道化の誓い

営業に関することで思い出したコト。

 

もくせい塾を立ち上げた当初、このウェブページを作って少しした頃に電話で営業を受けた。

 

「私○○と言う雑誌社の者です。是非貴塾の特集を組ませてください」

 

え、特集?ウチの塾が!?

 

よく考えたらそんなことあるはずないのに、「特集を組む」なんて言われてちょっと舞い上がってしまった。もしかして有名人になっちゃう?やっぱり分かる人には分かるんだなぁ。私の頭の中に、スガシカオの「progress」が流れる。

 

「『プロフェッショナル』とは、妥協しないこと、ですかね...」

 

もう脳内ではインタビューに答えちゃってる。もう一度言うが当時はもくせい塾を立ち上げたばっかり。まだ生徒も3人。今思えば「そんなお前が何を語るって言うんじゃばか」だ。恥ずかしい。爆発しろ自分。

 

それで知り合いの人にこのことを相談したら、

 

「あー、『インタビュー商法』ね」

 

と、あっさり私の妄想は打ち砕かれた。インタビュー商法って言って、ちゃんと雑誌は作るんだって。それでインタビューは載るんだけど、記事を載せるのに逆にお金を取られるんだってさ。冷静になってみれば、その雑誌の名前聞いても本屋にあるの見たことなかったよ、ハハ。

 

そんなわけで純情を踏みにじられた私は、営業に対しての身持ちは固くなったと思う。