足をのばして

普段歩き慣れている場所の外にも出てみよう。

足りていないのはなんだ


勉強量は足りているのに成績が上がらない時に、一見逆に見える2つの理由がある。

 

ひとつは「基礎が疎かになっている」。学校では難しい教材を扱っているのに、基礎の学習が不十分で積み上げができていないなど。進学に力を入れている高校に通う高校生によく見られる。そういう学校は「基礎は自分でやってください」というスタンスのこともあるがそこが賄えていない。

 

もうひとつは「基礎しかやっていない」だ。学校で配布された教材の勉強は十分に行えているが、そこで止まってしまっていて応用問題に対応できないパターン。定期テストや模試で初見の問題が出されると手が出ないという場合はこちらが原因だ。

 

基礎と応用、一見反対に見える理由だけれど、どちらも「枠の中に納まった勉強になっている」と言える。学校の内容だけで完結させようとしているとそれ以外ができなくなる。特に高校生の学習内容の場合は幅が広いので、授業だけで完結できていないこともあると思う。だからもしも自分の勉強が頭打ちになっていると感じたら、枠をはみ出して、その外側の世界を覗こうとするといいかも知れない。