継続性の話

勉強で大切なのは「継続性」ということを書いた。

日頃生徒を指導していて、先週教えたことを確認した時に少しでも残っている子はきちんと伸びていくが、すっかり忘れ去ってしまった子は成長が遅い。本来ならば一度習ったことは自分で復習して身につけておくべきなのだが、それができる子は多くない。だから忘れちゃってるなとなった場合は一緒に復習することから入るが、やはり人より時間がかかる。

勉強は質か量かという話、だいたいの問題が量で解決すると思っているが、量をこなしても効果があがらない場合はやり方が悪い、復習不足だ。忘れてしまう前に復習し定着することができているか。継続的に勉強するとは、継続的に復習をするということだ。それができれば学力は伸びていく。授業の日しか勉強しない生徒など話にならない。

2学期スタート

2学期がスタートした。私の頃は2学期は9月から始まるものだったので、8月に学校に行かなくてはならない生徒の気持ちはお察しする。夏休みもきもち短くなった。ただ昔は土曜日も半ドンっていって午前中は学校があったのでどっちもどっちかな。

勉強で最も重要なのは「継続性」だと思う。続けること、それだけが自身の能力を向上させる。10時間勉強したあと2日サボってしまうより、1日3時間、3日間勉強したほうが総時間は少なくても効果は絶対に高い。生徒たちを見ていて、成績が伸びてきている生徒は絶対に継続ができている。反対に気持ちのムラがあって先週はやる気のあることを言っていたのに今週サッパリなんて生徒は伸びていない。

やる気に頼っていてはいけない。当たり前になるまで続けることが学力を伸ばす本当の勉強だ。

夏期講習23日目

受験対策夏期講習の全日程が終了した。よくやった、偉いぞ自分。

正直言うとやり残しもあるしまだまだ教え足りないことも多い。だが充足感は過去イチに感じている。今年は自分の体調不良也寝坊などのトラブルもなく、睡眠不足は続いたが夏期講習後にある夜の通常授業の方でもガス欠を起こすこともなく最後まで完走できた感じがある。また、受験生たちの状況を踏まえて今年は説明の量が多かったのでそれも充足感につながっているのかも知れない。

だが、何より生徒たちが最後までポジティブに取り組んでくれたのが大きい。1ヶ月間毎日のようにサボらず、ダラけず、腐らずに勉強に取り組むのはなかなか大変だったと思うがよく頑張ってくてくれた。そのことに感謝したい。

日頃から思っているのは「"楽しい"は一生懸命の先にある」ということ。しっかり頑張ってくれた彼らに勉強の楽しさが少しでも伝わっていれば嬉しい。少なくとも私自身はとても楽しかった。

来週から学校が始まり日曜には北辰テストもある。最後に少しだけ話をしたが、この1ヶ月で蒔いた種をしっかり育てていってほしいと思う。

夏期講習22日目

夏期講習も残すところ明日のみとなった。
「先は長い」と思っていた序盤とは異なり、毎年この時期は「もう終わりか…」となる。まだまだ教えたいことは山のようにあるし、気持ちの上では夏期講習をもう1周したいくらいだ。体はもたなそうだけど。

生徒たちの変化としては、お盆休み明けからの小テストの合格率が上がったことと、課題をこなすスピードが上がったことが挙げられる。この学習量、スピードに慣れてきたという感じがする。まだ効果測定をしていないので分からないけれど、秋以降に向けて良い種を蒔くことができたのではないだろうか、これを続けていけば必ず結果にも変化が出てくると思う。

一方でスタート地点の問題でもあるのだがまだまだ入試レベルには太刀打ちできない範囲分野は残された。これは今後の課題だ。チェックできた課題の分野は通常授業に戻ってもチャンスがあるたびにケアしていきたい。受験生生活は短くて長い。ここからは毎日を濃くしていけるように頑張ってもらいたいと思う。まずは明日の夏期講習最終日を無事終わらせたい。

夏期講習21日目

本日も一通り授業が終わり、生徒たちは各自出された課題を行う時間に入る。
ふぅ〜やれやれとイスに座ると、その横をせかせか受験生たちが歩く。私がコーヒーを淹れている間に課題への取り組みはすでにスタートしていて、生徒たちは丸付け用の解答を取りに行っているのだ。解答のある場所までは3メートルほど。しかし彼らはその距離を"急いで"、なんなら少し小走りで往復する。この傾向が出てきたのは最近だが良いことだと思う。

