分からなかったら飛ばせばいい

「つまみ食いもたくさんすればお腹いっぱいになる」という話。なのかな?

理解は後からついてくることもある


以前他の塾長の方と話していて、

 

「後になって戻るとできるようになっていることってあったよね」

 

という話になりました。勉強で、その時は分からなくても、後になってもう一度見てみると分かるようになっていることがよくあります。その間に身に付けた知識が理解を助けたり、説明の内容が頭の中で整理されていたりするのだと思います。

 

ここで大切なのは、分からないものにぶち当たっても、一旦それを迂回してテンポよく先に進むことです。この「ま、いっか」という、良い意味で適当なところがあるとこういう体験をよくします。

 

分かるところをガンガン進め


分からないものの前でいつまでも立ち止まってしまっている子がよくいますが、それだと先に進まないので学力が伸びません。分かるところ、自分でできるところだけでもどんどん埋めていくというスタイルのほうが総合的には強い気がします。絶対にきちんと前からやらなくてはいけないとするのではなく、分かるところだけをつまみ食いしていく感覚です。10分くらい考えて分からなければ、その時はまだ来ていないんだと思います。

 

成績の芳しくない子は、すぐに諦めちゃうことが多いですが、この諦めるというのと上で言った「飛ばす」というのも少し違います。見切りをつけて「今はできないから後で戻ってくるわ」と先に進むのが力を伸ばします。勉強量が減らないようにスピードは保てていることが大切です。

 

もちろんじっくり時間をかけて考え続けることで力になる問題や科目もあります。ですがこの、少しあっけらかんとした軽さのようなものの強みは、生徒にも知っておいて欲しいなと思います。