サッカーの話から

サッカーワールドカップの話題なので、まだ結果を知りたくない人などはネタバレ気を付けてくださいね。

ボロボロ泣いちゃう


サッカー日本代表のカタールワールドカップが終わりましたね。惜しくもベスト8に上がることは叶いませんでしたが、最後まで戦い続ける選手の姿には感動を覚えました。

 

さて私はリアルタイムで試合を見ることはできないので録画したものを見ていたのですが、SNSなどでリアルタイムの情報が流れてきてしまうので、どの試合も先に結果を知ってしまうという状況でした…。(それでも十分楽しめましたが)

 

ところで、クロアチア戦後の三苫選手のインタビューについてのコメントで、「泣かなくていいんだよ」というものをよく見かけました。おそらく哀れみや憐憫から「あれだけ頑張ったんだから仕方ない」という意味が込められているのでしょう。しかしそのコメントを見て少し違和感を感じました。

 

受験の現場でも、不本意な受験の結果で生徒本人が悔しくて泣いているときに「泣くことはない」的な慰めかたをしている講師に対して同じような気持ちになります。受験は生徒本人が努力しその結果を受け止めるものなので、泣く泣かないは本人のものだと思います。そこに踏み込んで言及するのは、外野としてはちょっと図々しいような。「これで終わりじゃない」的な慰め方は分かるのですけれどね。もちろんサッカーのナショナルチームの選手に対しての個人の応援の在り方はもっといろいろあって良いとは思いますが。

 

ある戦いをしている人に言葉をかける時は、その本人の戦っている土俵の上に上がってはいけないと私個人は思っているのかも知れませんね。だからヒリヒリするような戦いをしている受験生には、リスペクトが強すぎてつい言葉少なになってしまいます。講師としてどうなんだろうと思う部分です。