なぜなら受験生たちは、全速力でやらないと終わらない量の課題だと言うことを知っているからだ。今日の終了時刻までに急いで問題を解き、急いで丸つけを行わなくては今日の課題は終わらない。
受験は期限付きのレースだ。誰にでも等しく"その日"はやってくる。それまでに合格者のラインの中に入っていなくてはならない。のんびりしてなどいられない。受験はよくマラソンに例えられるしペースを保って勉強し続けるのは大切だが、出せるところでは全力疾走したっていいのだ。その積み重ねが少しずつ力になっていく。

気持ちは行動に出る。小走りで解答を取りに行く生徒からは漲る何かが見て取れる。

夏期講習20日目

夏期講習もいよいよ終盤、2周目に入った科目もある。
勉強は教わるだけでは上達しない。覚えたり解いたり、自分で手や頭を使う時間が必要だ。だから2周目は演習中心に行っている。解いて確認し、できていなければ解説をし直す。

確認していくと夏休み前と比べて明らかに向上したなという部分もあるが、正直全く伸びていない部分もある。特に苦手範囲に関しては、満遍な範囲を復習するタイプの夏期講習では克服も難しい。その範囲のみに絞った対策などを施す必要も出てくる。

だが苦手範囲を作ってしまうのは本人の意識の部分でもあるので、他に得意な科目や範囲ができることで取り組み方が変わり、苦手範囲とも向き合えたりする場合もよくある。なので夏期講習ではそれまでに経験したことのない学習量を経験し、できるところ増やしてもらうことに主眼を置いた。努力は人を裏切らない。ここで得られた自信は後々力に変わる。

夏期講習19日目

今日のテスト道場、全員が全テストで合格することができた。

ただしギリギリだった。正直言うと不合格にしてもおかしくないものもオマケしゃっちゃった感は否めない。漢字の採点で、"はね"がないのを正直迷った。なので合格発表の後生徒にはこう話した。

生徒の成績が上がる前の兆候として、「名前をきちんと書くようになる」というものがある。普段書いている学習記録シートなどの筆圧がしっかりとし、ちゃんとフルネームで書くようになると、その後学力が伸びる傾向にある。自分の学習に対して自覚的になり、記録を自分のために残そうとするようになるからかも知れない。だから"とめ""はね"もしっかり意識すべきだ。自分の字には心が表れる。

これを話した後、学習記録シートの字がしっかりしてきている生徒が
「前に学習記録シートは先生への"報告書"だって言ってたから楷書で書いてる」と言っていた。

ほほう、ちゃんと相手のことを思いやれる心を持っているじゃないか。
でも今日の漢字、"はね"が無いのオマケで丸にしてあげたの、君の答案だよ。

夏期講習18日目

夏季休業が明け、教室も再開した。

成績は"自分で暗記ができるか"によるところが結局大きいのではないかと感じる。それを行う意思、きちんと覚えるまで続ける忍耐力、責任感。それを自分でコントロールするためのメタ認知力。そう言ったものを土台として学力は形成される。つまり覚えるべきことをきちんと覚えられれば成績は上がる。

ということでお盆休みに出した課題は、本日行う小テストの暗記作業だけ。手を動かす作業は"やった感"が簡単に出せてしまうので余計だ。やったかやらなかったか、それは結果でのみ判定される言い訳の効かない課題だと思う。ウチの生徒はそういう意味で厳しさに晒される。

まだまだ殻を破るところまでは至ってないけれど、それでもきちんと準備し、合格しようと気概を見せた生徒たちには拍手を送りたい。

夏期講習17日目

中3の夏期講習17日目が終了した。これでお盆休み前全ての日程が終了し、休みが明けたら残すところ1週間となる。

ここまで生徒たちは諦めず、腐らずによく食らいついてきてくれていると思う。それまでの学力や成績を見る限り、失礼だがここまで根性があるとは思わなかった。授業中もみんなで笑ったり、発言や質問も多い。

