どうだった?

期末テストも終わり、卒業式も終わり、3月の北辰テストも終わりもう学期末だ。そろそろ通知表も出てくる。

テスト後やその結果が返却されたとき、私は生徒に「どうだった?」という質問を投げかける。結果が良くても悪くても、私の中ではその子の持ってきてくれた答案などは分析する。だから具体的なアドバイスはできるのがあえて「どうだった?」と漠然とした聞き方をする。

こうすると生徒が、「嬉しかった」や「悔しかった」など、感情を伴った返答をしてくれることが多い。「あと2点で90点だったので悔しいです」とか「前回よりも17位上がったので嬉しいけどもっと行けたと思う」とか。

自分の成績に対して"感情"を持つことはとても重要だと思う。私は高校生の時に、成績が最下位層にまで落ち込んだ。その時のことを思い出すと、全く"感情が湧かない"状態に陥っていた。テストで30点くらいしか取れなくてもどこか他人事、通知表もまるで誰かのものを見ているような感覚だった。このように自分の評価に自分の実感が伴っていないと、どこまでも転落していってしまう。そこから這い上がるのにえらく苦労した。

だから自分の教え子たちには感情を持って自分の成績を受け止めてもらいたいと思い「どうだった?」と聞く。それは結果が出てすぐに具体的なアドバイスをすることなどよりずっと効果的な学習指導になる。一緒に喜び、悔しさには共感する。やり方なんて二の次でいい、生徒が自分の努力に対して心が死なないように。