自習室開放日ラスト!

今日は中間テスト前最後の自習室開放日です。すでに2時間ほど経ちましたが、来ている生徒たちは微動だにせず黙々と勉強しています。神々しいくらいの集中空間ですね(^^)/ テストに向けて頑張っていきましょう!

 

人の集中力は最大で90分ほど持続すると言われています。嫌なこと、大変だと思うことをする場合はもう少し短いらしく、一般的に勉強ならば30~60分くらいの持続時間でしょうか。

 

集中の度合は、作業を行っていくうちにどんどん高まります。しかしその途中に、集中が途切れてしまうと、またゼロの状態に戻ってしまい、一から集中を高めていく必要があります。そして人の話し声や動くものが近くにあると、意識がそちらに向いてしまい、集中力が途切れてしまいます。

 

つまり、少し極論ですが「勉強は家ではできない」というのが私の考えです。

 

例えばスマホが手元にあって、ラインの通知が1分間に10も20も入ってくる状態というのは、集中力を1分間に10も20もリセットされている状態です。家の中でスマホの電源を切って勉強する生徒はまずいないでしょう。また、たとえ生徒の部屋の中でなくとも、テレビの音が聞こえていればそちらに意識が向いてしまいますし、家族が近くを歩くだけでも集中力は途切れます。人間辛いことをしているときは、好きなものに逃げたくなります。部屋の中で、漫画本の背表紙が全く見えない工夫がなされている人はいるでしょうか。「ちょっと音楽をかけながら」はJ-popではなく、人の声の入っていないクラシックや環境音楽でしょうか。

 

私は、生徒の言う「家でやる」は全く信じません。それは、勉強をしようという生徒の頑張る心を信じないのではなく、家の中が勉強の「できる」環境ではないということです。もし、スマホやパソコン・ゲーム機を全く持っておらず、テレビも音楽再生機器も家になく、部屋は白や青色系(集中力を高める色だそうです)で統一してあって、分からない問題をすぐに調べて解決するだけの蔵書とそれをサポートしてくれるチューター的な人がいる家に暮らしている生徒がいるのであれば、それはすみませんでしたと言います。

 

しかしそうでなければ、私は自分の目の前で勉強している生徒の学習量だけを信じます。せっかく塾に通っているのですから、是非塾を利用して欲しいと思います。そしてこれを見ている塾生保護者の方にお願いしたいのは、「家でやっている」お子様を塾に行かせてあげてくださいということです。なぜなら、塾には上で書いた環境が全てそろっているからです。勉強をすると言っているのなら、もっと良い環境でさせてあげたいですよね。家はくつろぐ場。家の中で数々の誘惑と闘いながら勉強を頑張っているお子様に、是非「勉強なんて、塾でやりなさい。」と言ってあげてください。(それで「え~。」なんて言う答えが返ってきた場合は、すでに誘惑に負けているかも知れません)