夏期講習で叱ったこと

中3受験生の夏期講習中に叱ったこと、注意したことがいくつかあります。

 

●「準備・取り掛かりが遅いこと」

夏期講習序盤のことです。問題を解く段階になってから筆記用具を筆箱から出したり、ひどい時には授業が始まってからテキストを本棚に取りに行ったりする子がいました。今の子は本当にマイペースですね(^^; 学校の授業でも同じような感じなのでしょうか。

でも、学力の高い子は「よーい、ドン」という号令とともに作業を全力疾走でスタートできます。次に何を行うか、その心と体の準備がしっかりできていること。また、いつどんな指示が出ても対応できるように少しの緊張・集中状態を保っていること。これらが備わっていなくては学力向上は望めません。それを伝えてからは、すぐに改善できました。

(私)「はい!赤ペン出して!」→(生徒たち:赤ペンをすぐに手に取って上に掲げる)というやり取りが今回の夏期講習では何度も見られるようになりました。

 

●「暗記テストで一発満点が取れないこと」

中盤くらいでの話です。生徒たちが毎日の課題に追われ、英単語・漢字・社会用語のテスト勉強がおろそかになってきました。「一応勉強したし満点じゃなくてもいいよね」というような空気を感じ始めました。もちろん個々の能力もあるのですが、事前に出題内容が分かっているものは、完璧にできないのはいただけません。この妥協が負けグセにつながると思ったので一喝。この後は、満点続出する子と、そうでない子に分かれました。そうでない子に関しては、今後も注意して見ていくつもりです。

 

●「駐輪場にゴミを捨てていった子がいる」

これには唖然としました。犯人を特定し叱りつけました。「前に通っていた塾ではこういうことやっても許されたのか」と。勉強以前の問題です。学力が伸びても、人格が幼いままでは社会では通用しないということを学ばなくてはなりません。その後、その生徒は十分に理解したようで、他の生徒に対する気遣いや、授業態度等にも改善が見られます。

 

●「その日の勉強はその日のうちに」「体調管理」

これはなかなか難しかったです。一日で終わる量の課題を設定していたつもりですが、終わらない子も結構いました。それゆえ暗記ものの勉強は帰ってからになる場合も多かったようです。睡眠時間を削るようなことにはならないように注意していたのですが、少し甘かった気もします。ここは私の反省点も多分にあります。

 

 

 

以上が夏期講習中に主に注意したことです。しかし生徒たちは全員前向きに最後まで取り組んでくれたので、今年の夏期講習はとてもやりやすかったです。あとはこれが結果に結びついてくれればというところですね(^^♪