リアクションは大切

生徒に説明をしていて、生徒がハッとした表情になる時がある。説明の内容がストンと腑に落ちた時だ。まるで霧でモヤモヤとしていた視界が急に晴れたような表情をする。そして"先生スゲー!"と言いたげに目を合わせてくる。よしよし愛いやつじゃ、もっと敬ってくれてもいいんじゃぞ。

「3日前の夕食に食べたもの」よりも「今までで1番美味しかったもの」の方が簡単に思い出せるのは、感情を伴った物事は記憶に残りやすいからだ。毎日食事の支度をされているお母さんとしては"おとといのご飯にも感動しなさいよ!"と言いたいところだけれど、人間の脳はそんな構造になってしまっている。だから勉強も感動しながら行った方が効果が高く、そのために授業や説明の仕方を工夫するのが塾講師の努力すべき部分なのだろう。

また、リアクションの良い子の方が成績が伸びる。こららの「〜だよね」という投げかけにうなづいたり返事をしたりする子の方が成長が早い。だから講義中にたくさん質問を投げかけ、生徒がスマホの画面を見ているような状態にならないように気をつけている。授業は生徒が主役、だから授業中に色々なリアクションや表情を見せてほしい。そしてあわよくば私のギャグがつまらなくても微笑みだけでも返してほしい。