第2回北辰テスト返却

中3の第2回北辰テストが返却されました。今回の塾内平均偏差値は5科で58.6でした。この時期でこれは良いのではないでしょうか。みんなよく頑張りました。今、一人ずつ一緒に結果を見ています。

結果は上々ですが


しかし、科目ごとの塾内平均偏差値を見てみると、最も高いのが英語で65.0、最も低いのが理科で54.8でした。平均偏差値で10ポイントも差があるのはちょっとマズいなと感じています。

 

公立高校と一部の私立高校は受験科目が5科目なので、足を引っ張る科目をできるだけ無くしていかなくては入試当日のリスクが大きくなってしまいます。

 

もちろん他の科目でカバーするという考えもあるのですが、それができなかったときに即不合格となってしまいます。得意な科目と苦手な科目の差が大きい子よりも、満遍なく「そこそこ」な子のほうが入試では強いと感じます。

勝つ戦略ではなく負けない戦略


ザックリとした話になりますが、偏差値が58くらいの生徒は、入試で350点くらいを取って合格するイメージです。このあたりの高校だと越谷南、春日部女子、春日部東あたりの受験生です。

 

すると1科目平均70点となりますが、得意科目はプラス20点、苦手科目はマイナス20点で得点するとしたとき、90点の科目を更に10点伸ばすよりも、50点の科目を70点にするほうがずっと簡単です。

 

つまり公立高校入試におけるリスク管理は、「苦手を無くす」という作業で行うべきと思っています。秋くらいになっても得意科目ばかり勉強している生徒が失敗しやすいのは、これができていないためです。