自立を促す

生徒の学力は、「いかに早く依存体質から抜け出すか」によるところが大きいと思っています。

 

よく言われるのが、「塾に入ってから生徒の学力が伸び始めるのは3か月」というやつですが、これは学校の定期テストが3～4か月ごとにあり結果が分かるのがそれくらいというだけだと思います。あまり根拠は無いような気がします。

 

伸びる子は入塾したその日から伸びていきますし、定期テストの点数が前回より上がっても、学力は伸びていない子もいます。学力をどこに定義するかにもよりますが。

 

では、学力が伸びたというのを「今後継続して成績が上がる」ということにすると、やはり「自分で課題を克服できるようになる」ということに結び付きます。自分で自分を伸ばせるようにならないとそれは起こり得ません。

 

 

ですから依存体質が強く、「自分でなんとかしよう」という意識の希薄な生徒はまず伸びません。塾が生徒をお預かりしてまずするのは、その姿勢をぶち壊すことだと思っています。塾に来るだけでは伸びない、学力は自分で伸ばせ。塾経営者としてあるまじきことを言っているような気もしますが、この認識を共有することが上手な塾の使い方にもつながっています。