採用面接をしていた時のこと

昔勤めていた塾では講師のアルバイト募集をしていたのですが、採用も担当していました。

採用面接で見ていたこと


その時に見ていたのが、「出たゴミをどうするか」です。採用面接の中には、簡単な学科試験もありました。その際に出た消しゴムカスなどをどうするのかも、一つの採用基準としていました。これは会社から指示された採用基準ではなく、単純に私の中の決め事でした。

 

 

学力と指導力は違う


「ごみ箱はどこですか」と聞いてそこに捨ててくれる人もいましたが、だいたいは机の上にそのまま置き去りでした。応募してくるのは、だいたい大学生になったばかりの人が多く、そこまでは致し方がないかなという思いでした。

 

しかし中には払って床に落としていた人もいました。また一方で、ごく一部ですが自分の上着のポケットにしまって持ち替える人もいて、そういう人は即採用していました。

 

 

中学生の指導ならば、その採用試験の結果があまり良くなくても、きちんと勉強してもらえば支障なくできました(高校生の指導はやはり学力が無いと難しかったですが)。ですから学力よりも、そういうちょっとした気遣いの出来る人のほうが、後々活躍してくれることが多かったです。なんでなんでしょうね、気遣いや気配りのようなものは、コミュニケーション力に関わっているのかも知れません。