第一回中3北辰テスト

中3第1回北辰テストの結果が返送されました(^^)/

 

前回中2受験スタート号の時よりも全体的には偏差値は上昇傾向です。もちろん前回は初めての模試で、なかなか力が出し切れなかったという子もいるとは思いますが、みんな頑張っている成果が出たのではないでしょうか。

 

それにしても、生徒の学力を見ていて国語力の弱さが一番の悩みどころです。

 

国語力が弱いということは、読解力が無く文章がきちんと読めない。漢字を知らないので読んでも何が書かれているのかが分からないということです。小さいときから文章に触れてきていないと、ボキャブラリーも乏しく、例えば歴史を学んでいても、「徳川慶喜」が読めなかったり、「ヒトラー」という人物を知らなかったりします。前もって知っているか初めて聞くことになるかで、定着のしやすさも大きく変わります。

 

このように、国語力が弱いということは勉強全てにおいて障壁になります。普段から読書をするように伝えてきたつもりですが、言われるだけで本を読むようになる子ってなかなかいませんね…(^_^;) 

 

そうなると、いずれこの国語力のビハインドを抱えたまま受験に突入することになります。そしてその場合、英数国は長期計画/理社は短期集中の、いわゆる「受験セオリー」のようなものも通用しません。読解力の無い子は、最後に追い上げたり直前に伸びたりする幅だって限定的です。

 

受験学年でない生徒には、是非今から読書をしてもらいたいと思っています。そして受験学年の生徒に関しては、国語力が無いことを何か他の能力でカバーしなくてはなりません。1つは、勉強における「型」の徹底。もう1つは暗記量とその出力の速さだと思っていますが、これの他にも、何かできないかを見つけなくてはと、今回の北辰の結果を見て改めて思いました。