夏休みの学習計画

越谷市ではここ数日、雨が降らなくなったと思ったら、猛烈な暑さの日が続いています。突然の気候の変化には、なかなか慣れません。これで体調を崩してしまうこともありますので、みなさん十分にお気を付けください。

 

さて、体が暑さに慣れるまで時間がかかるのと同様、頭が学習した効果を発揮できるまでには時間がかかるものです。一般的には効果は3ヵ月程経ってから出ると言われますね。ですからこの夏休みから勉強を始めると、その効果は秋ごろに出るということです。勉強には時間がかかるもの、「レンジでチン」といった具合にはいかないものですね。そこを辛抱して続けられるかが大きな分かれ道です。私は、やることをコロコロと変えている生徒で成績が大きく伸びた子を見たことがありません。

 

そこで夏休みの学習計画についてですが、まずは「これ」という一つだけに絞って勉強することをお勧めします。苦手な単元があればそこを徹底的に潰す。科目ごとに使う問題集も1冊を完璧に仕上げる。全体を万遍なく漫然と復習するよりも効果的です。「全体的に苦手なんだ」という生徒であっても、まずは「できる」分野を作ってしまい、そこを柱にして他の分野の肉付けをしていくほうがいいと思います。なんとなくの総復習だと、3ヵ月後の秋まで知識を保っておくことはできません。それならば脳の深い記憶の階層まで染み込ませる学習をしておくほうが有意義です。

 

明確なねらいを持った学習で、この夏を上手に過ごして下さいね。