WBC

スポーツニュースから。

含蓄のある


WBCで日本が優勝した。私は野球のことは全くの門外漢だが、スポーツファンにとってはとても大きな出来事だ。勇気づけられた人も多いだろう。

 

野球と言えばこんな言葉を思い出す。

 

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

 

元プロ野球監督の野村克也さんの言葉だ。詳しくは知らないが、この言葉だけは妙に耳に残っている。(ちょっと語呂が悪いからかな)

 

この言葉には唸らさせられる。勝負を挑むときは、最大限の努力をした上で、あとはなるようにしかならないと腹をくくる。勝ったとしても、時にその理由が分からない、つまりラッキーな勝ちの場合がある。しかし負ける時には必ず原因があるのでそれと向き合うべきだ、と言うことか。物事は「失敗を反省する」ところから始まるという謙虚さが示されている気がする。

 

勉強でも逃げずに向き合っている子ほど成長する。失敗を反省し、次に生かせる子は同じ間違いを繰り返さない。反対に、点数が悪い原因を自分の外に責任転嫁する子は実りが少ない。自分を棚に上げた傲慢さは成長を阻害する。失敗と向き合うのは苦しいことだけれど、謙虚な姿勢は持ち続けたいものだ。

 

もうひとつ、この人の言葉で好きなものがある。

 

「もうダメではなく、まだダメなのだ」

 

謙虚であり、また未来に希望を感じさせる言葉だ。今はダメでも、続ければこれから良くなっていく。