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できることを増やすには。
リミッターをはずす
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学力が大きく伸びる瞬間がある。それは、今までかけていた自分の制限を大きく振り切るような勉強をした時だ。
一番分かりやすいのが時間だろう。今まで、やって2時間くらいだった子が、ある日それを大きく超え、5時間ぶっ続けで勉強したとする。すると「5時間の感覚」が体感できたので、2時間だと物足りなくなってくる。次から2時間半が普通になったりして学習時間がだんだん増えてくる。
内容で言うと、例えば古文の読解問題をやったときに、その本文を、訳が取れている文も含めて全て精読してみる。ノートを作り、古語辞典片手に単語の意味だけでなく、品詞分類し活用の種類や接続、辞典に載っている「コラム」まで熟読しまとめる(ベネッセの古語辞典は、高校生の学習に役立つ情報が満載だ)。すると次から古文の読解問題を「ただ解く」ことが物足りなくなってくる。「この文は…」と、文法レベルでの読み方をしたくなっていき、精緻な目が古文読解に向けれられるようになっていく。
いずれも自分が今まで「このくらいでいっか」と無意識に制限をかけていたことを超えた瞬間だ。その時、自分の設定していた天井の向こうにも世界があることを知る。より高く飛ぶことができるようになる。限界突破だ。