テストが近づいてきた

近隣の中学校の期末テストまで残り3週間を切った。
学総があったりしてまだなかなか勉強に腰を据えられてない子もいるが、早くから勉強をスタートできるように頑張ってみてほしい。

定期テストの準備と言ったらまずはテスト範囲のワークをできるようにすることからだろう。しかし早くから準備をスタートしようとすると、まだ授業が終わっていないということになる。ここで範囲が終わるまで授業の進度を待ってしまう子は成績が伸びない。"テスト範囲が発表されてから"、"授業がちゃんと教わってから"と理由をつけてスタートを先延ばしにしてしまうと、その分勉強に充てる日数がどんどん減っていく。それは勉強したくない気持ちがそのように"外的要因"のせいにして勉強をしない選択をしているのだ。

成績の良い子は"見切り発車"をする。とりあえず終わったところまで、と、できるところまですぐに問題に手をつけてしまう。まだできないところはできるようになってからやればいいやと"見切り発車"をすることで、勉強の量を稼ぐから成績も上がる。そもそも日常学習をしていればそれは全て"途中の段階"の勉強をしていることになる。定期テストの範囲だって入試から言えば途中までの範囲だし、中学生の学習内容を全て修めたとしてもそれはまだ学習として"途中"のはずだ。

今すぐテスト範囲のワークに手をつけよ、習ってない範囲なんて放っておけばいい。できる子は自分が足りていないことを知っている。テスト前、どんな子でも準備としては中途半端だ。ただその濃淡があるだけ。自分に問うてみてほしい。またテスト直前2日前くらいになって、やっと授業が終わったからとワークをスタートさせるつもりかと。その薄墨で書いた文字のような学習時間でテストに臨むことこそが、不完全な準備だと認識せよ。