富士中のテストまであと5日!

今日は自習の生徒を含め、たくさんの生徒が塾に来ました。

 

この時期は、ワークが一通り終わってその周回に入っている状態が望ましいです。分からないところも一通り解決した状態で、1度解いた問題を速く正確に解けるようにしていく作業が点数を伸ばします。

 

ですから教科書を見ながらワークを埋めていたり、間違えた問題を赤で書き直したりする作業は全くの無駄だと思っています。教科書を見ながら解答を埋めるのは、勉強のスピードも遅くなりますし、それで知識の定着がなされるかというとかなり怪しいです。答えを埋めたことで満足してしまうからです。それならば、先に答えをワークに写して暗記チェックテストを何度も繰り返したほうがテストでは点に結びつきます。教科書は、用語を覚えてから読むほうが理解が深まりますし、教科書は頭に入れることを意識して読んだら、一旦閉じてから問題演習をしたほうが記憶に残ります。

 

また、間違えた問題を赤で書き写すのも無駄です。赤で書き写すのは、「後で見返して勉強する」場合において有効なのであって、この切迫した時期では「後で見返して勉強」することにまで手が回りません。ですから、間違えた問題は一旦解説を読んでから、「その場で」解き直すべきです。復習は記憶が残っているうちにやるほうが効果が高いです。

 

ノートの清書など、なんとなく丁寧に見える勉強は、見た目が綺麗なだけで実が伴わないことが多いです。「テストで点を取るには」ということを考えると、それよりももっとやるべきことが他に見えてくるはずです。富士中の期末テストまであと5日。この時期にまだワーク1周目をやっている生徒は正直言って遅すぎます。それは、始めるのが遅かったか、やり方に無駄が多いかのどちらかです。もくせい塾の3年生はだいたいワーク1周目は終わっていますが、完璧に身に付いている状態に持っていけるかどうかは、ここからの勉強にかかっています。応援しています、頑張れ。