と、グラインダー(工具です。)などを使って鉄の部材を削ったり切ったりしながらあっと言う間に直してしまう人でした。他の方には「これ間違ってるから発注しなおせ」と言われるようなものでも、その方にかかれば魔法のように直ってしまうことに驚きと感動を覚え、かなりお世話になりました。(その後で設計ミスを怒られましたが。)今でも感謝しています。

目指す背中


きっと、その方のような人が本当の職人なのだろうと思います。何かを作ったり成り立たせたりするのに自分の仕事を突き詰めた人。本当に憧れです。

 

それに比べ自分の仕事はまだまだです。その日その日の最高を出せるよう、試行錯誤を止めずにもっと頑張っていかねば、と背筋がピンとなりました。