たまに、間違えることを恐れている子がいる。丸付けでバツが付くと落ち込んでしまったり怒りだしてしまったり。分からない問題は手をつけなかったり。そういう子に言いたい。「間違えることはいいことなんだよ」って。
成功も失敗も、蓄積すれば糧になる。経験が多いほどそれを活かせ場面が多くなっていくはずだ。
勉強でも、問題を解いて正解できるのが大切だけれど、不正解だったとしても何が間違いの原因だったかを探ればそれは次に生きてくる。失敗の記憶が次の成功につながる。だから間違いを記憶に留めない勉強は効果が出ないし、そもそも量が少ないと蓄積すらしない。
だからたくさん間違ったほうがいい。たくさん間違えて、たくさん直していけば学力も伸びる。分からない問題にぶつかることは失敗できるチャンスなのだ。蓄積の差は後々必ず出てくる。見逃し三振は何も残らないのでやってはいけない。