思考力・記述力を身に付けさせる

昨日、教材会社の人と話す機会がありました。中学校は来年から教科書が改訂していくので、それに向けた新しいテキスト作りなど、興味深い話を聞かせてもらえました(^^♪


その教材会社さんの扱っているテキストで、理社の記述問題集があります。これから公立高校入試でも思考力や記述力を必要とする問題が増えていくので、こういった問題集の導入も考えていこうと思っています。



[本物の思考力・記述力を身に付ける]

でも私は、本物の思考力・記述力は、記述問題をただこなすだけでは身につかないと思っています。記述問題を解いて丸付けし、解説を読んで覚えるようなやり方をしていては、用語の暗記と同じになってしまいます。


ですから、その前に生徒たちには是非、「語れる人」になってもらいたいと思っています。例えば歴史の学習でも、何か事件が一つ起こる前にはその原因があるはずです。その因果関係をつかみ、結果どうなっていったかまでをまず「語れる」ようになること。そしてそこから私たちが何を学び、これからの世界にどのように役立てていけるかを考える力が、今後求められる能力だと思います。入試でもそれらを踏まえた問題が出題されるようになっていくはずです。


そのためにまず第一弾として、写真のカードを用意してみました(^^)/ 入試に対応するために、用語の暗記や、年号の並び替え問題にも使えるようにしました。でも、これだけだと今までの学習と同じなので、少し違う使い方をしています。生徒にこのカードを見せ、その出来事について「語らせ」ています。因果関係や出来事同士を結び付けていく作業をさせ、記述問題にも対応できるようにしています。ちょっとしたゲーム感覚でできるのでおススメです。楽しく強くなれるように、あの手この手で勉強をすすめていきます。