自分に都合よく

んー、どっち?

自分の都合の良い方に解釈しがち


天気予報で「曇り時々『晴れ』」なんて言われると、つい雨具を置いて外出してしまいます。だって「晴れ」なんだし、と。

 

ですからそんな日に雨なんか降っちゃうと、「なんでだよ!」と、気象庁および全ての天気予報士に対して文句のひとつでも言ってやりたくなります。…都合よく「曇り時々晴れ」の「曇り」のほうを見ないようにしているのは重々承知の上ですが。

 

塾を運営していても、こういった「都合よく解釈する」子がたまにいます。例えば、定期テストが終わった翌週は課題を進めない子。テストが終わったら1,2週間くらいはどこかの社長のようにバカンスになってしまうんですね。うらやましいです。

 

他には「学校でやってないから」と問題を解こうとしない子。塾で出された課題のなかに、少しでも応用的な問題や先取りの問題があると、「学校でやっていない」を理由に取り組むのを嫌がります。学校の授業を大切にするのは良いことなのですが、こうした学校至上主義者は、学校で「確実にやっただろ」という問題も解けなかったりします。

 

一方で、たまに私が宿題を出し忘れると、「先週宿題が出なかったのでこの部分をやってきました」と、自分で考えて勉強してくる小学生もいます。「都合よく解釈組」の私としては宿題を出し忘れたら何もして来ないのもやむなしと思っているのですが、こういう子の行動を見ると感動で震えます。本当に自分に都合がいいのはどっちなのか、分かっているんですね。