そんな雰囲気だから、そろそろいいかな、と思って自分の受験体験を話した。
私は受験でピンチを経験した。結果は合格だったが、試験の途中に"頭が真っ白"になったのだ。それまで割と安定して結果を残せるタイプだったのだが、初めてと言っていいくらい動揺したのが入試本番だった。そのときの恐怖体験と、それでも問題を解き続けられたことを話した。生徒たちにもそんなピンチが来るかもしれない。そうなった場合の心構えと今からできる対策について伝えた。

しかし本当に伝えたかったのは、自分が大きな恩を受けてここまで来たということだ。今の自分があるのは恩師がそんな力を授けれくれたおかげで、そして今自分はそれを自分の生徒たちに渡しているに過ぎない。

次の世代に伝えることの重みを感じながら、後半戦も頑張りたい。

夏期講習15日目

1、2年生の総復習も終わりが見えてきた。なので夏期講習の終盤はもう1周するつもりで進めていく。

ここまでいわゆる「勉強テクニック」もいろいろと指導してきた。英語の受験頻出構文や数学の解法、現代文・古文の読み方や社会の勉強の仕方、理科の勘所などなど。「受験テクニック」というと、「選択肢で迷ったら"2"を選べ」みたいな胡散臭いものをイメージしてしまうが、私が指導するのはあくまでも勉強におけるテクニック、"自分のやっていることが力になる"という確信が持てるための指導だ。読むこと、覚えること、そして書くこと。これにより具体的な方向性を示すだけだ。

だから私の言うことは「手っ取り早く受験に合格させてよ」という心持ちの人には全く刺さらない。当たり前のことを言うだけだから。しかし勉強と真摯に向き合おうとする人にはきっと何か役立てることがあるはずだ。

夏期講習14日目

本日は生徒の気合いが再び感じられた良い日だった。

昨日の小テストで漢字テストの合格者がおらず、毎日出される課題の多さを言い訳に生徒が勉強に手を抜き始めているのでは…と感じていた。例年よりも合格率が極端に低い、このままでは望む結果を得られない。

なのでやむをえず、少しだけルールを追加することにした。"ダメだったら再テストだよ"と。初めからこうする方法もあるのだろうが、強制されてしかできない子は強制力がなくなると自分で立てなくなる。だからこれは今回だけの措置だ。

そうしたら全員合格することができた。「よかった」という思いと「やっぱり手を抜いていたか…」という少し複雑な心境ではある。
しかし生徒たちもその結果に気を良くしたのか、その後"受けるのは自由"としている追加小テストをどんどん受けにきてくれた。そんなわかりやすい素直さは微笑ましい。私は生徒の"最大限"を引き出すためにはなんだってやる。

夏期講習13日目

夏期講習も折り返し、内容も中2の範囲で徐々に難しいところに入ってきた。

勉強は積み上げが肝心だ。以前の学習内容がしっかり固まっていないとその上に積み上げようとしてもグラグラとしてしまう。成績が伸び悩む場合はその範囲よりも前につまづきポイントがある。ここまでの夏期講習は基礎の基礎をもう一度やり直してきた。今までよりは積み上げの厚みを増やすことができてきていると感じる。

しかしその一方で、小テストの結果が思わしくない生徒も出てきた。合格ラインから程遠い成績というのは勉強をしていないと言わざるを得ない。なので今日は「明日は全員合格だからね」と伝えた。覚えなくては積み上げも何もない。その作業をサボっていては勝負の場に出ていけない。

受験までにじっくり腰を落ち着けて勉強できるチャンスはこれが最後だ。ここで変わらなくてはおそらく受験までに変われることはない。不退転の心で臨んでもらいたい。

夏期講習12日目

夏期講習も後半戦に突入した。
今のところ授業の進度は順調、このまま行けば予定している範囲を1周終わらせてもう一度生徒たちの苦手範囲を復習することができそうだ。今年の受験生たちは学習の反復回数が足りていない。

例えば授業内で行う暗唱文テスト。授業の途中で突然私が「ここ1分で覚えて」と言ってすタートするが、スタートしてから10秒くらい暗記作業が始まらない子がいる。授業中完全に油断してしまっているのか、次の動きの準備ができていない。
トップ層の子達は「これ暗記テストかな?」と感じたらすでに唱え始める準備をしている。なんなら始まる前から唱えている。「やって」と指示されるのを待っていては行けない、授業は受けてしまってはダメだ。自分の頭に楽をさせてはいけない。