通知表の「2」は警告である

弊塾を訪ねてきた中学生の面談をすると、通知表に「2」がある生徒がたまにいる。

通知表は1から5までの5段階、なので3を真ん中として「2」は「4」と同じ割合いるのではないかというとそういうわけでもなさそうだ。あくまで塾を運営していての肌感覚なのだが。定期テストが平均点よりも多少悪くても普通に授業を受けている子の通知表は大体「3」になる。通知表で「2」がつくというのは、定期テストでよっぽど悪い点数を取ったか、授業態度や提出物等の平常点が悪いかしないとつかないイメージだ。(「1」は授業に参加していない等の特別なことがない限りついているのを見たことがない)

学校の先生方も「2」の評価は付けづらいのではないかと思っている。なぜなら、高校受験で募集要項に「通知表で2が無いこと」を推薦基準にしている私立高校が結構あるからだ。埼玉県の受験では、推薦を取らないと私立高校に入るのは相当難しい。つまり生徒に「2」を付けてしまうとその子の進路を狭めることになる。もちろん学業の評価が情に絆されてはいけないのだが、事情を知っている先生としてはやりずらいだろう。

しかしそれでも学期末の評価で「2」が付けられている場合、これは教科担任からの「警告」と受け取るべきだ。受験で資料として使われるのは学年末の評価。1学期末の評価で「2」がついた場合、もし2学期も「2」になってしまうと学年末で「2」を確実に脱するためには3学期で「4」以上の成績が必要になる。本当に学力的な面でついてしまったのならば仕方がないが、提出物忘れや授業態度が悪い等の"直せる"面でついてしまった評価ならば、「もう後がありませんよ」という先生からのメッセージを真摯に受け止めてすぐにでも変わっていかねばこの先の人生はおろか高校受験で早々に自分が苦しむ。明記されてなくても埼玉県内の私立高校で「2があってもOK」なところってあんまりないよ。