全てつながっている。
抽象化を覚えよう
勉強が得意になるには、「抽象化」する視点が必要だ。
例えば
「1+3」
と
「5+2」
が同じ問題に見えているか。もちろん数字の上では違うのだけれど、数を足すという意味では同じである、と。この「どちらも同じじゃん」という見方が抽象化だ。
国語の文章題などでも、1つ1つの文章はもちろん違うのだけれど、
「主人公は悩んでいたことがあるキッカケで解消したのね」とか、
「日本と西洋の文化の違いは言語による思考の違いなのね」とか、
「要するにこうなのね」と括れることで問題が理解しやすくなる。その文章を書いた作者には「一緒にするな!」と怒られそうだけど、そうして「同じ」であることが分かると今度はそれぞれの「違い」もよりくっきりと見えてくる。ものを見る解像度が上がるのだ。
そうしてどんどん抽象化していくことで、足し算と引き算が同じものに見えるようになる。さらに計算と関数が同じものに、数学と国語が同じものに見えてくる。すると科目を横断して考えることが可能になり、やがて勉強と遊びが同じものに見えるようになる。どんなことからでも学べるようになる。全てがつながっていることが実感できる。
つまり、我々オジサンの言う
「若い人の顔がみんな同じに見える」
というやつも抽象化を押し進めた結果なのだ、だぶん。