分数の計算が苦手のときは

分数の計算につまづいている場合、その原因はかけ算にあることが多いです。

原因を過去の学習に探る


例えば分数のたし算・ひき算では、まず通分してたし算・ひき算をし、出た値が約分可能ならば約分して答えを出します。

 

この時の通分は、各分数の分母の最小公倍数で通分することになりますが、これはかけ算の力です。そして最後の分母・分子の約分ですが、これは最大公約数を見つけわり算をする、つまりこれもかけ算の力が求められます。ですから分数の計算でつまずいている生徒は、それ以前のかけ算がスラスラできるようになると解消します。

 

ここで求めたいかけ算の能力は、ただ九九が言えるレベルでは無く、九九を逆からスラスラ言えたり、2けたのかけ算の暗算ができたりするレベルです。今は学校でも教えることが多く計算練習の時間が減ってしまっているので、これらの力は塾や家庭で育んでおきたいところです。