力になる勉強

勉強のやり方が分からない人はとりあえず「やっていて辛いこと」をするといいと思います。

大変だと思うことに養分がある


勉強はインプットとアウトプットのバランスが大切だとはよく聞きますが、アウトプットばかりになってしまっている生徒がいます。これはいけません。

 

学力を伸ばすのは、インプット無しではできません。しかし、インプットは「読む」「書く」「覚える」という負荷のかかる作業です。それを面倒くさがって問題を「解く」ことばかり行っている子は伸びません。

 

インプットとアウトプットは「5:5」や「4:6」といった具合に、今はどこでもアウトプットの比重が多くなるようにせよと言われます。が、先に述べたとおり、これはインプットを軽視することではありません。2時間勉強するなら50分弱はインプットに充てるよう言われています。

 

成績が伸びない子の多くが、このインプット軽視型の勉強をしていると感じます。そういう子は一度教えたこともすぐに抜けてしまいます。暗記力が育っていないんですね。学力を伸ばし成績を上げたいならば、問題を解くばかりのインスタントな勉強を止めて、教科書をじっくり読んだり覚えたりするような重厚な勉強に切り替えていきましょう。ヒントは「やっていて辛い」と思うことをすることです。